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◆2023.01.06(金) 再び宮崎へ
あけましておめでとうございます。
本年も宜しくお願い致します。
何だかあっという間に2023年。
今年はどんな年になるんだろう?
宮崎遠征・オオニベ釣行 2022-2023 の後半戦、スタート。
髭を剃って、午前11時に家を出る。
まだ道は空いているので、下道を走って羽田空港へ。
第2ターミナルで昼食を食べてから搭乗手続き開始。
13時25分発の宮崎行きに搭乗して、一路宮崎へ。
向い風が強かったため、予定より10分ほど遅れて宮崎空港に到着。
それでも、東京から2時間弱。
手続きを終えて空港駐車場へ。
停めておいた車も、特に何事もなく無事にありました。
取りあえず、一安心。
ちなみに8日間の駐車料金は5900円也。
渋滞道路10号線を走り、ホテルAZ佐土原店にチェックイン。
夕食を食べ、22時過ぎに爆睡モード。
飛行機嫌いのワタクシ、船旅の20時間よりも飛行機の2時間の方が疲れます。
どうも、あの気圧の変化が苦手です。
◆2023.01.07(土)オオニベ釣行11日目
★大潮 干00:20 満07:20 干12:40 満18:10 気温:6~12℃
5時半に起床し、6時になったところで朝食タイム。
今日は土曜日、しかも3連休の初日・・・
多分、どこも激混みで厳しいと思うので、のんびりスタート。
7時過ぎにホテルを出て、取り敢えず中央ポイントに立ち寄ってみる。
予想通り、駐車場所が全く空いていない。
普段にも増して、恐ろしい混み具合。
流石、三連休の初日。
此処は諦めて、一気に北のポイントへ移動。
多分、北のポイントは駐車場所も確保できるでしょう。
帰ってまいりました。
後半戦も宜しくお願い致します。
願わくば・・・。
8時過ぎからキャスト開始。
ベイトっ気もなく、何もなさそうな海。
生命感ゼロ。
色々と探っていくが、予想通り何もなく・・・
唯一の反応は、お約束のシタビラメ。
10時まで様子を見てから移動。
取りあえず、後半戦の初日ということもあり、色々なポイントの様子を見て回ることに。
一ツ瀬の河口に車を停めてタックルをセット。
南へ移動しながら、水深やベイトの有無を探っていく。
気温は10℃を超えているので、砂浜歩きは結構暑い。
現在のこのエリアはとにかく浅いので、少しでも変化のあるところを狙って探っていく。
しかし、ベイトの反応・・・というより全く生命感が無い。
あまりに静か。
その後も水深やベイト、地形の変化をチェックしながら南へと歩いていく。
結局、ドカンまで探ってみたが・・・とにかくサーフ全体が浅い。
流石にこの水深では、大規模なベイトの群れでも入らない限り厳しいでしょう。
一度くらい大きく荒れれば変化が出るかもしれないが、今は期待できそうにない。
後半戦、このエリアは捨てて良いかも。
広大なサーフに一人。
他には誰も居ない。
鳥もいなければ、虫もいない。
ここまで生命感が無いと、ちょっと寂しいかも。
ドカンから再び一ツ瀬河口まで戻った後、今度は車で移動。
今日は休工日なので、この辺り一帯がとても静か。
準備をして、再びサーフに下りてみる。
上から見るとサーフ全体が浅くなっているのが良くわかる。
それでも念のため色々と調べておこう...ということで下りていく。
左のドカンまで、キャストしながらチェック開始。
いやはや、良い運動。
車に戻って、再び移動。
今度は先程の続きで、石崎の河口周辺。
取り敢えず駐車場所に車を停めて、栄養補給、体力回復。
準備をして、サーフに向かう。
まあ準備といっても、ウェーダーは履いたままで運転しているし、ロッドはたたまずにそのまま車に積んでいるので、ライジャケを着るだけだったりする。
一旦、石崎の河口近くまで行き、そこから北上しながら探っていく。
ひたすら同じルアーで水深等を探っているのでフックポイントがかなり甘くなっているが、そのまま続行。
多分、今の此処では心配無用。
その後も色々とポイント探索をしたあと、昼食休憩。
13時半になったところで、朝方混雑していた中央ポイントへ。
この時間になっても三連休だけあって車がビッシリだったが、何とか駐車スペースを確保。
そして車内で少々休憩。
流石に歩き過ぎたカモ...。
14時過ぎにサンダルのままでサーフを見にいってみる。
小黒さんをはじめ、レフティーさん、大谷さんなど、そうそうたる面々がキャストしていたが、状況は良くないとのこと。
相変わらず厳しい状況のようなので、夕方のワンチャンスに期待するしかない。
15時を過ぎたところで準備をしてサーフへ。
混雑を避けて、少し離れたところでキャスト開始。
最初の1時間は全く雰囲気が無かったが、16時を過ぎたころからベイトっ気も出てきて良い感じに。
50mほど沖目にはグチの感触もある。
ただ、サイズは小さい。
たまにミサゴが刺しているが、ミサゴが捕らえるグチは結構良いサイズ。
鳥に刺激され、期待を胸にキャストしていくが・・・
それでも何の反応もないのがこの釣りの定番?
いつも通り、今日も当たり前のように日が暮れていく。
なんだか、毎度お馴染みの光景。
スマホの中には、似たような風景写真ばかりが増えていく。
収穫は有ったが、釣果は無し。
17時半、納竿・撤収。
夜は小黒さん、大谷さんと楽しい晩餐。
さてさて、後半戦はどうなるのかな?
取り敢えず、三連休が終わってからが勝負かな。
◆2023.01.08(日)オオニベ釣行12日目
★大潮 干01:00 満07:50 干13:20 満18:50 気温:1~12℃
今日もホテルで朝食を食べてから出発。
3連休ということもあり、中央ポイントは混雑して入れないと思うので、今日は南のポイントに行ってみることに。
駐車場所に車を停めて、取り敢えずサーフを見渡してみる。
キャストするスペースは十分ありそうなので、準備をして下りていく。
取りあえず空いているところに入ってキャスト開始。
ベイトの気配は無く、周りを見てもロッドが曲がっている様子はない。
まだまだ数の少ない引き出しをガサガサと漁って、手を替え品を替え探っていく。
定番の舌平目。
10枚貯まったので、そろそろヒラメと交換したいんですけど...。
今日も良い天気。
気温も急カーブで上昇中。
ルアーをかっ飛び棒に交換して、中層を少しスローに探っていく。
ドンっ!
テンションを抜いた後のワンアクションで、強烈なアタリと共に、かなりの重みがのしかかってきた。
ロッドに乗せてしっかりアワセると、強烈にドラグを鳴らして沖へと突っ込んでいく。
ついに本命が来たか?
アドレナリン大放出モード突入!
周囲の釣り人もルアーを回収して集まってきた。
今のところ張り付きは無いが、引きが一本調子のような気がする。
エイじゃないことを願いつつ、慎重にやり取りしていく。
「エイかもしれません」
ギャラリーがかなり集まってしまったので、一応ひと言入れておく。
「この引きは青物じゃないか?多分ブリやろ。」
『いやいや、この感じはニベですよ、ニベ!』
皆さん、思い思いのことを口にしながら、勝手に盛り上がっている。
ここでバラシたら最悪なので、更に慎重になる。
謎の魚と格闘すること、10分弱。
とにかく、姿が見たい。
正体を知りたい。
ジャバっ!!!
一瞬だったが、ヤツが水面を割って姿を現した。
「あっ!オオニベのデカイ尾びれが見えました!オオニベですよ!オオニベ!!」
ギャラリーのひとりが興奮気味に叫んでいる。
え?
ワタシにはエイのヒレに見えたんですが...。
あれはどう見ても、エイのヒレ...。
さらに寄せてくると、しっかりと海底に張りついた。
「張りついてます。やっぱりエイですね。」
『いや、彼がオオニベの姿を確認してるんだから、オオニベだよ。大丈夫。』
大丈夫...って何が?
思い込みからくる視覚補正だろうか。
信じる心が作り出す幻覚だろうか。
いずれにしても、そろそろ現実を突きつけてあげましょう。
大き目の波がきたところで、一気に砂浜にズリ揚げる。
次の瞬間、ギャラリーがザワつく。
目の前には、1mを超えるツバクロエイ。
「ツバクロだったねぇ。残念だねぇ~」
『エイでも良い引きを味わえたから良かったじゃないですか~』
皆さん、思い思いのことを口にしながら自分のキャスト位置に戻っていく。
ふう、なんて平和な朝なんだろう。
これで予行練習は完了。
本番はいつですか?
ラインをスプールごと交換したあと、暫く休憩。
12月に北のサーフの駐車場でお会いした地元釣り師の大迫さんと再会したので、のんびり井戸端モード。
話によると、ここ最近はあまり良くないらしい。
暫く井戸端していると、20mほど沖目にイワシ?のようなベイトが見えるようになってきた。
すぐにキャスト再開。
これにヤツが付いていないかな?
期待しつつキャストを繰り返す。
ん?
いや、重みは無い。
正体はサゴシ。
この魚は大迫さんにプレゼント。
気が付くとほとんどの人が帰ってしまい、サーフには大迫さんと宮田さんと私の3人のみ。
潮も止まっているので、1時間ほど井戸端モード。
大迫さん自作のジグ等々、かなり面白いものを見せていただきました。
その後、私は昼食を食べつつ、のんびり休憩。
しっかし、良い天気。
宮崎で雨に降られたのは一日のみ。
食後の運動・・・
ということで、キャスト開始。
あっ、グチが居る。
40mほど沖目でグチの感触。
引っ掛けないように、慎重に探っていく。
あっ、ゴメンよ。
かなり小規模な、しかも小さいグチの群れだったけど、貴重なグチの反応だったので結構刺激的。
しかし、すぐに移動してしまった。
残念。
いつものように、何もない時間が過ぎていく。
相変わらず、ベイトっ気が無い。
鵜もいなければ、ミサゴも刺さない状態。
ガガっ!!
久しぶりの反応。
この引き具合はヒラメか大きめのグチのスレ。
さて、どっちかな?
ヒラメっぽいけど、姿を見るまでは喜べない。
波に乗せて難なくズリ揚げたのは、56cmのヒラメ。
この魚は写真を撮ってくれた宮田さんにプレゼント。
再び沈黙の時間が過ぎていく。
気配無し。
ヒラメのお礼に...と、宮田さんがお茶を買ってきてくれたので、井戸端しながら暫く休憩。
その後、大迫さんと井戸端しつつ更なる休憩。
夕マズメに期待して、キャスト再開。
しかし、全く反応がない。
風が少し強くなり、水面が波立ってきた。
釣り人も増えてきた。
17時になったところで、私は納竿・撤収。
その後、ドラマはあったのかな?
ちょっと気になる、今日この頃。
◆2023.01.09(月)オオニベ釣行13日目
★中潮 干01:30 満08:20 干14:00 満19:20 気温:1~17℃
午前5時半に起床、6時から1階で朝食を食べてホテルを出発。
3連休で今日も中央ポイントは混雑すると思うので、昨日と同じ南のポイントへ。
ポイントに到着すると、キャストスペースは確保できそうなので、準備をしてサーフへと下りていく。
午前7時過ぎからキャスト開始。
色々と試しながらキャストしていくが何の反応も無く、周りでも揚がっている様子はない。
まあ、人が減ってからが勝負でしょう。
暫くすると、清さんと遭遇。
話を伺うと、メインに行ったけど駐車場所が無かったのでコチラに来たとのこと。
グチの反応は無いけれど、たまにサッパ?の群れが沸くときがある。
でもそれは、本当に僅かな時間。
そのタイミングに期待しつつ、キャストしていく。
暫くすると、地元常連釣り師の大迫さんがやってきたので、暫く井戸端モード。
徐々に潮が良い感じになってきたので、キャスト再開。
沖目でサッパの群れが水面近くでザワついているのが見える。
ルアーをフルキャストすると、ギリギリ届く距離。
期待しながらトゥイッチしていく。
ガツっ!
サッパの群れを過ぎて3アクションくらいしたところで、良い感じの衝撃。
ほぼ表層に近いところだったので青物かと思ったが・・・
あれ? 違うなぁ...?
周囲の人が集まってきたので、「多分、エイです」とあらかじめ伝えておく。
特に昨日みたいなことになると申し訳ないので。
重量はあるので慎重にやり取りして、寄せに入る。
内心はエイでは無いと思っているが、姿を見るまでは何ともいえない。
波のタイミングに合わせて砂浜にズリ揚げる。
ランディングを手伝ってくれた方が「ヒラメ!」と叫んでいる。
やっぱりヒラメか。
まあ、エイじゃなくて良かった。
で、67cmのヒラメ。
大迫さんが重量も計ってくれたが、そこまで肉厚ではなかったので3キロ程。
このヒラメは大迫さんにプレゼント。
キャスト再開。
ベイトっ気は全く無くなってしまったが、海の雰囲気は悪くない。
すると30mほど沖目でヒット。
これは明らかにヒラメのアタリと引きだ。
そこまで重みもなかったので、少々強引に寄せてズリ揚げる。
今度の魚は、60cmのヒラメ。
このヒラメも大迫さんにプレゼント。
大迫神社にヒラメを2枚奉納したので、御利益あるかな?
サーフを見渡すと、もう私と大迫さんしか残っていない。
まあ、のんびり遊びましょう。
良さげな払い出しポイントに移動して探っていくと・・・
20mほど沖目で何かがヒット。
ヒラメか?
それにしては引きがおかしい。
上がってきたのは可愛いサイズのツバクロエイ。
小さくて良かった...。
これでツバクロ3枚か...。
オオニベと交換してもらえるかな?
潮止まりになったところで、大迫さんと井戸端しながら昼食タイム。
のんびり一時間ほど、オオニベやヒラスズキ、石鯛、ヒラマサ、エバなどの釣り話。
地元釣り師との井戸端は、時間が経つのを忘れるくらい面白くて興味深かったりする。
潮が動き始めるタイミングでキャスト再開。
しかし、全く反応がない。
生命反応ゼロ。
もはや、先程とは別の海。
そんな気がする。
というより、そう言い聞かせて自分を納得させているだけ?
17時過ぎに納竿・撤収。
夜は小黒さん、ヒデさんと楽しい晩餐。
明日は海が荒れる予報なので、洗濯日和の休竿日。
小黒さんもヒデさんも、明日は休竿日にして爆睡&のんびりモードとのこと。
荒れが収まったら何かが変わるかな?
自分勝手に期待でもしてみます。
◆2023.01.10(火) 荒天・休竿日
習慣で6時前に目が覚めるが、無理やり二度寝して7時過ぎに起床。
朝食を食べたあと、洗濯物を持ってホテルを出る。
ちなみにホテルにもコインランドリーはあるが、専門店の方がパワーがあって乾燥時間も早いので、やはりそちらを使ってしまう。
今日は天気予報通り、北東寄りの風が強めに吹いている。
この風向きでこの強さの時、各ポイントはどんな状態になっているのかな?
何事も自分の目で確かめておかないと、今後の判断が難しくなるのでポイント巡り開始。
勿論、タックル一式はホテルに置いてある。
こちらは北のポイント。
此処はもしかしたら釣りができる状態かも?と思って来てみたが、とても釣りができる状態ではなかった。
でも、サーフの性質上、濁りはそこまで酷くはない。
昨年12月に良かったエリアは、今見た限りでは厳しくなっている感じがする。
こちらは中央南のポイント。
写真では伝わりにくいが、かなりの荒れ模様。
とても前にキャストできる状態ではない。
でも荒れた状態の時のほうが、判りやすいこともあったりする。
色々と。
こちらは中央北のポイント。
こちらも予想通りの荒れ具合。
この荒れで少しは変わるかな?
こちらは中央のポイント。
波足が長く、こちらもかなり厳しそう。
濁りも結構入っている。
それでも・・・
動画系の撮影をしているようで、サーフには二組の釣り人とカメラマン。
こりゃ、大変だ。
まあ、撮影スケジュールがあるから仕方ないのかな。
荒天時のポイント見学をしたあと、コインランドリーへ。
防寒着等々、一気に洗濯。
その後はホテルに戻ってタックル整理。
夜は本日宮崎入りしたYukoさん、北海道から宮崎入りしたハルキ君、そして小黒さん、ヒデさんと楽しい晩餐。
昨年6月に北海道で会った面々と、今度は九州の宮崎県で再会。
なんとも楽しい宴でありました。
さて、明日はどっちのサーフに入ろう?
今日見た感じでは中央南か北のどちらかが良さそうな雰囲気。
北のポイントは一番濁りが少なく、明日の回復も早そうな感じ。
中央南のポイントは2箇所ほど良さげな場所があったので、そこは狙い目になりそうな感じ。
・・・迷うところ。
◆2023.01.11(水)オオニベ釣行14日目
★中潮 干02:40 満09:30 干15:00 満20:40 気温:2~14℃
今日は、昨夜北海道から宮崎入りしたハルキ君を連れてポイントへ。
入るポイントは、昨日の荒天時にチェックした中で良さげだった中央南ポイント。
取り敢えず、ハルキ君にこのポイントの駐車場所を案内したあと準備開始。
午前6時、サーフに下りていく。
昨日、荒天だったせいもあり、先行者は誰も居ない。
薄明るくなったところで、キャスト開始。
まだ波は若干高く、波足も長い。
ただ、既に西風が吹いているので、海は落ち着いていくでしょう。
宮崎に来て、何度目の日の出かな?
何度見ても良いものです。
ルアーを変えて色々と探っていくと、待望のグチの感触。
この感触だけで、やる気モードに突入。
まあ、ほぼ空回りするけれど。
暫くすると、ゴツゴツと当たってくるグチのサイズが大きくなってきた。
このグチの群れについてオオニベが入ってくることを期待しつつ、キャストしていく。
グチを散らさないように注意しながらアクションを入れていくが、3匹ほど引っ掛かってしまった。
引っ掛かってしまったグチは、20cmくらいの大きさ。
ルアーを変えてスローに誘ったりもしてみたが、フィッシュイーターからの反応は無い。
結局、全く何も反応が無いまま、いつも通りグチの群れは去ってしまった。
再び飛距離の出るルアーに変え、フルキャストして沖目から探っていく。
すると・・・
着水後、5アクションくらいしたところで、突然の衝撃!
ロッドに溜めつつ思いっきりアワセると・・・
どっしりとした重量感が伝わってくるが、ほとんど動かない。
時間にすれば一瞬だけど、感覚的にはかなり長く感じる時間。
これは・・・
もしかして・・・
ここで根掛かりはしないので、生き物であることは間違いない。
それが、青物か、エイか、ヒラメか、それともオオニベか、それは天と地の差である。
喰いついた魚は、すぐに動き出した。
そして、ドラグを鳴らしながら強烈に突っ込んでいく。
青物か? オオニベか?
エイでは無さそうだ。
少し離れたことろでキャストしているハルキ君にヒットしたことを伝えると、ルアーを回収して駆け寄ってきた。
更に離れたところでキャストしていた山口県から来ているSMYMさんもファイトに気付いてやってきた。
このSMYMさんも私と同じく、今シーズンからオオニベに挑戦しているらしい。
取りあえずロッドで溜めつつ、適度なテンションで魚を走らせる。
ここで強引に引っ張りっこをしても魚が暴れ狂うだけでリスクしかない。
ぐわんぐわん!
オオニベ特有のタタキ。
何とも言えない嬉しさが込みあげてくる。
待ち焦がれたこの感触。
それでも、特に心拍数が上がるわけでも無く、自分でも驚くくらい冷静な状態。
普通に魚とのやり取りを楽しめている。
先日のツバクロで予行練習済みだからかな?
逆に、ファイトを見守っているハルキ君のほうが緊張している様子。
パワーと重量感のある突っ込みに対処しながら、慎重にやり取りをしていく。
そんなファイト中の私に、隣からオオニベ釣りについて色々と質問してくるSMYMさん。(笑)
その質問に、初めてオオニベを掛けた私が答ているというカオスな状態。
15分を過ぎた頃になると、少し近くまで寄せられるようになってきた。
しかし、そこから再び沖へと40mダッシュ。
フリダシニモドル。
そんな感じで寄せては出され・・・を繰り返すが、オオニベもだいぶ疲れてきたようだ。
そろそろ良いかな?
ちなみに、現在このサーフに居るのは、SMYMさんとハルキ君、そして私の3名のみ。
この3人とも、生でオオニベの姿すら見たことがないというオオニベ初心者。
とてもじゃないが、ランディングは任せられない。
セルフランディング、一択。
波打ち際でのやり取りは一番気を使うところ。
ラインの角度を確認しつつ、慎重に魚を誘導していく。
波間には立派なオオニベの姿が見えている。
昨日の荒天が幸いして、今日は波足がかなり長い。
これなら一気に魚を波に乗せてランディング出来そうだ。
沖の波を見ると、次の次の波が大きそう。
あの波に乗せてランディングしてみよう。
大き目の波が来たタイミングで魚を波に乗せ、一気に寄せに入る。
魚が波に乗って目の前まできたところで、両足を使って引き波ガード。
そして、エラの外側に手を差し込み・・・勝負あり。
ハルキ君は尾を掴んでいる。
そのまま安全な場所まで引き上げ、無事ランディング。
おっしゃーーーっ!
歓喜の叫び。
オオニベ初挑戦で手にした初魚は、124cm、14.5キロのオオニベ。
ファイト時間、約18分。
いやはや、嬉しすぎます。
初挑戦の今シーズンは色々なポイントの探検と狙い方の主軸を探ることに重点を置いていて、来シーズンへの準備という意味合いが強かったけど、ここで本命に出会えるとは。
しかも、初めて生で見たメーター超えのオオニベが自分で釣った魚...という、何とも言えない喜び。
最高。
写真を撮っていると、丁度サーフに来たばかりの大迫さんから祝福を受ける。
そして、わざわざ車まで戻って、魚を量るための体重計を持ってきてくれた。
ありがとうございます。
ちなみに、今回のオオニベタックルは・・・
■ロッド:DAIWA モアザンAGS 109MML
■リール:SHIMANO 16 ヴァンキッシュ 4000HG
■ライン:Berkley スーパーファイヤーライン 1.5号 300m(カラード)
■リーダー:Seaguar グランドマックス ショックリーダー フロロ10号(44.5LB)
今日はもう十分。
かなり長い時間余韻に浸った後、ラインをスプールごと交換。
そして、何となくキャスト。
魚を釣りたい...という気持ちは無く、ただ何となくキャストしたい気分。
クールダウンみたいなもの?
12時前になったところで、ハルキ君に中央ポイントの駐車場所を教えるため、移動開始。
ポイントに到着後、取り敢えずサーフに降りていく。
ロッドは手にしているが、ルアーは付けていない。
今日は満足なので、ポイントの様子見だけ。
こちらのポイントは昨日の荒天で全体的に浅くなってしまったようだ。
状況を伺うと、かなり厳しいとのこと。
ヒデさん、タクワン君と暫く井戸端したあと、小黒さん、山中君&レイナちゃんと井戸端。
ハルキ君は奥の方を探りに行ったので、私は車に戻り、そのままホテルへ。
今なら、一気に東京まで運転して帰れるかも。(笑)
夜はYukoさん、ハルキ君と楽しい晩餐。
さて、明日はどこへ行こう。
来シーズンのために、なるべく多くのことを体感しておかなくては。
◆2023.01.12(木)オオニベ釣行15日目
★中潮 干03:20 満10:00 干15:40 満21:20 気温:4~18℃
今日は再び単独で昨日のポイントへ。
ポイントに到着すると、既に阿萬さんとレフティーKさんがキャストしていた。
他にも2名ほどの先行者。
取りあえず、様子見でキャストしてみるが、まだ流れがダラダラしている。
そこで、レフティーKさんと暫く井戸端モード。
今日も日の出を拝む。
予報では16度くらいまで気温が上がるらしい。
色々なルアーを試しながら、広範囲に探っていく。
しかし、フィッシュイーターの反応どころか、ベイトの反応すら全くない状態。
まあ、これからかな?
ガガッ!
20m程のところで突然ヒット。
アタリと引きの感触は、明らかにヒラメ。
しかし、途中でフックアウト。
まあ、良いでしょう。
満潮2時間前、そろそろベイトの反応が欲しいところ。
しかし、何もない。
まあ、何にもないのが此処の日常。
と思ったら、レフティーKさんがヒラメをランディング。
流石です。
レフティーKさんのYoutubeチャンネル「てげな釣りTube」はこちら。
https://www.youtube.com/@lefty.kawasaki
その後は誰にも反応無く、完全ノーピク状態。
途中からYukoさんも参戦したが、状況は変わらず。
グチの反応も得られない。
キャストするレフティーKさんを見ながら朝食を食べていると、地元釣り師の大迫さんと宮田さんが来たので、いつもの井戸端モードに突入。
途中で阿萬さん、レフティーさん、Yukoさんは別のポイントに移動してしまったので、サーフにはいつもの3人しか残っていない。
井戸端しつつも海を観察しているが、全く雰囲気がなく生命感が感じられない。
たまにキャストして様子を見てみるが、やはり生命感が感じられない。
流石に今日は厳しいかな?
という訳で、ポイント移動はせずに、そのまま納竿・撤収。
帰りに釣り具屋に寄ってから、ホテルへ帰る。
夜は、小黒さん、Yukoさん、ヒデさん、ハルキ君、山中君&レイナちゃん、そして今日宮崎入りしたTaroちゃんと楽しい晩餐。
今日のメンバーも全員北海道遠征組。
北海道最北の村で会い、九州宮崎で再び会う。
遠征開始日も遠征期間もみんなバラバラだけど、こうして同じ時間を過ごす。
同じ趣味を持つもの同士の宴は、何とも楽しい時間であります。
【後半戦2023年1月 後編】へ続く。