Home » Fishing Report » 2022 / サーフ釣行 / オオニベ釣行 » 2022.12.16
いよいよ今年から宮崎サーフでのオオニベ探検釣行開始。
サーフからオオニベを釣るのは難易度MAXレベル...。
まあ、最初から難しい釣りになるということが分かっているので、気分的に楽ではあるけれど。
オオニベ初挑戦の今シーズン、果たしてどうなることやら。
願わくば、小ニベ、中二べで良いので、ニベの顔を拝みたいものである。
◆2022.12.16(金)21:00 東京出発
いよいよ宮崎遠征の出発日。
初めての宮崎遠征、果たしてどうなるのかな?
髭を剃って、21時に家を出る。
北海道遠征と同様、これで帰宅するまで髭を剃ることはないでしょう。
いつも通り、車の走行メーターを0にして・・・
ガソリンを満タンにしてから首都高へ。
途中、大黒PAに立ち寄ってトイレ休憩。
金曜日の22時だったけれど、閉鎖されていなかったので入ることができた。
ラッキー。
首都高湾岸線から横横道路に乗り継ぎ、22時半に横須賀港フェリーターミナルに到着。
北海道行きのフェリーに比べると乗船する車はかなり少ない。
勿論、自衛隊御一行様もいない。
乗船手続きを済ませ、アイスコーヒーを飲みながら車で待機。
今回乗船するのは、東京九州フェリー「すいせん」北九州新門司港行き。
23時25分になったところで、車両の乗船開始。
車の台数が少ないので、あっという間に乗船完了。
客室デッキに上がっていくと・・・
なんだか、エライ豪華。
三井商船のサンフラワー号とは、また違った雰囲気。
23時45分、予定通り出港。
これから約22時間かけて約980 kmの船旅。
今回の客室。
軽食で腹を満たした後、サッカーW杯2022 日本-ドイツ戦の再放送を観ながら就寝。
◆2022.12.17(土) 北九州へ
午前7時半に目が覚める。
昨夜は5時頃までかなりの強風で、窓からの隙間風が強烈な音を発していた。
船も結構揺れたが、それよりもこの爆音的な風の音を聞きながら寝るのは、二日間くらいの徹夜でもしない限り無理でしょう。
結局、寝たのは5時半過ぎ。
現在、船は和歌山県沖あたり。
あいにくの曇り空だけど、波は小さく風も収まっている。
8時前に朝食タイム。
船に乗っていると、食事が唯一のイベントになってくる。
注文したのは・・・和風プレートセット、千円也。
まぁ、こんなものでしょう。
8時過ぎに部屋に戻って、ベッドでゴロゴロ。
電波は殆ど入らないので、BS放送を観ながらのんびりモード。
10時にカフェが開いたので、抹茶ソフトとアイスコーヒーを購入。
外は雨。
飲食が唯一のイベント。
12時にレストランが開いたので、昼食に横須賀海軍カレーを注文、千二百円也。
外は大雨。
飲食が唯一のイベント。
食休み後、風呂に入って・・・
再び、BS放送を観ながらのんびりモード。
しかし天候の影響か、BSの受信も危うくなってきている。
外は大雨。
おまけに暴風吹き荒れ、まるで台風状態。
船も結構揺れている。
18時にレストランが再開。
夕食は黒潮松花堂御膳、二千円也。
飲食が唯一のイベント。
そして21時10分、予定より10分遅れて北九州の新門司港に入港・着岸。
九州上陸。
おや?
雪?
幸い、雪はすぐに止んだけど、今冬の初雪が北九州とは...。
取りあえずコンビニで買い出しをしたあと、ホテルAZ北九州新門司港店にチェックイン。
シャワーを浴びて、24時からW杯3位決定戦クロアチア-モロッコ戦を観戦。
さて、明日はいよいよ宮崎へ向けて380 kmのドライブ。
現在、場所によっては「雪予報」が出ているので、少々不安。
スタッドレスタイヤは履いているけれど、貰い事故もあるのでそれが心配。
みぞれ程度なら良いんだけど。
◆2022.12.18(日) 宮崎へ
午前3時半に目が覚める。
サッカーを観ていたので、寝たのは2時過ぎ。
まあ、船中で食って寝て…を繰り返し、しかも殆ど身体を動かしていなかったんだから当然かも。
というより・・・
もしかして、気持ちが昂ってる?
午前6時、待ちに待った朝食の時間。
団体客が来る前に済ませて、部屋に戻る。
窓の外は・・・まだ暗い。
7時前になると、東の空がようやく明るくなってきた。
ちなみに、日の出時間は7時過ぎとのこと。
やはり関東よりは若干遅い。
7時にチェックアウトして、目的地である宮崎県を目指す。
途中、コンビニに寄ってコーヒーを買っていたら、雪が降ってきた。
天気予報通り。
九州自動車道を走っていると、雪が本降りになってきた。
取りあえず、雪のエリアを超えてしまおう・・・
しかし、走っても走っても雪は一向に止む気配がない。
それどころか、牡丹雪になって次々と視界を覆ってくる。
焦点が合わせづらいので、恐ろしく目が疲れる。
こりゃキツイ。
ということで、広川SAに立ち寄って、様子を見つつ暫く休憩。
ここならGSもあるので、最悪の事態になっても大丈夫でしょう。
暫くすると、空が明るくなってきたので、再び移動開始。
道路は既に80 km制限になていて、エリアによっては50 km制限になっている。
まあ、のんびりいきましょう。
九州道を走っていくと、八代~人吉の区間が大雪のため道路閉鎖で通行止めとのこと。
マジか・・・
結局、水俣方面に走ってから高速を降りて、人吉までは下道で山越え。
初の宮崎遠征・・・
釣行だけでも試練なのに、まさか行くまでの道中まで試練になるとは。
えっちらおっちら峠を越えて、人吉から再び九州自動車道に合流。
宮崎県に入っても、牡丹雪はつづく。
えびのSAでも大量の牡丹雪が舞っている。
山之口PAあたりになると空が急に明るくなり、今までとは別世界の風景が広がっていた。
マジか...。
さっきまでの雪景色は何処いった?
まあ、そんなもんでしょう。
箱根と一緒。
結局、北九州の門司から宮崎県の佐土原にあるホテルAZ佐土原店まで、8時間の長旅。
流石に疲れました、ハイ。
チェックインを済ませた後、明日最初に入る予定のポイントの駐車場所を確認しに行ってみる。
特にこのポイントにこだわりがあるわけではなく、Googleマップで見る限り結構な数の車が停められそうだったので、最初のポイントにしてみただけのこと。
しかし、便利な世の中。
東京に居ながらにして、宮崎の道路や駐車場所を探せるなんて。
さて、明日からは情報収集しながらひたすらポイント探索。
まぁ、のんびりいきましょう。
焦ったところで、どうなるわけでも無いし。
24時からサッカーW杯決勝アルゼンチン対フランスの試合を観戦。
眠気も吹っ飛ぶ激しい内容に最後までドキドキもの。
いやー、すごい試合でした。
◆2022.12.19(月)オオニベ釣行初日
★若潮 満03:10 干08:50 満15:00 干21:40 気温:-1~8℃
3時半に寝て、5時半に起床。
三日連荘で2時間睡眠はさすがに眠い。
6時に朝食をとり、7時過ぎに部屋を出る。
今朝も冷え込んでいて、車のフロントウィンドウが凍ていた。
先ずは昨日下見に行った中央北のポイントへ。
準備をして、8時前にポイントに入る。
取り敢えず重めのシンペンでおおよその水深を確認しながらポイントの様子を見ていく。
運動不足の身体に鞭打って広大なサーフを移動しながら探っていくが、まったくベイトの気配がない。
勿論、本命の気配もない。
もっとも、本当に幻のような魚なので、そうそう簡単に反応が得られるとはハナから思っていないけれど。
1時間ほどで移動。
次のポイントは中央南の少し狭いサーフ。
先行者は誰もいなかったが、全く雰囲気が感じられなかったので、準備せずに移動。
次に向かったポイントは、最近ベイトが入っているらしい中央ポイント。
流石に先行者も多数。
砂浜にある無数の足跡が、ここが人気ポイントであることを物語っている。
沖目から手前まで、手を替え品を替え探っていくが、何も反応がない。
たまにグチがスレ掛かっているようなので、ベイトは居るようだ。
グチに付いてオオニベが回ってこないかなぁ・・・
などと思っていると、私のルアーにもグチのスレ。
テンションUPで探っていくが、そんなに甘いものではない。
当然のようにオオニベの反応は無い。
一旦休憩した後、15時半からキャスト再開。
正体不明のベイトっ気は時折あるけれど、本命の気配は全くなし。
まあ、噂通り、予想通り。
そうそう簡単には拝むことができないから、この魚にハマル人も多いのでしょう。
17時前になったところで、オオニベ初釣行の初日は納竿。
夜はヒデさんと楽しい晩餐。
オオニベ探検は明日も続く。
初挑戦の今シーズン、とにかく今は様々な情報を収集する期間。
◆2022.12.20(火)オオニベ釣行2日目
★中潮 満04:20 干09:40 満15:40 干22:20 気温:-1~9℃
朝4時に宿を出る。
気温はマイナス1度で、車のフロントガラスはガチガチに凍っていた。
午前6時に準備を開始して、ポイントに向かう。
暫く歩いていると、東の空は薄っすらと色付いてきた。
夜明けを迎えた海は、いつ見ても素晴らしい。
対照的に海岸線には無数の赤ライト。
私もそのうちの一つ。
明るくなってきたところで、キャスト開始。
先ずは14SSで探ってみる。
全く反応がないので、ジグミノーやシンペン、バイブ等で広範囲に探ってみる。
キャストしていると、背後に人の気配。
振り返ると、今年の6月に北海道で知り合ったタクワン君だった。
深夜に宮崎に到着したらしい。
9時半過ぎになると、ラインにゴツゴツとグチの感触。
やる気モード全開。
現在、グチが当たってくるのは、岸から大体30mくらいのところ。
シンペンやヘビーシンキングミノー等の重いルアーだとじっくりと探れないので、ルアーを14SSに交換。
これならグチの居るエリアをじっくりと探れる・・・気がする。
グチの群れは周期的に回ってくるので、引っ掛けて散らさないよう気を付けながら探っていく。
それでも、たまに引っ掛かってしまうけど。
グチの群れが回ってくると、否が応でも気分が上がる。
ゴツゴツゴツ・・・
ゴツゴツゴツ・・・
このゴツゴツを抜けたあたりが、オオニベの喰いのタイミングになることが多いらしい。
昨日よりもグチの魚影が濃いなぁ・・・
などと思いながら周辺を探っていると、突然の衝撃。
反射的にアワセを入れる。
全く動かないが、昨日から今まで宮崎のサーフで根掛かりをしたことがない。
半信半疑で、そのまま耐えてみる。
やはり、根掛かり。
まさかこのタイミングで宮崎サーフ初の根掛かりするとは・・・
アドレナリン大誤発射。
グチの反応がなくなったので、移動しながら探っていく。
見える範囲ではオオニベ、というよりグチのスレ以外は上がっていないようだ。
取り敢えず、誰かが釣った魚で構わないので「オオニベ」という魚を生で見てみたい。
結局、グチの反応はあるものの、それ以外には何もなく終了。
まあ、まだ二日目。
今は全てが漠然としている状態だけど、試したいことが色々とあるので、あらゆることが楽しくて仕方ない。
気持ちとしては、12月にある程度の方向性を見つけて、1月にそれをメインにしつつ幅広く探っていきたいところ。
夜はヒデさん、モッさん、タクワン君と近くの居酒屋で宴会。
途中から阿萬さんも加わって楽しいひと時。
ただ、終盤から首の持病がヤバくなってきたので、失礼して先に宿に戻る。
季節の変わり目でもないのに何でだろう?
何かが変わるのかな?
オオニベの動きとか。
取りあえず、良いほうに解釈することにしよう。
◆2022.12.21(水) 荒天・休竿日
今日は昼前から雨の予報。
波とウネリも大きくなるらしい。
既に東寄りの風が吹き始めている。
取りあえず、朝だけ釣行しようかと思っていたが・・・
昨夜、年に4、5回程度ある強烈なやつが襲ってきたので、今日は安静にしておくことに。
昼までゴロゴロして、シャワーを浴びてから5階のコインランドリーへ。
しかし、2台とも使用中だったので、車で近くのコインランドリーへ向かう。
乾燥まで約1時間かかるので、マクドナルドで昼食を買って石崎浜へ。
マックのハンバーガーを食べるのは何年ぶりだろう?
少なくとも、5年は食べていないと思う。
北海道遠征の時に、稚内でアイスコーヒーは飲んだけど。
海を眺めながら昼食タイム。
流石に釣り人は少ない。
部屋に戻って、ラインシステムを組みなおし、フック交換をして明日の準備は完了。
18時からはヒデさんと楽しい晩餐。
明日も波とウネリは残っていそうな感じだけど、どうなるのかな?
色々と試してみたいことがあるので、やることは尽きない。
でも、他の魚種と違って、果たしてコレが合っているのか、それとも違っているのか?...
答え合わせが簡単に出来ないのが何とも悩ましいところ。
まあ、気長にオオニベ探検することにしましょう。
◆2022.12.22(木)オオニベ釣行3日目
★大潮 満06:00 干11:20 満17:00 気温:8~12℃
午前3時過ぎに目が覚める。
雨は完全に止んでいて、気温は8度もあって暖かい。
今日も一昨日と同じ中央ポイントに向かう。
昨日の雨がどう影響しているのかな?
うわっ・・・激濁り。
波は若干高いが、問題ない範囲・・・かな?
取りあえず、様子見で探っていく。
しかし、全く反応がない。
グチの反応も全くない。
周りを見ても、オオニベどころかグチすら上がっていない様子。
会う人、会う人、口をそろえて「何も居ないですね。」とのこと。
私も同感。
こういう時はどうなのか?
それを確かめるために、潮止まりまで探ってみる。
結局、この舌平目のスレ掛かりのみ。
常連の方々とお話しても、やはり厳しいとのこと。
取り敢えず、車に戻って暫く休憩。
11時頃から北側のサーフポイントに移動。
こちらはゴロタ系メインの浜なのでそれほど濁ってはいない。
波も安定しているので、先程よりは期待しつつ探っていく。
暫く探っていると、奥にいたエサ釣りの人が小鯵を2匹ほど釣っていた。
現在のベイトは小鯵?
今日はミノー縛りで探ってみようと思っているので、丁度良いかも?
少しずつ移動しながら探っていくと、待望のヒット。
抑え込むようなアタリではないのでオオニベではないのは明らか。
それでも宮崎県初釣行で初めて「ルアーに喰いついた魚」なので、結構嬉しかったりする。
上がてきたのは、50cmくらいのサゴシ。
宮崎県での初フィッシュなり。
しかし、その後が続かない。
そこで車に戻って少々休憩。
大迫さんという地元の年配ルアー釣り師と井戸端しながら日向ぼっこ。
九州で釣った色々な大物写真を見せていただき、刺激とやる気を貰う。
暫く休憩した後、最後の悪あがき開始。
ミノーで移動距離の少ないキビキビアクションで探っていると、そうそうに何かがヒット。
多分、感触からして、先ほどと似たようなサイズのサゴシ。
しかし、姿を見る前にバラシてしまう。
そしてそれが本日最後の反応。
日の入りと潮止まりを迎えたところで、納竿・撤収。
明日は波が高く、風も強い予報なので、午前中だけでもキャストできればラッキーかな?
探検はつづく。
◆2022.12.23(金)オオニベ釣行4日目
★大潮 満06:40 干12:00 満17:40 気温:2~12℃
今日は昨日の午後に釣行した北ポイントに、朝から入ってみる。
予報では午後から荒れ模様とのこと。
薄明るくなったところでポイントに入る。
近くに入っている先行者は餌釣り2名、ルアー釣り2名ほど。
昨日のド干潮の時に探っておいた地形から、特に良さげなエリアが2か所あったので、先ずは最初のポイントに入ってキャスト開始。
朝マズメはミノーでスローにじっくりと様子見。
まだベイトの気配は感じられない。
少しずつ立ち位置を変えながら、そのポイントを探っていく。
時折、沖目で青物が激しく水しぶきを上げている。
かなり沖目なのでとても届く距離ではないが、ベイトを岸寄りに追い込んでくれれば期待できそうだ。
今のところ、中央ポイントよりもこちらの方が生命感が感じられる気がする。
突然・・・
ドスンという衝撃とともに、ドラグが悲鳴を上げる。
マジか、もう来たか!
かなり重量感のある引きに、否が応でも期待は高まる。
ただ私は本命オオニベの引きを知らないので、実際にこれがそうなのか分からない。
張り付くなよ・・・
お願いだから、張り付かないで・・・
海底に張り付いたら「エイ確定」だが、未だ張り付きは無い。
しかし、話に聞いたオオニベ特有の「タタキ」もない。
暫くすると、ヤツがだいぶ近づいてきた。
ラインの角度からすると、そろそろ魚体が見えても良い頃だ。
こりゃ、ヤバイなぁ。
このライン角度で魚体が見えないということは、平べったい系であることが確定...。
せめてヒラメであって欲しい・・・
願い虚しく、目の前に姿を見せたのは・・・ツバクロエイ。
ふう・・・
またもや、アドレナリン大誤発射。
いやはや、良い天気。
気温は最高6度の予報が、実際は12度のポカポカ陽気。
しばらく何もない時間が過ぎていくが、青空の下で気分は良い。
遠くのほうで地元の方々が慌ただしく動いているのが見える。
あの感じは、何か良い魚を掛けたのかな?
遠くてよく見えないが、動きがそんな感じに見える。
20mほどのところでイワシ系のベイトが沸いたので、Beach Walkerをキャスト。
テレテレ引きながらストップ&ゴーをしていると、軽い魚がヒット。
プルプルと揚がってきたのは、手の平サイズのエバ(メッキ)。
エバでも、たまに何かの刺激としては丁度良いかも。
朝方はたくさん居た釣り人も、今はルアー釣りの1名だけしか残ていない。
お腹が空いたので、一旦車に戻って休憩。
唯一キャストしていた地元アングラーの黒木さんと暫く井戸端モード。
ここ最近の状況などを色々と教えていただき、本当にありがとうございました。
海の雰囲気が良くなってきたので、キャスト再開。
ベイトも時折り何かに追われて水面を跳ねている。
良い雰囲気。
少し離れたところで黒木さんがサゴシをランディング。
沖の潮目では、青物らしき水しぶきが上がっている。
雰囲気は最高だけど、それでも簡単に出ないのがオオニベ釣り。
最初から覚悟してきているので、特に焦りも何もないけれど。
14時を過ぎたころ・・・
鉄板バイブのリフト&フォールのフォール中に、突然抑え込むような衝撃が伝わってきた。
なかなか強烈な突っ込み!
これは、もしかして!
でも・・・
重さが足りない。
タタキも無い。
またエイか?
先程と同様、もう魚体がギラついても良いところまで寄せているのに、姿を確認できない。
やはり、エイかな?・・・
せめてヒラメであってくれ!
あっ!ヒラメだ!
波打ち際まで寄せてくると、横にビタビタせずに縦にビタンビタンとうねっている。
サーフの釣りにおいて「横ビタ」と「縦ビタ」の差はかなり大きい。
天と地の差。
とても美味しそうな61cmの寒鮃。
肉厚でなかなかのコンディション。
このお魚は黒木さんにプレゼント。
するとお返しに、此処で実績のあるルアーを頂いてしまい、逆に恐縮。
ありがとうございました。
ヒラメが入っているということは、オオニベが入ってきてもおかしくない。
やる気倍増でキャスト再開。
今度はオオニベのメインベイトのような存在であるグチ。
これが入ってくれば、更に期待は高まってくる。
しかし・・・
それでも出ないのが、このオオニベ釣りの世界。
色々と試してみるが、答え合わせが出来ないので、それが正解かどうかの判断もできない。
結局、その後は何もなく、16時半過ぎに納竿・撤収。
取り敢えず、このポイントの形状、そして根の位置が把握できたのでOKでしょう。
夜は、ヒデさん、モッさんと近くの居酒屋で楽しい晩餐。
さて、明日はどうなるのかな?
今のところ、天気は大丈夫そう。
【前半戦 2022年12月 後編】へ続く