Home » Fishing Report » 2001 / シイラ釣行 » 2001.08.05
ここのところの乗合船はシイラをほとんど探さない。
朝からひたすらカツオ狙い・・・しかもルアー船なのに餌釣りで。
そんな時、CHIBAさんから仕立船のお誘いが・・・
まさに渡りに船!
という訳で、本日はCHIBAさん企画の「シイラ捜索隊」に乗船。
船宿は佐島のつね丸。
本日のメンバーは、CHIBA隊長、オオイシ君、EVO林さん、ヒロさん、ぜんちゃん、白川君、masa-pちゃん、luckyさん、jou-kunそして私の10名。
6時過ぎ、佐島のつね丸「仕立船7号」に乗船。
そして船長に挨拶をした後、今回の我々の目的と意志表明をする。
カツオは追わなくて結構です。
魚が居なくても文句言いませんので、ひたすらシイラ狙いでお願いします!
先ずは城ヶ島沖パヤオに直行してください。
別にパヤオじゃなくても良いのだが、これは「今日はシイラ狙いだ!」という意思表示みたいなものである。
しかし、船長曰く.....「パヤオはもう魚が居ないよ。」
『行ってみなければ解らないので、取り敢えずパヤオに行ってください。』
船長、少々困った様子で.....「パヤオ行っても、多分シイラは1匹も居ないよ。」
『魚が居なくても構わないので、先ずはパヤオに行ってください。』
そして船長.....「真鶴方面にカツオ探しに行った方が良いよ、シイラも少し居たから。」
『いや、取りあえずパヤオに行きましょう!』
ということで、なんとか船長を説得し・・・
パヤオに向けて、いざ出陣。
途中、カツオのナブラに遭遇。
「カツオのナブラだよ!」・・・船長が叫ぶ。
しかし・・・誰一人ロッドを握らない。
流石に船長も、これでは船を止めてもしょうがない.....と思ったのか、そのまま素通り。
そして6時40分頃、ようやくパヤオに到着。
そして、不安を胸に、一斉にキャスト開始!
しかし、そんな不安も・・・
「居る居る!シイラ!シイラ居る!」
という声で一気に吹き飛んでしまった!
船の周りには・・・多くはないが、シイラの群れ。
そして、CHIBA隊長、jou-kun、masa-pちゃん、ぜんちゃん、白川君、私・・・と、次々ヒット!
先ずは白川君がトップで60cm位のペンペンをゲット。
続いてjou-kunが得意のワームで80cm位のペンペンをゲット。
私もSRPで60cm位のペンペンをゲット。
その後も皆、ペンペンを追加していく。
ジィィィィィィィ!!!
突然のドラグ音!
大トモのluckyさんにメーター級がヒット!
ドラグをジージーと唸らせながら、大ジャンプ&首振り!
しかし、次の瞬間・・・
あぁっ!!!
luckyさんの絶叫と共に、外れたルアーが宙を舞う・・・
残念!バラシ。
「心の準備ってものがあるんですから、最初はペンペンが掛かって欲しかったですよ...(泣)」
「シイラは居ない!」と言われたパヤオ。
でも、シイラ...居るじゃん。(笑)
実際、ここ最近の乗合船は最初からシイラを諦めて、朝からカツオを狙っている状態。
しかも、ここ1週間くらいは「魚が居ない」と決めつけて、パヤオはハナから無視。
それどころか、流れ藻や浮遊物すら探さずに、楽なカツオに逃げてしまっている状態。
おまけに、そのカツオでさえ、ルアーではなくイワシエサで釣らせているという...。
だったら「シイラ・ルアー船」なんて書かずに、「カツオ・餌&ルアー船」って書けば良いのに。
暫くすると・・・餌釣りシイラ船が来てしまったので、移動。
流石に近くで餌釣りをやられると、シイラはその船のほうに着いてしまう。
さて、移動してはみたものの・・・
今日は風が強く、おまけに曇っているので浮遊物を探しにくい。
それでも根気よく浮遊物を探しながら・・・船は大海原を浮遊する。
暫く走っていると・・・小さな流れ藻を発見。
乗合船だったら「確実に無視されてしまう」くらいの小さな流れ藻だったが・・・
今日は仕立船なので、船長に船を止めてもらう。
これだけ浮遊物が少ないと、逆に僅かな流れ藻でもベイトにとっては貴重なのでは?
そして、一斉にキャスト開始!
ぜんちゃんは本日シイラ初体験。
パヤオで味わった強烈な引きにハマりそう?
で、この小さな流れ藻には・・・シイラの姿無く、不発。
再び漂流物探しの旅に出る。
暫く行くと、先程と同じような小さい流れ藻を発見。
船長も快く船を回して、慎重に小さな流れ藻に寄せてくれる。
出船前はシイラに乗り気ではなかった船長だったが、最初のパヤオで船長自身にもスイッチが入ってしまったようだ。
そして、キャスト開始。
皆でひたすら水面を掻き回すが・・・魚は出てこない。
風で船が流されてしまったので、再び船を回してトップで掻き回す。
すると・・・メーター級の群れが湧いてきた。
とにかく誰かが1匹掛けなければいけない。
1匹掛けてしまえば、こっちのもの!
次に誰かが掛けるまで揚げずにオトリにしていれば、群れの活性が上がるはずだ。
そして1投目・・・私のSRPにメーター級が喰いついた!
ジィィィィィ!!!(喜)
すると、オオイシ君にも・・・
ゴンッ!ジィィィィィ!!!
流石メーター級!
気持ち良い引き・・・万力万歳!
私も潜らせないようにしながら、魚を寄せてくる。
そして、その後ろには・・・更に大きいシイラが着いている!
「後ろにデカイの着いてるから、キャストしちゃって良いよ!」
ゴボッ!!!
強烈な水柱と共に、白川君のトップにそのメーター級が喰いついた!
しかし!・・・残念ながら、白川君バラシ。
この位置は滑りやすいので慎重に。(笑)
私のシイラも大人しくなってきたので、ランディングモードに。
そして、船長の構えるタモ網に誘導。
HATTORI、108cmのシイラをゲット!
うーむ・・・
やはりシイラは雄のほうが迫力あるなぁ。(笑)
リリースした後、今度は私がオオイシ君のタモ入れに。
そして、手古摺りながらも・・・タモ入れ成功。
お、重い!(笑)
オオイシ君、127cmのシイラをゲット!
「重くて、おまけに腕パンパンで手が震えちゃって、持ち上がりません・・・」
風で船が流されてしまったところで・・・再び移動。
隊長、オオイシ君、私の3人でミヨシに立って、漂流物を探していると・・・
「あっ!今、かなり大きいシイラが居た!船長~止めて!!!」
CHIBA隊長の絶叫で、船が止まる。
そして、隊長がシイラを発見した辺りに戻ってみると・・・小さな流れ藻が1つ。
トップで皆一斉に水面を掻き回していると・・・
CHIBA隊長の操るトップの背後にメーター級が・・・
しかも、デカイ!!!
ジャバッ!!!
しかし・・・
フッキングせずに、ルアーがスッポ抜けてしまった。
そして、そのシイラは・・・悠々と左舷側に泳いでいった。
「うわっ!でっかいシイラが来た!!!」
今度は左舷側が興奮状態に!(笑)
「あっ!EVOさんのアイマに向かった!」
左舷がどよめく。
ところが・・・
「びっくりしてルアー止めちゃったよ!(笑)」
EVOさんが呻く。(爆)
反省。
そして、そのシイラは・・・
その横を漂う「白い物体」に興味を持ったらしい。
「白い物体」・・・
そう!それは、jou-kunが操る必殺のワームだ!
そして、その直後・・・
「喰ったぁ~!!!」
強烈なドラグの音に、船上が沸き上がる!
これは長時間ファイトになりそうだ!
皆、キャストを止めて、jou-kunのファイトを見守る。
相変わらず、魚は強烈なパワーでひたすらドラグを出していく!
魚の大きさが分かっているだけに、みんな興奮を隠せない!
「無理しないでいいよ~!」
『慎重に~!』
そして、どの位の時間が経っただろうか・・・
今まであれだけ曲がっていたロッドが・・・
一直線に。
残念・・・フックアウト。
針先への力の伝達が和らげられてしまう、オフセットフックの弱点か?
どうやら、フッキングが甘かったようである。
再び、漂流物探しの旅に出る。
すると、今度は少し大きめの流れ藻を発見。(それでもかなり小さいのだが...)
当然、キャスト開始。
すると・・・単発だが、またまた余裕のメーターオーバーを発見。
みんな必死で水面を掻き回す。
しかし、魚は悠々と深場を泳いでいる。
ルアーに見向きもしない。
ところが・・・
突然、魚が浮上したと思ったら・・・
隊長の操るトップに・・・
ゴボッ!!!
そして、お約束の...
ジイィィィィィィ!!!
ベイトリールのドラグを手で押さえながら、必死に耐える隊長!
我々もすぐにルアーを回収して見守る。
「ああっ!!!・・・・・・」
隊長の嗚咽と共に、勝負は終ってしまった・・・
船は再び動き出す。
今度は船長の判断で船が止まった。
そして目の前には・・・小さい流れ藻が一つ。
「EVOさん、あんなショボい流れ藻でも居るかもよ。(笑)」
SRPをキャストして、水面を掻き回すと・・・
ジャボッ!
居た。(笑)
ブルブルブル・・・
あれ???この小刻みバイブは・・・
カ・ツ・オ?
実はここ、カツオポイントでした。
船長、すぐさま散水開始。
で、お土産用カツオタイム・・・スタート!
しかも、このカツオの群れ・・・無茶苦茶活性が高い!
トップ系のSRPで水面を1mも引けば、その瞬間にヒット!ヒット!ヒット!
しかもサイズが良く、ほとんどが2キロ超。
そしてCHIBA隊長は2.4キロの良型をゲット。
私もお馴染のSRPで遊んでいると・・・
「HATTORIさん!下!下!サメ!サメ!でっかいサメ!」
と、masa-pちゃんの声。
なんと、私がブッコ抜こうとしたカツオに・・・
サメが喰いつこうとして・・・
水面から身体半分飛び出して来た!(笑)
コワっ!(恐)
その後もカツオの高活性状態が続く。
そして、ここで凄かったのが・・・EVOさん。
X-80でまさに入れ喰い状態!
しかもルアーを落とした瞬間に、ジャボっ!
あぁっ!!!
EVOさんの歓喜の声が、突然嗚咽に変わる。
「マジかよ!カツオ如きにハチマル持ってかれちゃったよ!」
反省。
しかし・・・
全く懲りていない様子。(笑)
そして13時半・・・
お土産も沢山揃ったところで、本日のシイラ捜索隊は終了。
今日は本当に楽しめた。
朝からシイラを狙うことができ、そして最後にお土産タイム。
乗合船もこうなって欲しいものだ。
ちなみに今日のルアー乗合船の方の釣果は・・・
シイラ=0(姿見ず)、カツオ=活性が低く、餌釣りで5~10本.....とのこと。
カツオ=活性低い?.....高活性で入れ喰いだったけど?
シイラ=0?.....探せば居るけどなぁ・・・メーター級が何本もヒットしたくらいだし。
ルアー乗合船も、「ハナからシイラ諦め、カツオ狙い」という考え方を変えた方が良いのでは?
もし、このままでいくのなら、「シイラ・ルアー船」と書かずに、「カツオ・餌&ルアー船」と書いた方が良いのでは?
今のままでは、私は乗る気にならない。