Higashi-Ginza
Minnowing Club LKJ

Handmade Minnow

09/ コーティング

Home »  Handmade Minnow »  09/ コーティング

Handmade Minnow

ハンドメイドルアーの作り方


09/ コーティング

この段階で必要な物


♦ 2液混合エポキシ溶剤&専用うすめ液 ♦ 小さいカップ ♦ ナイロン筆 ♦ ラジオペンチ ♦ ちり紙 ♦ 新聞紙 ♦ ドライヤー ♦ 蓋付き空瓶2個 ♦ 彫刻刀(双刃) ♦ 撹拌棒(つま楊枝、コーヒーに付いてくる細いスプーン、etc...)


ハンドメイドルアーの作り方:「ナガシマ」のエポキシ

♦ 088

エポキシでコーティングします。
数社のエポキシを使ってみましたが、今のところ「ナガシマ」のエポキシがお勧めです。
社名は出せませんが、OOOOのエポキシだけはお勧めしません。(シリンジ付きのヤツ)
パッケージの用途欄には「ルアーのコーティング」と書いてありますが、ルアーのコーティングには全く向いていません・・・最悪です。
私は二度と使いませんが、改良されていることを願うばかりです。

ハンドメイドルアーの作り方:エポキシコーティング用のグッズ

♦ 089

エポキシコーティング用のグッズです。
ラジオペンチはエポキシコーティング専用にしても構わないものを使います。
筆は100円均一店等で売っているナイロン筆を使用しています。
尚、豚毛は硬いうえに抜けるので避けた方が良いです。

ハンドメイドルアーの作り方:主剤と硬化剤を「1:1」で混ぜ合わせる

♦ 090

主剤と硬化剤を「1:1」で、なるべく泡立てないように混ぜ合わせます。
付属の計量カップは各剤計量後、必ず綺麗に拭き取ります。
そうしないと、計量カップ内が固まってしまい、以後計量できなくなってしまいます。
また、正確に「1:1」で混ぜ合わせないと、何時まで経っても硬化しません。
まぁ、その辺は説明書きにありますので、そちらを参考にしてください。


ハンドメイドルアーの作り方:丁寧に筆塗り

♦ 091

3~5分間ほど熟成させた後、筆塗りします。
鱗模様一本一本に馴染ませるように、丁寧に塗っていきます。
この時もなるべく気泡ができないように注意しながら塗ります。

ハンドメイドルアーの作り方:ドライヤーで小さな気泡を飛ばす

♦ 092

全体を塗り終えたら、ドライヤーで小さな気泡を飛ばします。
軽く飛ばす程度で構いません。
あまり長い時間、ドライヤーをあてないようにします。

ハンドメイドルアーの作り方:ハンガーで吊るして硬化させる

♦ 093

ハンガーで吊るして、硬化させます。
部屋の温度で硬化時間が変わりますので、予め部屋を暖めておきます。
適度な湿度も必要です。
浴室乾燥機がある場合は、浴室で硬化させます。
部屋の温度にもよりますが、完全硬化するまで24時間以上かかります。
尚、エポキシはセルロースのような強烈な臭いはありません。
また、湿度が高くても白く濁ったりしません。


ハンドメイドルアーの作り方:筆を専用液で洗浄

♦ 094

塗り終わったら、筆を専用液で洗浄します。
硬化が始まってからでは遅いので、直ぐに洗浄します。
また、専用うすめ液は2つの瓶に分けて使用すると綺麗に落とせます。
筆先が硬くなってきたら、新しい筆と交換したほうが良いでしょう。

尚、最近は100円ショップで「5本入り100円」だったりするので、使い捨てにしています。
うすめ液の臭いはキツイので・・・。

ハンドメイドルアーの作り方:余分なエポキシを取り除く

♦ 095

部屋の温度によりますが、約1~2時間位でエポキシが水あめ状になります。
浴室乾燥の場合は30分~40分で水あめ状になります。
エポキシが水あめ状になったら、ワイヤーの切れ端やつま楊枝などで、 テイルアイの部分に溜まった余分なエポキシを取り除きます。
時間をおいて硬化の様子を見ながら、液垂れが無くなるまで小まめに除去していきます。

ハンドメイドルアーの作り方:静かに硬化させる

♦ 096

液垂れが無くなったら、静かに硬化させます。
手で触っても大丈夫な程度まで硬化させるには最低でも24時間はかかりますので、それまでは絶対にルアーに触れないようにします。

完全に硬化したら、再び「♦ 090」~「♦ 095」の行程を行います。
エポキシ硬化後にルアーを触った場合、表面に手の脂などが付着しいている場合がありますので、コーティングの前に必ず石鹸でルアーを洗います。
ルアー表面に脂などが付着していた場合、その部分はエポキシを弾いてしまう為、硬化した時に修復不能な凹凸ができてしまいます。


ハンドメイドルアーの作り方:頭部を下にして硬化

♦ 097

頭を上にした硬化を3回行った後、今度は頭部を下にして硬化させます。
この時も、バリ取り等々・・・全て「♦ 090」~「♦ 095」と同じ要領で行ないます。
ちなみに今回は頭を下にした状態での硬化を3回行っています。

ハンドメイドルアーの作り方:頭を上にして硬化

♦ 098

頭上3回、頭下3回・・・が終わったら、再び頭を上にして硬化させます。
そして完全硬化後、頭上硬化を4回行ないます。
合計すると、今回は塗装前にコーティングを10回行うことになります。
とにかく、硬化中はルアーをいじらず、静かに硬化させるのが一番です。
過去に、眺めている最中に落としてしまいTHE END・・・という経験がありますので。(笑)

ハンドメイドルアーの作り方:各アイのバリ取り

♦ 099

エポキシが完全硬化したら、彫刻刀(双刃)で各アイのバリ取りをします。
アイを傷つけないよう、注意が必要です。
塗装前の最終コーティングのあとは、各アイのバリを完全に除去します。
尚、塗装の行程に入る時は、最終コーティングしてから最低でも3日は空けています。