Home » Fishing Report » 2003 / 陸っぱりシーバス釣行 » 2003.01.20
以前から、気になっていたことがある。
それは、あるポイントの地形の変化と魚が溜まりやすい潮位の関係。
昨年の秋頃から急激に地形が変わってしまったポイントがある。
それまでは、大潮のある潮位以下になると比較的魚が留まりやすいポイントだったが、昨年秋頃からは全く様子が変わってしまった気がする。
自分の頭の中では「実はこういうことなのかも...」と、考えがまとまってはいたが、実際はどうなんだろう?
まぁ、考えているだけでは何も始まらない。
取りあえず、実際に試してみるしかない。
勿論、過去に違う状況下だけど何度か試したことはある。
という訳で、今日は荒川の某所に釣行。
正直、先週の金曜、土曜と70UPを釣ったエリアも気にはなる。
あそこには現在、確実に魚が入っている。
その魚の狙い方も何となく.....何となく.....何となく。
勿論、そんなものは風向き一つで変わってしまうけど。
しかし今日は、全く反応が無いかもしれないそのポイントに惹かれる。
パズルと釣りは難解な方が楽しい・・・時もある。
19時20分にポイントに到着し、慎重に入水開始。
今日はネオプレのウェーダーではないが、腰まで浸かってもあまり冷たさを感じない。
昨日の雨で水温の低下が心配されたが、今のところ水はかなり暖かい。
モロ向かい風、しかも強風なのでNightRaid120をセットし、キャスト開始。
しかし向かい風に強いこのルアーでさえ、ほとんど飛ばない。
風の切れ目待ち。
風が一瞬収まった時にキャストをしていく。
ルアーが10mも飛ばないで目の前に落ちてしまうようなキャストを繰り返すよりも、風の切れ目待ちで確実にキャストした方が、プレッシャーも少ないだろう。
しかし、全く反応無し。
まぁ、仕方ない・・・覚悟していたことだし。
今日はこのポイントと心中しよう。
最後まで見届けなければ、何も見えずに終ってしまう。
風が若干収まってきた。
先程よりはキャストが楽である。
しかし、腹が冷えてきた。
いくら水が暖かいとは言っても、冬の川・・・やっぱり冷たい。
ゴンっ!
冷えた腹を治すには、薬なんかよりもこの感触!
腹の冷えなど何処へやら・・・全身が熱くなる。
ジジジジジ・・・
かなりきつく設定してあるドラグが静かに唸る。
結構、良型かも!
そして、慎重に誘導して・・・無事ハンドランディング。
ケツからガッツリ!
でも、テイルフックがモロに口の中に入っているから、ヤバイかな?
と思ったら・・・テイルフックはどこにも刺さってなく、口の中でユ~ラユラ。
良かった。
で、77cmのシーバスをゲット。
頭の中での考えと、実際とを僅かだけど結びつけてくれた貴重な魚に大満足。
まぁ、偶然かもしれないけど、そう考えた方が喜び100倍だしね。
勿論、たかが1匹くらいで答えが見えた・・・なんて思わない。
大体「こういう時はこうだ!」なんてものは無いと、普段から思っている。
答えなんてものは永遠に見つからない。
いや、初めからそんなものは存在しないのでは?
だから飽きないし、楽しい。
でも、痩せてると写真に迫力が無いなぁ。
こういう魚は縦に撮ると、少しは迫力が出るんだけど。(笑)
リリースして一服した後、再びキャスト開始。
すると、2投目にいきなりヒット。
でも、今度の魚はかなり小さい。
そのまま水面を転がすように寄せて、ハンドランディング。
53cmのシーバス。
ポイントを休ませる為に少々休憩した後、再びキャスト開始。
後中潮初日だけあって、見る見るうちに潮位が下がっていく。
しかし、その後は全く反応が無い。
釣らなければ、群れは少しの間ここに留まったのかもしれない。
ということは・・・次に留まるのは何処だろう?
一旦、陸に上がり、休憩しつつ下流の方に目を凝らす。
そして、そのまま下流探索する為、重たい身体に鞭打って歩いていく。(笑)
あそこかな?
如何にも魚が溜まりそうなポイントが目に入る。
取り敢えず、膝上くらいまで入水してキャストしてみる。
ググッ!
居た。(喜)
で、56cmのシーバス。
再びキャストすると・・・根がかり。
あ~あ、あんな所に沈み根があるのか・・・
今度はその周辺を狙ってキャスト。
しかし・・・突然の雨。
天候の変わり目は結構魅力あるのだが、今日は雨対策が万全ではない。
という訳で、21時35分、急いで納竿・撤収。
明日も時間があったら行ってみようかな?
多分、玉砕するんだろうけど。
でも、それもまた良し。
そうそう上手くいったら、逆に面白くない気もするし。
と、今から言い訳。
2003.01.21(火)
結局、今日は釣行出来なかった。