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◆2022.12.24(土)オオニベ釣行5日目
★大潮 満07:30 干12:50 満18:20 気温:2~9℃
本日も昨日と同じ北のポイントへ。
午前6時頃に駐車場所に到着すると、かなりの数の自転車が停まっている。
自転車?
取りあえずタックルをセットしてポイントに向かってみる。
ポイントに到着すると・・・地元の中高生が大勢並んでキャストしていた。
そっか、今日は土曜日か。
こりゃ、邪魔したら悪いなぁ。
という訳で、一旦車に戻って仮眠。
Zzzzzz・・・
あまりの暑さに目を覚ます。
時計を見ると、既に9時を回っていた。
自転車の数がかなり少なくなっているので、準備をして再びポイントへ。
すると、黒木さんとレフティーKさんがキャストしていた。
暫く井戸端したあと、キャスト開始。
今日も良い天気。
20m位のところでベイトの反応があるので、期待しながら探っていく。
ベイトの正体は、多分小型のグチでしょう。
色々なルアーで色々な層を探っていくが、全く反応が無い。
まあ、これが通常。
ルアーを鉄板バイブに換えて中層を探っていると・・・
突然、根掛かるような衝撃とともに、重たい何かが沖へと強烈に突っ込んでいく。
お願い!オオニベであってくれ~!
期待しつつやり取りをするが、タタキが無い。
何となく、平べったい系の感触。
多分、エイかヒラメだろう。
ラインの残量と角度から、もうそこまで寄っているはず。
それでも魚体が見えないということは、平べったい系確定。
ニベじゃないなら、ヒラメであってくれ~!
レフティーKさんがランディング態勢に入ってくれたので、一気に寄せてくる。
波打ち際まで寄せてくると・・・
デカっ!!!という声と共に、レフティーKさんが足で壁を作って魚を波から守っている。
あの行動をとるということは、エイではないはず。
急いで駆け寄ると、そこには72cmのヒラメ。
迫力のある姿とイカツイ歯、そして一番厚いところは10cm近くある肉厚の魚体。
怪魚系、最高。
周りを見回しても地元系の人が誰もいなかったので、この魚はリリース。
この時期の寒平目はとても美味しいので、食べられないのは少々残念。
暫くするとモッさんが来たので、レフティーKさんと3人で井戸端モード。
その後、キャスト再開。
グチの反応は無くなってきたが、イワシ系の反応が出始めている。
少し沖目では、小魚が何かに追われて水面から飛び出している。
やる気満々、期待モード突入。
すると、レフティーKさんにヒット!
ドラグを鳴らしながら、強烈に突っ込んでいく。
突っ込み方からすると、青物かな?
波打ち際でモッさんがハンドランディングしたのは、よく肥えたブリ。
これまた良いコンディション。
オオニベも入ってくるかな?
というか、喰わせられないだけで、既に入ってきているのかな?
海の感じもかなり良く、いつ出てもおかしくない雰囲気。
夕方になると昭次さんも合流。
しかし、その後は誰のロッドも曲がることはなかった。
そして17時、納竿・撤収。
夜は、明日帰るヒデさんと今年の宮崎での最後の晩餐。
さてさて、明日も今日のサーフで勝負かな?
中央よりもベイトは寄っているかも。
◆2022.12.25(日)オオニベ釣行6日目
★中潮 干01:20 満08:10 干13:40 満19:00 気温:1~11℃
今日も朝から北のポイントに入ってみる。
薄明るくなったところでポイントに降りていくと、既に先行者が2名。
その内、左側の先行者はレフティーKさんだったので、隣に入ってキャスト開始。
暫くすると、シンペンのストップ&リフト&ゴーに変なアタリ。
グチではなさそうだ。
少しだけ、生命感。
上がってきたのは、小型のタチウオ。
指2本といったところ。
少しすると、阿萬さんとあやのんちゃんが合流。
それぞれ広範囲に探っていく。
すると、あやのんちゃんに青物がヒット!
しかし・・・ランディング寸前でフックアウト。
残念。
結局、それ以外には何もなく、皆さんは別のポイントに移動。
私は、今日は午前中のみの釣行なので、そのまま残って続行。
青空の下でキャストを繰り返す。
しかし、ベイトっ気は全く無くなってしまった。
そのまま何事もなく、12時を迎える。
天気が良いので、ウェーダーを干しつつ休憩。
そして、納竿・撤収。
用事を済ませた後、近所にある釣り具のポイントへ行って消耗品を補充。
その帰りにコインランドリーに立ち寄って洗濯をした後、ホテルに戻ってマッタリモード。
夜は、今朝宮崎入りした小黒さん、そしてモッさんと楽しい晩餐。
さてさて、明日はどうしよう?
◆2022.12.26(月)オオニベ釣行7日目
★中潮 干02:00 満09:00 干14:20 満20:00 気温:0~12℃
今日は朝から中央ポイントに入ってみる。
ここは激戦区なので、駐車場所を確保するため午前4時前にホテルを出る。
気温は0℃、かなり寒い。
午前4時半前に駐車場所に到着すると、既に沢山の車が停まっていた。
聞いた話では、午前3時で駐車場所が無くなってしまうこともあるらしい。
これから年末休みに入るので、このポイントは更に混むことが予想される。
明るくなるのは6時半過ぎなので、しばらく車で休憩。
その間、次から次へと釣り人がやってきて、サーフに下りていく。
午前6時になったところでサーフに向かい、薄暗い中を北のワンド方面へと歩いていく。
その間、サーフには隙間なく釣り人が並んでキャストしている。
北側に入れるところ、あるのかな?
北ワンドのひとつ手前に入れるスペースがあったので、そこでキャスト開始。
とにかく釣り人が多いので、フリッパーZ36やダニエルブレード40のような飛距離を稼げるルアーで探ってみる。
今のところ、ベイトの気配は無い。
今日も良い天気。
西寄りの風なので波はそれほど高く無く、雰囲気は良い感じ...だと思う。
実際のところは、初挑戦なのでどのような状況が良いのか、まだ判断できない状態だったりする。
8時頃になると、岸から20mあたりのところでグチがゴツゴツと当たり始めた。
周辺にいた釣り人達は既に移動や撤収してしまっているので、もう周りには誰も居ない。
グチ群れ独占状態。
引っ掛けて散らさないように気を付けながら、色々と探っていく。
オオニベ初挑戦なので、こういう時に効果的な方法は知らないが、それを探すには丁度良いチャンス。
アドレナリン発射準備完了。
いつでもゴンっ!と来てくださいませ。
・・・
居ないのか?
居るけど、喰わせられないのか?
分かりません。
でも、多分居ない...気がする。
途中、小黒さんやモッさんと合流して情報交換したが、やはり厳しいらしい。
結局、その後も何もなく、今日は早めの15時に納竿・撤収。
予想通り、修行の日々が続く。
夜は小黒さんとモッさんと1階の食堂で楽しい晩餐。
さてさて、明日はどうしよう。
◆2022.12.27(火)オオニベ釣行8日目
★中潮 干02:50 満09:50 干15:20 満20:40 気温:2~13℃
早いもので、宮崎探検釣行を開始してから今日で釣行8日目。
少しずつだけど、色々なことが分かり始めてきた...気がする。
ただ、まだ「この状況ではこれをメインにしつつ」という、状況に応じた主軸を”仮据え”する段階までには至っていない。
勿論、ワンシーズンでそれが分かるとは思っていないけど。
今日は朝7時から北のポイントに行ってみる。
中央ポイントも気になるが、この時間ではあの駐車場所争奪戦には参戦できそうにない。
朝マズメのみの人や仕事前釣行の人が帰った頃に行ってみよう。
北のポイントに到着すると、既に地元常連のNagataさんがヒラメを釣っていた。
話によると、ほぼ同じ時間に餌師もヒラメを掛けていたらしい。
暫く談笑したあと、キャスト開始。
しかし、すでに時合いは終わっていたようだ。
ベイトも魚っ気も全く何もない。
でも、こんな景色の良いところでキャストしているだけで気持ちが良い。
11時過ぎから中央ポイントに移動。
準備をしていると阿萬さんが戻ってきたので状況を聞いてみると、今日は太刀魚祭りだったらしい。
太刀魚も立派なベイトだから少し期待できるかな?
あまりに日焼けしていたので、今日から日焼け防止帽子に変更。
初めて被ってみたけど、ちょっとキツイかな?
でも、そんなことより...見た目がかなり怪しい。
ポイントに降りていくと、レフティーKさんがキャストしていたので近づいていく。
しかし、この怪しい帽子のせいで私と分からず、軽く会釈されたのみ。
話しかけてみると、「あっ、HATTORIさんだったんですね。(笑)」
離れたところでキャスト開始。
南の方から小黒さんが歩いてきた。
手を振ると近づいてきて・・・
「やはりHATTORIさんでしたか。いや、似てるけど、あんな帽子は被らないし・・・と思ったんですよ。」
この帽子、やはり不評らしい。(笑)
明日からは元のニット帽に戻して、フェイスマスクだけつけることにしよう。
キャスト再開。
おや?
ゴミを拾ったかな?
ルアーに絡みついてきたのは、誰かがロストしたメタルジグ。
フックの状態からすると、今日ロストされたものだろう。
途中で高切れしたのかな?
キャスト再開。
おや?
ゴミでも拾ったかな?
ルアーに絡みついてきたのは、誰かがロストしたミノー。
フックの状態からすると、今日ロストされたものだろう。
フックマークもついていない新品同様のもの。
数投でロストしたのかな?
拾ったルアーは不思議と良く釣れるから、今度使ってみよう。
キャスト再開。
おや?
今度は生命反応があるけど、かなり小さい感触。
正体はかわいいサイズの太刀魚。
太刀魚祭りの残党がまだ残っていたのね。
その後も色々と変えて探っていると・・・
少し離れたところでキャストしていた小黒さんに何かがヒットした様子。
ルアーを回収して小黒さんのもとに向かう。
ロッドの曲がり具合、そしてドラグの唸り具合から、かなり良いサイズの魚だということがわかる。
どんな魚が姿を現すのか楽しみ。
iPhoneで動画を撮りながら、動画に自分の声が入らないように無言で見守る。
15分ほど経過した頃・・・
皆の驚きの声と共に、突然の終宴を迎える。
ラインブレイク。
残念...。
太刀魚にラインを噛まれたかもしれない、とのこと。
14時半を過ぎた頃から、更に水の動きが良い感じになってきた。
やる気満々でキャストしていく。
すると、払い出し周辺を攻めていた小黒さんが・・・
60cm弱のヒラメをランディング。
流石です!
ヒラメが入っているならオオニベが入ってくる可能性も高くなるはず・・・
と、都合の良い解釈をしてキャストを繰り返す。
プルプルプル・・・
その正体は、立派なベイトである小型の太刀魚。
でも、ラインだけは噛まないでね。
暫くすると、再び小黒さんのロッドが曲がっている様子。
引き具合からすると、ヒラメかな?
上がってきたのは、60cm前後の中ニベ。
釣行8日目にして初めて見る生ニベの姿に、やる気倍増。
今日は数少ない「可能性の高い日」なのかも。
暫くの間、サーフに沈黙の時が続く。
しかし15時半を過ぎた頃、その沈黙が破られる。
少し離れたところでキャストしていた大谷さんに何かがヒット。
すぐにルアーを回収して大谷さんのところに行ってみる。
かなりパワフルな魚とやり取りしている感じだ。
オオニベか?
上がってきたのは、90cm半ばの中ニベでした。
でも腹パンでコンディションの良い綺麗な魚体!
このサイズでこの迫力だったら、メーター超えのオオニベは一体どんな感じなんだろう?
大いに刺激をもらい、やる気満々でキャストしていくが・・・全く反応なし。
ラインを通して、この「気」が魚に伝わっちゃってるのかな?
結局、16時半過ぎまで粘るが、オオニベの姿を拝むことはなかった。
さて、オオニベ探検の前半戦も残すところあと一日半。
どうなるのかな?
◆2022.12.28(水)オオニベ釣行9日目
★中潮 干03:40 満10:40 干16:20 満21:40 気温:6~14℃
ここ数日の状況と潮汐から、今日は「午後から勝負」にしてみよう・・・
ということで、ホテルで朝食を食べて、その後はのんびりモード。
今日も天気が良く、ポカポカ陽気になるらしい。
10時過ぎにホテルを出発して、昨日と同じ中央ポイントへ。
思ったよりも車は多かったが、止めるスペースは残っていたので、そこに車を停めて暫く時間潰し。
体力温存。
12時前になったところで中央サーフに下りていく。
今日も気温が高く、心地良い天気。
朝から入っていた釣友に状況を聞いてみるが、全く何も無し...とのこと。
空いているポイントの中で、良さそうに思える場所に入ってキャストしていく。
しかし、魚からの反応は得られない。
ゆっくりと、しかし確実に時間だけが過ぎていく。
結局、温存しておいた体力を使うことはなく・・・
17時になったところで、納竿・撤収。
まあ、そんなものでしょう。
そんなに簡単なものじゃアリマセン。
◆2022.12.29(木)オオニベ釣行10日目
★小潮 干04:30 満11:20 干17:20 満23:00 気温:5~12℃
いよいよ前半戦の最終日。
今日は午前中のみの釣行。
午後は洗濯と片付け、そして荷物の積み込み。
6時前に宿を出て、中央のポイントへ。
運良く空いていた駐車スペースに車を停め、直ぐに準備をしてサーフに下りていく。
この時間で、入れるポイントはあるのかな?
これまた運良く空いているポイントがあったので、取り敢えずその場所に入ってみる。
そして、明るくなりはじめた頃からキャスト開始。
先ずは目の前の払い出し周辺を探ってみる。
すると、いきなり舌平目を3連チャン。
おいおい。
またか、と思ったら・・・
今度は手の平サイズのエイ・・・
かと思ったら、ウチワザメ科のオニノウチワの赤ちゃん。
マジか。
またか、と思ったら・・・
今度は可愛いサイズのグチ。
これは期待できる嬉しいベイト。
ガガっ!
ブレイク辺りでダニエルブレード40にヒラメらしきアタリ。
しかし、フッキングしなかった。
残念。
年末休みに入ったので、今まで以上に混雑するサーフ。
これだけサーフの端から端まで隙間なく釣り人がいても、全体で1本も釣れないのが当たり前のオオニベ釣り。
まさに難易度MAXレベル。
暫くすると、サーファーも登場して海は更に大賑わい。
これでは移動したくても、移動する場所がない。
おや?
何かと思ったら・・・何?
カイワリの一種?
ワカリマセン。
なんだろう?
周りを見回しても、ロッドが曲がっている様子が全く無い。
覚悟はしていたが、そうそう簡単にはいかない釣り。
それでも楽しい。
その後、舌平目を5枚追加。
舌平目10枚でヒラメ1枚と交換できるという噂はホント?...
ツバクロエイ3枚でオオニベ1本と交換できるという噂はホント?...
12時になったところで、納竿・撤収。
2022年の釣りは、これにて終了。
当然のことながら今回オオニベを手にすることはできなかったが、今日までの釣行で何となくの方向性が見えてきた気がする。
後半戦はこの経験を基に探っていくことにしよう。
先は長い。
楽しみは続く。
部屋に戻って風呂に入り、近くのコインランドリーで洗濯&乾燥。
ホテルに戻ってからは、明日バタバタしないよう、車に積める荷物は全て運んでおく。
そして夜は小黒さん、塚元さん、別府さんと楽しい晩餐。
明日、宮崎を出発。
◆2022.12.30(金) 東京へ
習慣で午前5時前に目が覚める。
6時まで待ってからホテルで朝食。
9時過ぎにチェックアウトをして、宮崎空港へ。
年末ということもあり、道が空いていたので予定よりも早く到着。
車にインストールしてある最強セキュリティーをONにして、マイカーとも暫しのお別れ。
その後は搭乗時間まで空港内で暇潰し。
13時20分発の羽田行きに搭乗。
流石に年末だけあって、機内は予想通りの混み具合。
そして予定通り、宮崎空港を離陸。
14時50分、羽田空港に到着。
飛行機なら1時間半で東京に帰って来られるのか...。
船より早いのは当然だけど、それにしても・・・。
そして16時過ぎ、無事帰宅。
高層ビルが乱立する景色、交通量、そして人込み・・・
1時間半でリセットして切り替えるのは流石に厳しいかも。
2022年も残りわずか。
皆さま、良いお年をお迎えください。
【後半戦 2023年1月 前編】へ続く