Home » Fishing Report » 2022 / 北海道遠征 » 2022.06.15
◆2020.06.15(水)04:00~07:00 釣行12日目
★大潮(満01:00、干08:40、満17:00)
午前2時過ぎに目が覚める。
今日と明日は、天候と風向きと潮の状況から、勝手に期待しているXデー。
さて、実際はどうなるのかな?
午前3時半に宿を出る。
既に東の空は綺麗に色づいていた。
今日も太陽の下でキャストが出来そうな感じだ。
車で走りながら西の空を見ると・・・
そこには綺麗なお月様。
昨夜は満月で、ストロベリームーンだったらしい。
ポイントの駐車場に到着すると、東の空は見事な色に染まっていた。
気温は6℃、風は無風。
風が吹いていないので、寒さは全く感じない。
期待を胸に、準備開始。
ウェーダーを履きながら、ふと後ろを見ると・・・
この辺りを縄張りにしているキタキツネが、マーキングしながら歩いていた。
そんな野生動物の姿を見ながら、タックルの準備を進めていく。
午前4時、日の出を拝みながらキャスト開始。
いつものように、移動しながら探っていく。
7時くらいまでには何かしらの収穫を得たいところ。
北側に移動しながらキャストしていく。
5時過ぎになると気温も9℃近くになり、結構暑くなってきた。
昨日、イトウがヒットしたのは沖目ではなく手前のブレイクだったので、そこをメインに小細工していく。
おっ!
突然、横から物凄いスピードでイトウが突っ込んできて・・・
そのまま私の14SSに喰いついた!
アワせた瞬間、思いっきり連続ジャンプして、沖目に突っ込んでいく。
サイズは80半ばくらいだと思うが、やたら元気が良い。
おいおい、お前はイルカか?
と、思わず言ってしまうくらい見事なジャンプ。
そして、強烈な首振り。
あ"っ!
一瞬にして、今までの重みがなくなってしまった...。
天から地への絶望感。
終わった...。
現在の状況でワンチャンスを逃したら、次は無いだろう。
思わず天を見上げ、誰も見ていないのにバツが悪そうな照れ笑いを浮かべるワタクシ。
こんな時は、ささやかな後悔でもしておきましょう。
その後は・・・
予想通り、ノーピク・ノーバイト。
たまに打ち上げられたベイトを確認することができるが、ミノーには何も反応がない。
そして、時間だけが過ぎていく。
6時を過ぎると、気温は11℃まで上昇。
予報では西風が強めに吹くということだったが、風はほとんど吹いていない。
青空の下、右斜め45度にキャストしながら探っていく。
ゴゴっ!!!
突然、ブレイクよりも沖目で、根掛かりのような衝撃。
ここには根は無いので、思いっきりアワセると、心地良い重量感が伝わってきた。
一気にアドレナリン大放出。
これは絶対にバラせない。
ドボドボドボっ!!!
見事な魚体を見せつけながら、強烈なエラ洗いの連続。
その度に、こっちはヒヤヒヤ。
でも、楽しい!
エラ洗いと強烈な首振りに耐えつつ、慎重に寄せてくる。
目の前を悠然と泳ぐイトウ。
堪らん。
暫く散歩をさせながら、ランディング場所まで誘導していく。
6時10分、95cmのイトウを無事にランディング。
目標には5cm足りないが、それでも十分嬉しい1本。
先程のバラシで終わらなくて良かった...。
ホッと一息。
フィッシンググローブからゴム手袋2号に交換し、ラパラのリリースマットに入れて水に漬けておく。
手早く写真を撮った後、蘇生開始。
今日は陽が出ているので、時間を掛けて念入りに蘇生していく。
少しすると、魚が沖へ泳ぎだそうと強くウネリ始めたので、タイミングを見計らって手を放す。
イトウは悠々と泳いで、水の中に消えていった。
昨日購入した「ゴム手袋2号」を、今日いきなり使うことになるなんて、こんな有難いことはない。
で、実際に使ってみた感じでは・・・合格。
ゴム手袋1号のように滑らないので、蘇生もかなり楽に行えた。
これは使えそう。
暫く休憩。
ライジャケやウェア等々を日干ししながら、丸太の上に寝転んで背筋を伸ばす。
青空の下の丸太ベッドは最高に気持ちが良い。
油断すると、転げ落ちるけど。
時計を見ると、6時45分。
今日はもう大満足なので、このまま納竿しようと思ったが・・・
キリの良い7時まで、駐車場所方向に戻りながらキャストしていくことに。
グングングン!
ブレイク絡みで小細工をしていると、小さめの魚がヒット。
難なく上がってきたのは、アマゴのようなアメマス。
尺越えか?(笑)
リリースしてから移動していると7時になったので、そのまま納竿。
車に戻ってタックル一式を片付けた後、再びウェアやウェーダーを干しながら、暫く休憩。
まだ7時半前。
しかも、かなり良い天気。
昨日、宗谷岬が濃霧だった為に諦めた「撮影ドライブ」の再チャレンジでもしてみようかな?
宗谷岬に到着すると、昨日とは違って快晴、青空、観光日和。
カメラとマイクをセットして、ドライブ開始。
平日だけど、車はほとんど走っていないので、快適なドライブ。
見事な青空の下、真直ぐな一本道のエサヌカ線は気分爽快、最高の一言。
何度走っても、飽きることが無い。
遠くにはエゾシカの群れ。
その後、再び国道238号線に合流して北見神威岬公園に到着。
ここからの景色も素晴らしい。
暫くの間、何も考えずにボケーっと海を眺める。
その後も色々なところをドライブして、12時過ぎに宿に戻る。
風呂に入り、明日の準備を済ませた後、17時から小黒さんと楽しい晩餐。
その時に、今朝やっていた「小細工」の話を小黒さんにすると、「HATTORIさん、実はそれが小黒式メソッド2なんですよ」とのこと。
やはり皆、同じようなことを考えるんですね。
部屋に戻り、明日の天気予報をチェックすると・・・
昨日までの予報とは違い「雨、東寄り強風」とのこと。
これでは、イトウ狙いは厳しいかな?
リーダーとフック交換を済ませ、21時に就寝。
さてさて、釣行日程も残すところあと4日。
願わくば、そのどこかで5cmの壁を埋めたいところ。
まあ「釣魚の5cm」は、物凄く大きいけれど。
今回撮った動画はこちら。
ただ、ひたすら走ってるだけの動画です。
それ以外、何もアリマセン。
◆2022.06.16(木)04:30~09:50 釣行13日目
★中潮(満02:00、干09:30、満17:50)
相変わらず、目覚まし無しでも午前3時前には目が覚めてしまう今日この頃。
遮光カーテンを開けて外の様子を見ると・・・
あれ?・・・太陽、出そうじゃん。
窓を開けると、風も殆ど吹いていない。
相変わらず、このエリアの天気予報は外れることが多いなぁ...。
まあ、地形的に予測しづらいエリアなんでしょう。
支度をして、午前4時に宿を出る。
ポイントの駐車場所に到着すると、雲は多いが太陽が出そうな雰囲気。
準備をして、午前4時半からキャスト開始。
気温は10℃と暖かく、風も殆ど吹いていない。
水面は穏やかで、浮遊ゴミも殆ど無い。
いつも通り、移動しながら広範囲に探っていく。
昨日の感じからすると、状況は良い方向に向かっているはず...と、都合良く解釈。
しかし、現実はそう甘くはない。
キャストしても、ミノーは何事もなく「無事生還」を繰り返す。
そして、いつものように時間だけが過ぎていく。
今日で釣行13日目になるが、周りでイトウを釣ったところを一度も見ていない。
会う人会う人、口を揃えて言うのは「昨年は凄かった」というセリフ。
そして、その次に続くのは「今年は全くダメ」というお馴染みの言葉。
まあ、この状況じゃ仕方ないかも。
反応の無い時間が過ぎていく。
予報とは裏腹に、太陽が照りつけ、気温はグングンと上昇している。
今日はイトウ狙いを半分諦めていたので、嬉しいほうに予報が外れてくれた。
キャストできるだけでもラッキー。
グン。
あれ?
ゴミが引っ掛かったかな?
ブルブルブル・・・
あ、動いた。
もしかして、これは・・・
沼様?
予想通り、上がってきたのは42cmのヌマガレイ(沼鰈)。
鎧のようなゴツい顔、古代魚のような風貌、なかなか格好良い魚である。
でも、こんな良いサイズのヌマガレイがいるのか...と、正直驚いてしまった。
座布団サイズも居たりして。
リリースした後、暫く休憩。
丸太ベッドで横になる。
ポカポカ陽気なので、爆睡しそう。
1時間ほど休憩したあと、キャスト再開。
時刻は9時半。
水が動いていないので、駐車場所に戻りながらキャスト&石探し。
ググンっ!
ブルブルブル!
ブレイクラインで沼様がヒット。
先程よりは元気が良い。
それでも、簡単に寄ってくる。
上がってきたのは30cm前後のヌマガレイ。
ヌマガレイというと、このくらいの大きさが標準サイズな気がする。
沼様をリリースして、そのまま納竿・撤収。
駐車場所に戻ると、ヒデさんとたくわん君が井戸端していたので、そのまま井戸端合流。
たくわん君はYoutubeをやりつつ、日本全国を車中泊しながら釣り行脚しているらしい。
で、そのまま3時間ほど井戸端モード。
14時前に宿に戻る。
木曜日は大浴場が宿泊者専用の日なので、誰も居ない湯舟でのんびり長風呂。
その後、部屋に戻って食事前のルーティーンをこなし、テレビを観ながら暫く休憩。
17時からは、小黒さん、そして先程到着したばかりのYukoさんと楽しい晩餐。
19時に部屋に戻り、食後のルーティーンをこなし、21時に就寝。
さて、残すところあと3日。
その内、最終釣行日は荷物の整理と片付けがあるので午前中のみの釣行。
といっても、最近はずっと午前中のみしか釣行していないけれど。
天気予報を見る限り、明日は雨だけど西風が強めに吹くらしい。
気温もそれほど低くはないらしい。
今回の遠征で西風が強めに吹くのは初めてなので、その変化に少々期待。
◆2022.06.17(金)04:00~09:30 釣行14日目
★中潮(満03:00、干10:30、満18:30)
いつも通り、午前3時前に目が覚める。
遮光カーテンを開けると、目の前には明るい空が広がっていた。
しっかし、このエリアの天気予報は本当に良く外れるなぁ...。
当たる確率はどのくらいなんだろう?
支度をしてポイントに向かう。
午前4時前には太陽が顔を出し始めた。
気温は8℃。
風がほとんど吹いていないので、かなり暖かく感じる。
午前4時からキャスト開始。
水は澄み気味で、雰囲気的には良い感じである。
それでも全く反応が無いのが、今年の状況だけど。
いつものように、移動しながら広範囲に探っていく。
今日は先行者が多いので、叩ける範囲が限られてくる。
今シーズンのイトウに関しては、かなり厳しい状況だけど、結構満足している。
勿論、目標サイズは釣りたいけれど、それは今年じゃなくても良い。
今年はアメマスの目標サイズをクリアしたし、全体的にもかなり楽しめた。
残すところ、今日を入れてあと3日。
まあ、のんびり気楽に釣りを楽しめればOKでしょう。
相変わらず、何の反応も無い時間が過ぎていく。
周りでも魚を上げている気配は無く、徐々に釣り人は減っていく。
移動しながら探っていくが、今日はベイトの姿も見かけず、ヌマガレイの反応も無い。
沼様にも見放されたか...。
午前8時になると、気温は14℃を超えていた。
かなり暑いので、アウターを脱いで休憩。
時折、石探しをしつつ、のんびりとした時間の流れを堪能する。
もう周りには誰も居ない。
青い空に白い雲。
先週までの寒中修行を思えば、天国のようなもの。
今日はもう良いかな。
午前9時半、納竿・撤収。
駐車場所に戻るとヒデさんが休憩していたので、そのまま井戸端モード。
暫くすると、たくわん君もやってきたので、3人で井戸端モード。
釣りの話や昆虫の話で盛り上がっていると、Yukoさんがやってきたので、そのまま4人で井戸端モード。
実際にキャストしている時も楽しいけれど、共通の趣味を持った人達との井戸端はそれ以上に楽しかったりする。
宿に戻り、17時から小黒さん、Yukoさん、ヒデさんと楽しい晩餐。
ヒデさんは、明朝ここを出発して東北へ。
さてさて、残すところあと2日。
まあ、のんびりいきましょう。
◆2022.06.18(土)04:30~07:30、08:40~09:30 釣行15日目
★中潮(満04:10、干11:20、満19:00)
午前3時前に目が覚める。
取り敢えず、バナナと野菜ジュースで腹を満たしつつ、天気予報をチェック。
今回の遠征で釣りが出来るのも、あと2日。
何だか、あっという間。
午前4時に宿を出る。
東の空は部分的には明るいが、分厚い雲に覆われているので、今日はずっと曇りかな?
気温は既に14℃もあり、かなり暖かい。
風もほとんど吹いていないので、インナーを減らして薄着モード。
午前4時半からキャスト開始。
昨日の夕方に打ち上げられた大量のベイトが帯状に広がっている。
今日は土曜日だけど、先行者は1名のみ。
「今年は厳しい」「昨年のようには釣れない」というような情報がSNS等で拡がっているのかな?
グングン。
ブル、ブルブルブル・・・
北へ移動しながら様子を見ていると、ブレイク奥で「沼様」がヒット。
難なく寄せてくると、沼様は足元でフックを外し、自ら水の中へと戻っていった。
曇り空の下、広範囲に探っていく。
雰囲気は良いが、反応は無い。
途中で先行者の方と話をしてみたが、やはり全く反応が無いとのこと。
実際のところ、今日も気分的にはかなりユル~くキャストしている。
この地でキャストしていることが楽しい。
今はそれで十分。
グンっ!
嬉しい衝撃。
多分、アメマスだろう。
でも、この一瞬ドキっとする感覚は堪らない。
上がってきたのは、40cm台のアメマス。
まあ、相手をしてくれるだけでもアリガタイ。
午前7時半になったところで、このイトウポイントを後にする。
天候次第では今日が最後になるかもしれないので、ポイントにお礼をしてから次のポイントへ。
一旦ホテルに戻った後、8時半過ぎからアメマスポイントに入ってみる。
此処は72cmのアメマスをはじめ、数々の良い魚を手にすることが出来たポイント。
このポイントは今日が最後になるので、30分ほどキャストすることに。
キャスト開始から10分ほどで、50cmのアメマスをランディング。
相変わらず此処は魚影が濃い。
リリースした後、ポイントにお礼をして、そのまま車に戻る。
そして、次のアメマスポイントに移動。
こちらのポイントも、今年はかなり楽しませてもらった。
特に風や時化に強いところなので、大荒れの6月前半は本当に助けられたポイント。
今日は水の状態が微妙だったので、キャストはせずにお礼だけして車に戻る。
午前9時半、本日の釣りは終了。
30分ほど休憩してから、稚内へ向かう。
先ずは中村釣り具に寄り、そのあとマックでアイスコーヒーを買い、最初の目的地であるラーメン屋「青い鳥」へ。
ここは昨日ヒデさんから教えてもらった「塩ラーメンが美味しい」というお店。
ところが・・・
月曜日まで臨時休業...。
まあ、こればっかりは仕方ない。
楽しみは来年にとっておこう。
日本最北端の道の駅である「道の駅わっかない」に立ち寄った後、稚内港北防波堤ドームに行ってみる。
防波堤をこういうドーム状にした発想はとても面白い。
また、古代ローマの建築物のような太い円柱も興味深い。
勿論、この防波堤の左側は海。
お次は、ノシャップ岬。
空全体が雲に覆われていたので、利尻富士も礼文島も薄っすらとしか見えなかった。
残念。
そして、そのすぐ隣にある「ノシャップ寒流水族館」へ。
小ぢんまりとした水族館で、一般的な水族館と比べると展示されている種類は少なめ。
でも・・・
1階にある回遊水槽を泳ぐ大型のイトウには釘付け。
コイツはデカイ、コイツは大したことないなぁ・・・
などと、他に誰も居ないフロアで言いたい放題。
併設されている稚内市青少年科学館、南極越冬隊資料展示コーナーを見学した後、水族館を出て近くの土産屋へ。
お土産を買って車に戻ると、ノシャップ寒流水族館の中に見慣れた人物が・・・
あれ?
たくわん君?
昨日、一昨日と、オホーツク海側の釣り場で井戸端していた「たくわん君」と稚内の端で遭遇。
いやはや、凄い偶然。
で、フェンス越しに暫しの井戸端。
話を聞くと、ラーメンを食べようと「青い鳥」に行ってみたが臨時休業だったので、イトウを見るために此処に来た、とのこと。
どうやら、30分遅れくらいで同じルートを辿っていたらしい。
「また、日本のどこかで会いましょう!」
と、お互いに挨拶をして、たくわん君と別れる。
その後、再び60kmほど走ってオホーツク海側の宿へと戻る。
そして、17時から小黒さんと楽しい晩餐。
19時前に部屋に戻り、明日の準備を済ませて、21時に就寝。
いよいよ明日は釣行最終日。
まあ、気楽にいきましょう。
◆2022.06.19(日)05:30~10:00 釣行16日目(最終日)
★中潮(満05:00、干12:10、満19:20)
北海道遠征の最終釣行日。
いつも通り、午前3時前に目を覚ます。
遮光カーテンを開けると、外は既に明るくなっていた。
最後の最後まで、天気予報は外れたようだ。
午前5時過ぎに宿を出て、イトウポイントへ向かう。
気温は既に15℃もあり、風も無いので結構暑い。
普段よりもインナーを2枚減らしてポイントへ。
気分的に今回の遠征はもう十分満足しているので、のんびりキャストを楽しんでいく。
勿論、魚の反応があれば、それはそれで楽しさ倍増になるけれど、それが期待できないのが今年の状況。
8時頃になると、風が西寄りに変わってきた。
そして風が段々と強くなり、風速6~7mくらいになる。
今回の遠征で、まともに西風が吹くのは初めてである。
状況を変える風になってくれるのかな?
勿論、風が吹き始めたからといって、直ぐに水の状態が変わるわけではない。
しかし、こういう何かの変わり目に「一時的に魚の活性が上がる」ことは今までに何度も経験している。
グンっ!
待望のアタリ。
すかさずアワセると、小気味良い振動が伝わってくる。
活性が上がって喰いついてきたのは・・・
ぬ・ま・さ・ま。
最終日に見送りに来てくれたのは、30cm弱の沼様だけ。
貴殿だけは期待を裏切らない。
ありがとう、沼様。
さようなら、沼様。
重いライジャケを下して、休憩がてら石探しを開始。
30分ほどウロついたあと、再びキャストしながら駐車場所へと向かっていく。
そして、今シーズンもお世話になったこのポイントにお礼をして、午前10時に納竿。
駐車場所に向かって歩いていくと、丁度反対側からYukoさんが帰ってきたので、お互いの状況を話しながら車へ。
やはり南側も同じように厳しい状況だったらしい。
その後、Yukoさんはアメマスポイントへ。
私はウェーダーとウェアを干しながら休憩モード。
小黒さんの車が停まっているので、どうやら小黒さんは南の奥へ入っている様子。
暫く休憩していると、たくわん君の車がやってきた。
次のエリアへ移動中に私の車が見えたので、挨拶しに寄ってくれたらしい。
そして「これから知床方面に行ってみます。」と言って、走り去っていった。
今日は天気が良いので、ウェーダーも直ぐに乾いてしまう。
そして乾いたウェーダーとタックル一式を車に積み込み、今回の釣行は全て終了。
午前11時前に宿に戻り、ホタテカレーで腹ごしらえ。
部屋に戻ってタックルを全て洗い、大浴場でゆっくり疲れを癒す。
その後は、ひたすら荷物をまとめて、今のうちから車に積み込んでおく。
そして17時からは、小黒さんと最北エリアでの最後の楽しい晩餐。
相変わらず、楽しい話で盛り上がる。
小黒さん、16日間にわたる楽しい時間をありがとうございました。
19時頃に部屋に戻り、強烈な睡魔と闘いながらも「武尊 vs 天心」の試合をiPadで観戦。
試合を見届けた後は、あっという間に爆睡モード。
さてさて、これで北海道遠征2022も、明朝からの帰路を残すのみ。
今シーズンは、当たり年だった昨年に比べると、かなり厳しい状況だったようだけれど、それでも良型イトウの顔を拝むことができ、70UPのアメマスも釣ることができたので、個人的には大満足の遠征となった。
そして何よりも、釣り場や宿などでいろいろな方々とお会いしたり再会したりして、釣りの話やそれ以外の話で盛り上がり、時には一緒に釣りをすることが出来たことが、今回の遠征を本当に豊かで楽しいものにしてくれたと思う。
小黒さん、ヒデさん、安沢さん、檜木さん、柿崎君、ハルキ君、Taroちゃん、たくわん君、Yukoさん、釣り場でお会いした皆さま、そして地元ならではの情報を共有してくれる佐川さん、本当に楽しい時間をありがとうございました。
また日本のどこかでお会いするのを楽しみにしています。
◆2022.06.20(月)07:30 苫小牧港へ
予想通り、目覚まし無しでも3時前に目が覚めてしまった。
二度寝しようと頑張ってみたが、目はパッチリ、頭はスッキリ。
という訳で、7時までテレビを観ながら時間を潰す。
ニュースを観ていると、全国各地の天気予報が始まった。
東京は・・・30℃?
マジか。
現在、ここの気温は10℃。
20℃の気温差に、身体が適応できるかな?
まあ、フェリーで一泊するから大丈夫か?
午前7時過ぎにチェックアウトを済ませ、17日間お世話になった宿に別れを告げる。
そして午前7時半、苫小牧フェリーターミナルに向けて約400kmのドライブ開始。
途中、国道238号線から脇道に逸れて、猿払村道エサヌカ線を走っていく。
毎度ながら、本当に気持ちの良い道である。
エサヌカ線をのんびり走っていると、エゾシカの群れがお見送り。
その先の通称キツネ道路では、今回もキタキツネ達がお見送り。
Thanks!
途中、3か所の道の駅に立ち寄りつつ、苫小牧を目指す。
休憩しながら走り続けること6時間、ようやく苫小牧市内に到着。
時刻は13時半。
流石に腹が減ったので、ヒデさんお勧めの味の大王でカレーラーメンを注文。
食休み後、まだ時間があったので「道の駅ウトナイ湖」へ行って時間調整。
14時半すぎになったところで、苫小牧フェリーターミナル近くにある「ENEOS 苫小牧埠頭SS(栗林石油)」に立ち寄る。
このスタンドは北海道遠征の帰りに毎回立ち寄るところで、東京に帰る前に、軽油満タン、洗車、虫落とし、そして下回り洗浄をしてもらっている。
虫と潮と汚れが落ちて久しぶりに綺麗になった車で、苫小牧フェリーターミナルへ向かう。
検温所で検温したあと、乗船手続きを済ませて、乗船乗用車待機レーンに向かう。
あとは此処で乗船開始案内を待つだけ。
ちなみに帰りのフェリーも、往路と同じ「新さんふらわあ ふらの」。
17時半過ぎから、乗船開始。
帰りの客室も、往路と同じ「シングルプレミアム」で、部屋番号も往路と同じ「7A02」。
18時から6階の船内レストランで夕食タイム。
毎日17時から夕食を食べていたので、18時ともなるとお腹が空いて仕方ない。
帰路の夕食もビュッフェスタイルだったので、野菜ガッツリ、てんこ盛り。
19時前に部屋に戻り、夕陽を見ながら食休み。
帰路も太平洋側の天候は良いようで、海はベタ凪とのこと。
そして21時、いつも通り睡魔に襲われ就寝。
この健康的な早寝早起きの習慣、いつまで続くのかな?
◆2022.06.21(火)東京へ
毎度お馴染み、午前3時に目が覚める。
21時には寝ているんだから、この時間に目が覚めてしまうのも当然といえば当然。
東京にいるときだったら、下手したら寝る時間。
船上でこの時間に起きてもやることがない。
テレビを点けても電波が弱いようで、映像が止まってしまう。
勿論、スマホも繋がらない。
現在、船は岩手沖あたりを航行中。
非日常の世界から、徐々に日常の世界へと戻っていく。
日の出時間が近くなってきたので、甲板に出てみる。
丁度、苫小牧行きの「さんふらわあ」が沖を航行中。
綺麗な朝焼け。
海はベタ凪。
午前4時4分、水平線から太陽が顔を出し始める。
甲板では10人くらいの乗客がスマホで日の出を撮っている。
皆さんも北海道での早起き習慣が抜けないのかな?
それとも、これが普通?
しかし・・・こっちは本当に暖かい。
早朝の甲板上で海風を浴びても全く寒くない。
丁度良い気温で、風がとても心地良い。
午前7時、待ちに待った朝食の時間。
朝食もビュッフェスタイルだったので、こちらも野菜ガッツリ、てんこ盛り。
フェリーに乗っていると結構ヒマなので、「食事」が数少ない大事な楽しみのひとつになってくる。
海はベタ凪なので、船は全く揺れずに航行している。
船長が「ここまで静かな海は滅多にありません。」と船内放送するくらいの穏やかな海。
往路同様、日頃の行いが良いんでしょう。
私じゃなくて、乗船している誰かの。
船は潮流に乗り、最低回転数で驚くほど順調に航行している、とのこと。
そして13時半、予定よりも30分早く大洗港に入港、着岸。
大洗港の気温は28℃。
蒸し暑い...。
下船後は、北関東道~常磐道~首都高と乗り継いで、自宅のある東京へ。
旅行に行った時も、遠征釣行した時も、高層マンションが乱立するこの景色を見ると「帰ってきた」と実感する。
今回は明るい時間だけど、これが夜だとインパクトも倍増。
16時26分、自宅に到着。
これで「北海道遠征釣行2022」は全て終了。
総走行距離、2592.5km。