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Handmade Minnow

01/ 輪郭形成-1

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ハンドメイドルアーの作り方


01/ 輪郭形成-1

この段階で必要な物


♦ バルサ材 ♦ 糸のこ ♦ パラフィン紙 ♦ 鉛筆・色鉛筆 ♦ 定規 ♦ 瞬間接着剤 ♦ ナイフ ♦ 紙ヤスリ(150番前後) ♦ 大型ゴミ袋


ハンドメイドルアーの作り方:ミノーのサイズを決める

♦ 001

先ずは作りたいミノーのサイズを決めます。
今回は16cmのミノーを作ろうと思うので、「8mm×30mm×900mm」のバルサ材(150円)を使用します。
当然ですが、作ろうと思っているミノーのサイズよりも全てにおいて余裕のあるものを購入します。
節みたいなものや、硬い筋の入っているもの、表面がザラザラのものは避けます。
個人的には、品質が安定してる「木村バルサ」のバルサ材がお薦めです。

ハンドメイドルアーの作り方:糸のこで切断

♦ 002

糸のこで、ミノーのサイズより少々長めに切断します。
カッターよりも糸のこで切った方が、綺麗かつ楽に切ることができます。
実際には、この切断面部分は使用しませんが。

ハンドメイドルアーの作り方:輪郭を描く

♦ 003

バルサ上に自分がイメージしているミノーの輪郭を描きます。
マジック等で描くと、滲んだり染み込んだりしますので、鉛筆や赤鉛筆などで描きます。

片側に輪郭を描いたらパラフィン紙などで写し取ると、反対側の輪郭を描くときに楽です。
また、同じものを複数作るときにも使えますので、このパラフィン紙は保存しておきます。


ハンドメイドルアーの作り方:貼り合わせる面に着色

♦ 004

貼り合わせる面に着色します。
貼り合わせた時にセンター位置が分からなくなってしまうのを防ぐために、貼り合わせる面に薄く色をつけます。
何となく分かる程度で良いので、あまり濃くしすぎないようにします。

ハンドメイドルアーの作り方:バルサを貼り合わせる

♦ 005

バルサを瞬間接着剤で貼り合わせます。
仮止めなので、頭・腹・尾の3点に、なるべく少なめに瞬間接着剤をつけます。
つけすぎると、後で剥がす時に剥がれなかったり、割れたりしますのでご注意を。
また、あまり端につけると後で外れなくなります。

ちなみに、今回は16cmのミノーなので3点につけていますが、9cmくらいのミノーの場合は2点で十分です。
この後の作業中にずれなければOKです。

ハンドメイドルアーの作り方:同じものを同時進行で作る

♦ 006

この段階まで出来上がったら、同じものをもう1~2個作ります。
以降、同じものを同時進行で作っていきます。
2、3本同時に作っておくと、色塗り等のときに試し塗りができるので便利です。


ハンドメイドルアーの作り方:ナイフで切り出す

♦ 007

貼り合わせが完了したら、ナイフで書き込んだ輪郭よりも大きめに切り出していきます。
ナイフは必ず、研いでおきます。
切れないナイフで作業するのは精神衛生上、良くありません。

一気に切り出そうとせずに、少しづつ、薄く切り出していきます。
バルサ材は紙やすりで簡単に整えられますので、「ナイフで形をつくる」というよりは、紙やすりメインで考えた方が良いと思います。

ハンドメイドルアーの作り方:ラフな輪郭を作る

♦ 008

大体、このくらいラフな感じで輪郭を切り出します。
くどいようですが、削りすぎには十分注意しましょう。
一度削り落としてしまった部分は、もう元には戻りません。
もし削りすぎてしまったら・・・また最初からやり直しです。

ハンドメイドルアーの作り方:両サイドを削る

♦ 009

大まかな輪郭ができたら、今度は両サイドを削っていきます。
背側から見て、細長い楕円形になる感じに削っていきます。
「♦ 004」で色付けしたセンター位置の目印を目安にしながら、左右対称になるように、焦らずに薄く、少しづつ削っていきます。
但し、後でエラを立体にしますので、頭の部分はあまり削りすぎないようにします。


ハンドメイドルアーの作り方:紙ヤスリで表面を整える

♦ 010

150番前後の紙ヤスリで表面を整えます。
まだ、細かく整える必要はありません。
表面の凹凸がなくなる程度に整えるだけで構いません。

ハンドメイドルアーの作り方:背中と腹の部分の角を取る

♦ 011

紙ヤスリで大まかに整えたら、ナイフで背中と腹の部分の角を取ります。
色々な角度から見て、バランスを取りながら削っていきます。
まだ、仮の段階なので、あまり削りすぎないようにします。
あくまでも、バランス調整の段階です。

ハンドメイドルアーの作り方:紙ヤスリで形を整える

♦ 012

再び、150番前後の紙ヤスリで形を整えます。
先程よりは少しだけ丁寧に、全体の輪郭を出していきます。
但し、背の丸み等は後で調整するので、大まかで結構です。
この作業も、まだ仮の段階です。


ハンドメイドルアーの作り方:大まかな輪郭が完成

♦ 013

これで大まかな輪郭が完成です。
この時点では、この程度で構いません。
尚、この後にコーティングを重ねていくと厚味が増していくので、自分がイメージしている最終形よりも薄めに作っておきます。
極端に言うと、最終形はこの時点の大きさよりも一回り以上大きくなります。
ちなみに今回は浮力を増すために、かなり厚めに作っています。