Home » Fishing Report » 2006 / 中禅寺湖トラウト釣行 » 2006.06.14
今シーズン最後の中禅寺湖ミノーイング釣行は、一年ぶりの平日釣行。
毎回釣り人だらけの週末釣行に少しウンザリしていたので、最後くらいは...ということで平日に釣行することに。
で、本日は中禅寺湖初挑戦のKatsubeさんと同船。
Katsubeさん曰く、「ウグイでもいいから釣りたいなぁ。」とのこと。
午前3時半過ぎ、空が薄明るくなったところで出船。
唯一、湖面が揺らいでいた大尻から叩いていくが、反応無し。
そこで、普段の週末釣行では絶対に叩けない本ツガに移動。
すると、ラッキーなことに、岸には釣り人が誰も居ない。
風は殆ど吹いていなかったが、久しぶりに叩くポイントなので、端から叩いていく。
しかし、結果はニジマス?ホンマス?...の反転のみ。
その後、山側に移動してみたが、やはり陸っぱりの姿は少ない。
しかし、いくら人が少なくても、流石にこの湖面状態では厳しかった。
八丁と松ヶ崎で、チビブラウンがかなり深いところでミノーを見ながらゆっくりとついてきただけで、ミノーの泳ぐ水面近くまでは出てきてくれなかった....というか、出てこさせることが出来なかった。
午前8時を過ぎた頃、ようやく良い感じの風が吹き始めてきた。
そこで勇助周辺に移動して、浅場を叩いていく。
すると、ここでKatsubeさんのアクアバッハにヒット。
上がってきたのは、デブデブのウグイ。
「ウグイでいいから・・・なんて言ってたら、本当にウグイになっちゃいましたよ...(笑)」
11時頃になると、東の空が真っ白になっていき・・・
その白いものが段々押し寄せてきて・・・
結局今日も、白い闇に呑まれてしまった。
暫くの間、回復するのを待っていたが、濃霧が晴れそうにないので、休憩がてら桟橋に一旦避難。
寝不足の身体に食料を補給してから軽く仮眠・・・
その後、ラインチェックとフック交換をして・・・
あとは霧が晴れるのを待つだけ。
しかし、一向に霧が晴れる気配は無い。
14時になったところで、「山側は晴れてるだろう」という予測のもと、後半戦スタート。
濃霧の中、コンパスを見ながら低速で山側を目差す。
予想通り、山側は晴れていた。
松ヶ崎を叩いた後、一気に八丁へ。
八丁は直ぐに霧に呑まれてしまったが、阿世潟は視界良好だったので、阿世潟を叩いていく。
流石に小寺と三角には陸っぱりが入っていたが、それ以外は空いている。
で、ここではチビホンの反転のみ。
16時になったところで勇助を叩き、そのあと大日先端から松ヶ崎方面へと叩いてみる。
風も良い感じで吹き始め、雰囲気は最高である。
しかし、魚は出てこない。
ちなみに表水温は16.5℃。
『この状態で反転すらないのかぁ...』
そのまま大日和田まで叩いていくと、ようやくブラウンがチェイスしてきた。
しかし、やる気無さそうな魚にやる気を出させることが出来ず・・・
結局、途中で反転されてしまった。
松ヶ崎近くまで来たところで、LKJ-130Fにようやくヒット。
かなり良い引きだったので期待したが・・・
ランディングした魚は・・・今年を象徴する魚。
鰭が完璧で、ここまで肥えていれば、あのパワーも頷ける。
今年は虹に始まり、虹で終わるのかな?
いや、最後まで諦めてはいけない。
ということで、八丁に移動し、先端から小寺方面へと叩いていく。
しかし、ここでもチビホンの反転のみ。
本ツガに移動すると、流石に夕マズメだけあって陸っぱりが入っていたので、立木側を叩いていく。
でも、ここではチビホンのバラシのみ。
そして薄暗くなってきたところで、納竿・撤収。
今日は釣果的にはダメだったが、普段のように叩ける場所を探して移動するのではなく、叩きたいところを叩くために移動できたので、気分的にはスッキリしている。
私にとっての釣りの楽しさとは、自然状況を考え、魚の行動を自分なりに勝手に予測し、そして最後は如何に魚を騙して木片に喰いつかせるか...というところにある。
多少の人的プレッシャーは仕方がないが、人的プレッシャーの割合が9割近いここ数年の状況。
勿論、何かの釣り大会のように、そういう中で魚を出す楽しみ方というものもあるが、それは純粋に釣りを楽しむということとは別の次元の話である。
さて、そろそろ何とかしなければ。
楽しいと思える気持ちよりも「ストレス」が上回ってしまう前に。
これで今シーズンの中禅寺湖ミノーイングは終了。
次回は群馬県水上地区の武尊岩魚に挑戦。