Home » Fishing Report » 2006 / 岩魚釣行 » 2006.06.11
本日はKONNOさんを誘って、大岩魚を求めて探検釣行。
此処に来るのは今回が初めてなので、今回は来シーズンの為のポイント下見&開拓釣行である。
東京を10日の夜に出発し・・・
途中、タヌキやらウサギやらネズミやらが突然飛び出してくる山道を登り・・・
午前3時前に現地に到着。
午前4時前になると、空がうっすらと明るくなり始めてきた。
ボート屋のおばちゃんに指定された場所で待っていたが、約束の4時になっても誰も来ない。
桟橋にも釣り舟らしき船は係留されていない。
遠くに見える桟橋からは、次々とボートが出船していく。
あそこなのか?
取りあえず、その桟橋に車で移動して漁協の人に聞いてみると、どうやらここが出船場所のようである。
しかし、予約したボート屋の人はまだ来ていない。
まぁ、そんなこともあるでしょう。
4時半過ぎに、ようやくボート屋の人が登場。
そして、ボートを選んで遊漁券を購入し、午前5時に出船。
初めての場所、しかも事前に情報が殆ど得られず、右も左も分からない状態。
という訳で、取りあえず本流筋から開拓してみることに。
今回借りたボートは2サイクル15馬力だったが、スピード的には思ったよりも快適であった。
ただ、他のボート屋もそうだが、ここのボートはハンドル操船なので、ミノーイングの場合はキャストしながらボート位置を調整するのは不可能に近い。
ハンドル操船の利点は、湖上に浮いている丸太などを発見しやすいというところだろうか。
朝方の水温は14.5℃で、思ったよりもかなり高い。
水は中禅寺湖や群馬の水上などと比べると若干濁り気味に見えるが、この時期としては普通ではないだろうか。
15分ほど走ったところで、LKJ-130F銀箔をセットしてミノーイング開始。
アクションは、ブラウン狙いアクションではなく、今日は岩魚狙いに絞って、岩魚用アクションで叩いていく。
多分、この岩魚狙いアクションはサクラマスにも通じると思うので、一石二鳥。
しかし、二兎を追う者は・・・
ちなみにこれは、いつものように私が勝手にそう考えているだけである。
また、説明のしようもないので、どういうアクション?...と聞かれても困りますが。
キャストしながらも、水面でライズがないか見渡しながらアクションを入れて探っていく。
しかし、何の反応無し。
「あっ、ワカサギが浮いてる。」
ボートから10m程の湖面に弱って横向きにピラピラ泳いでいるワカサギを発見。
すると、次の瞬間・・・
ジャバッ!!!
おぉぉぉおっ!
突然、下から物凄いスピードで40UPの岩魚が姿を現し・・・
そのワカサギを一瞬で呑み込み、再び水中へと消えていった。
魚、居るじゃん。
本日同船のKONNOさんも此処は初挑戦。
ちなみにKONNOさんは、ここ数年、4月下旬から5月初旬の間、銀山湖にミノーイングオンリーで挑戦している。
しかも車中泊で、3日連続や4日連続は当たり前・・・という、なかなか根性の入った人である。
風はあまり吹いていないので、少しでも湖面が揺らいでいるところを探して叩いていく。
ちなみに表水温は16.5℃まで上昇してしまっている。
暫くすると、ようやく私のLKJ-130Fに40UPの岩魚がチェイス。
しかし、見切られてしまったようで、喰いつかず。
まぁ、反応があっただけでも収穫でしょう。
再び、移動を繰り返す。
すると今度はKONNOさんのORAミノーに40UPの魚がチェイス。
しかし、残念ながら喰いつかず。
午前8時前には完全に風が止んでしまい、湖面はマッタリ鏡状態。
そこで、更に上の方の様子を見に行ってみることに。
しかし、河川監視船に制止されたので、その先には行けず。
そこで、その周辺から様子を見ていくことにする。
ちなみに、ここの水温は11℃。
下と5℃以上も差がある。
まだ湖岸に雪が残っているだけあって、気温も5℃以上も差があり、防寒着でも少し肌寒く感じる。
水は雪しろの影響か、独特の濁りかたをしている。
そして、岸際には小型サイズのワカサギが元気に群れをなして泳いでいた。
風は一向に吹く気配がないので、滝や流れ込みを探っていくことに。
此処には滝や流れ込みが多数あるので、地形や周囲の状態の良いものを選んで様子を見ていく。
しかし・・・アタリも反応も、何も無い。
まぁ、緑に囲まれてのんびりしているだけでも、かなり心地よいのでOKでしょう。
12時前になると、若干だが部分的に風が吹き始めてきた。
そこで、風で水面が揺らいでいるところへ移動。
ところが・・・
ここで、トラブル発生。
移動することも出来ず、ただ湖面をゆっくりと漂うだけ...。
ところどころ湖面が良い感じになっているが、キャストすることも出来ず、指をくわえて通り過ぎるだけ。
15時頃にようやくトラブルが解消し、再び出撃。
約3時間のタイムロスになってしまったが、それが真っ昼間だったということが不幸中の幸いだろう。
これが夕方ではなくて良かった。
しかし、15時半を過ぎた頃から風が止んでしまい、殆どの場所が湖面鏡状態。
今日は来シーズンの為のポイント開拓がメインなので、ポイントをチェックしつつ、水面の揺らいでいる場所を探して迷走を繰り返す。
16時を過ぎると、ところどころに若干の風が吹き始めてきた。
しかし、表水温は19℃まで上昇してしまっている。
この水温では、表層ミノーイングはかなり厳しい。
朝方に私のLKJ-130Fにチェイスのあったポイントが若干揺らいでいたので、その近辺を叩いていく。
するとKONNOさんのORAミノーにチビサクラが一瞬チェイス。
しかし、その後は反応無し。
対岸の湖面が揺らいでいたので、すぐに移動。
すると、私のLKJ-130Fに待望のヒット。
ところが・・・フックアウト。
数少ないチャンスを・・・はぁ~。
暫くその周辺を叩いたあと、今度は朝一に岩魚が補食するところを目撃したポイントへ移動。
風で若干湖面がザワついている。
ここの水温は18.5℃。
ゴンっ!!!!
よっしゃぁぁあああ!!!
ドボドボドボっ!!!
突然、私のLKJ-130Fの後方下から良型の岩魚が猛スピードで姿を現し、横っ腹に喰いついてきた。
これは、なかなかの良型なので、アワセを入れたあとは慎重にやり取り。
ラインを体に巻き付けているので、若干ドラグを緩めにしてから寄せに入る。
そして、17時半・・・無事ランディング。
LKJミノーでの初岩魚は、かなりコンディションの良い52cm。
いやはや、最高である。
今年釣った魚の中でも、喜びはトップクラスである。
暫しの余韻に浸ったあと、少し移動してキャスト再開。
すると、魚っ気のある場所を発見。
しかし、湖面が静か過ぎるので、風が来るのを待つことに。
こんな湖面状態の時にキャストして、魚にミノーを見せてしまうのは逆効果である。
しばらく風を待っていると、上流側から風がコチラへと向かってきた。
そして、風でポイントの湖面がザワついたところでキャスト。
しかし、チェイスはあったものの、フッキングまでには至らず。
残り時間30分を切ったところで、最後のポイントへ移動。
湖面は良い感じでザワついている。
しかし、反応は無い。
船が流されてしまったので、再びキャスト開始場所まで戻って、2ラウンド目を開始。
しかし、またもや反応無し。
残り時間が無くなってしまったので、「ラスト3投して撤収しよう」とKONNOさんに言おうとした時・・・
KONNOさんのLKJ-130F銀箔GOLDに待望のヒット!
私は、いつでもランディング出来るようにネットを持ってスタンバイ。
そして、KONNOさんのやり取りを見守る。
納竿前の最後の最後に無事ランディングした魚は・・・
なかなかコンディションの良い、44cmのサクラマス。
これまた最高である。
サクラマスの自己記録更新、おめでとう!
そして18時50分、そのまま納竿・撤収。
しっかし、今日は最高の一日であった。
事前情報も無いまま開拓を始めた湖で、まさかいきなり50UPの岩魚、そしてサクラマスの姿まで拝めるとは。
来年は是非、シーズン初期から探検してみたいものである。
次回の釣行は今シーズン初めての中禅寺湖「平日釣行」の予定。
釣果云々よりも、大混雑の週末釣行の時では叩きたくても叩けないポイントを思いっきり叩いてみたい。
願わくば...