Home » Fishing Report » 2003 / 芦ノ湖トラウト釣行 » 2003.03.19
本日はMIURAさんと芦ノ湖へ。
天気予報では、箱根は前夜から朝方まで雪が降るとのこと。
私の車は車高が低いので、チェーンを着けるとタイヤが回らなくなってしまう。
積もらなければ良いのだが。
3時過ぎに東京を出発し、箱根に向けて東名高速をぶっ飛ばす・・・勿論、制限速度で。
横浜辺りまでは雨は降っていなかったが・・・
東名厚木から小田原厚木道路に乗り継いだ辺りから、ポツポツと小雨が降り始めてきた。
こりゃ、箱根は雪だなぁ...。
所々凍結している道に神経を尖らせながら、芦ノ湖を目指す。
辿り着けずに山の麓で朝を迎えるのは勘弁である。
山道を登るにつれ、周りの景色が段々と白くなっていき、仙石原あたりではプチ銀世界。
ただ、幸い路面の積雪は殆どなく、5時前に無事芦ノ湖に到着。
ホっ。
湖岸の駐車場に車を停め、外に出てみると・・・風が無いので意外と暖かい。
と言っても、気温はマイナスだけど。(笑)
風がない?
むむむ。
定刻通り、午前6時に出船。
湖尻湾内は少々ガスっていたが、湾外はそうでもない。
ただ、湖面はマッタリしている。
まぁ、今日は10時過ぎから晴れるみたいだから、水温が上がった夕方勝負でしょう・・・
などと気休めを言いながら、小雪パラつく湖上をポイントに向けて走らせる。
先ずは防ヶ沢から九頭龍まで叩いていく。
しかし、マッタリ湖面にアタリすら無く・・・撃沈。
胴切り周辺は若干水が動いているので、移動してアンカーを打つ。
そして、キャスト開始。
あ"っ・・・
開始早々、MIURAさんの嗚咽。
アタったが、乗らなかったようだ。
少しすると、北寄りの風が良い感じに吹き始めてきた。
しかし、30分程粘ってみるが、全く反応無く・・・撃沈。
此所がこの位の北風ならプリンスを狙えるかもね。
ということで、一気にプリンスへ移動。
湖面状態最高!.....とは言えないが、何とか狙えるくらいのザワつきはある。
風のタイミングに合わせてキャスト開始。
風が吹いて湖面がザワついたらキャスト、そして風が止んだらポイント休めの為にキャストを止める。
そんな感じで10分くらいキャストしていると・・・
ようやく、私にヒット・・・でも小さい。
しかし、贅沢は言ってられない。
これが最初で最後の魚になるかもしれないのである。
取り敢えず、精神安定剤にはなる塩焼サイズ。(笑)
しかし、その後続かず・・・風が弱くなったところで移動。
取り敢えず、箱根園から山の神、そして庭石まで叩いてみるが魚は出てこない。
何処もマッタリ湖面・・・さて、どうしよう。
勿論、マッタリ湖面でも出る時は出るけれど、肝心の自分のテンションが上がらない。
テンションが上がらないと集中力も無くなり、悪循環に陥っていく。
だから、気を抜く時は完全に抜くのが一番、競技じゃないんだし。(笑)
暫くボケ~っとしていると、湖中央部を北風が若干だが抜けている。
そこで、一気に大島まで移動。
しかし・・・全く反応の無いまま、関ヶ浦の方まで流れていく。
関ヶ浦の手前まで来たところで、先々週に良型ブラウンがチェイスしてきた所までエレキで慎重に小移動。
この湖面状態では厳しいかな?
LKJ-130で気合いの1投勝負。
・・・
そう簡単にはいかない。
1投勝負と言いつつ、3投くらいしてみるが・・・ダメ。(笑)
そして、その周辺一帯を風に任せて叩いていく。
ところが・・・
うっ、腹が痛たくなってきた・・・
南部から船宿のある北部へエンジン全開で大移動。(汗)
しっかし、よりによって一番端まで来ている時にマッタク。
体が軽くなったところで、再びスタート。(笑)
先ずは立石から亀ヶ崎まで狙ってみるが・・・ダメ。
そのまま深良まで叩いていくが・・・鯉が悠々と泳いでいるだけ。
一気に胴切りまで移動してみるが・・・
無風・快晴・湖面鏡状態。
結局、九頭龍にアンカーを打ち、風待ち休憩モード突入。
いやぁ~、良い天気だぁ~、春うらら。
煎餅をバリバリと食べながら、心地よいボートの揺れにマッタリしていると・・・
南寄りの風が吹き始めてきた。
防ヶ沢周辺に良い感じで風が当たっているので、すぐにアンカーを揚げ、移動。
湖面のザワつき具合は良い感じ・・・でも、アタリのアの字も無い。
対岸を見ると、亀ヶ崎に良い感じの風が当たっている。
勿論、移動。
空はいつの間にか分厚い雲で覆われ、陽の光を遮っている。
良い感じ。
そして、亀ヶ崎でキャスト開始。
あっ!きた!
遂にMIURAさんにヒット!
一瞬見えた魚体とロッドの曲がり具合から、塩焼きサイズではなさそうだ。
MIURAさんも久しぶりの魚とのやり取りに、かなり真剣。
というか、緊張気味。
あ"っ・・・バレた・・・
マジで?・・・あれま。
バラした本人もそうだが、こっちの落胆もかなり大きい。
この魚は揚げて欲しかった・・・残念。
まぁ、仕方ない。
ガックリと項垂れながらルアーを回収するMIURAさん。
ところが・・・
あっ!まだ魚、付いてました!
はぁ?なんだそりゃ?
単純に魚がボートに向かって走っただけだったようだ。
頼んまっせ~、まったく!(笑)
という訳で、再び船上にゴングが鳴り響く。
真剣に・・・というか、かなり緊張気味にやり取りを再開するMIURAさん。
見ているこっちの方がヒヤヒヤする。
そして、数度の突っ込み&首振りに何とか耐え・・・
無事にネットイン。
いやぁ~、1匹で2度おいしいっすね。(爆)
MIURAさん、2年ぶりの魚は51.5cmのバター焼きサイズ。
昨年はウグイ1匹のみ・・・という釣果に終ってしまっただけに、本当に良かった。
2匹目のドジョウを狙って、再びキャストを開始すると・・・
この2年間、苦悩を続け、ようやく魚を手にしたMIURAさんを祝福するかのように、雪が降り始めてきた。
うーん、演歌だね。
これでカモメなんか飛んでたらモロ演歌なんだけどなぁ~
どうせなら漁船かなんかも欲しいところだなぁ~
などとアホな事を考えながら、ふと空を見上げると・・・
う、うそ!...カ、カモメ?
驚いて後ろを振り返ると・・・
げっ!...い、いつの間に漁船が?・・・
し、しかも...亀ヶ崎沖には、オプションサービスの流氷まで!
なんてことは有るわけない。
失礼。
冗談はさておき・・・
現実の芦ノ湖は、冗談抜きで牡丹雪が激しくなってきた。
マジっすかぁ~!
目の前は真っ白・・・
キャストしても雪で目の焦点がルアーに合わず、目が回りそう。
しかも、辺りはガスってきているので、移動も出来ず・・・
暫く、亀ヶ崎で足止めを喰らうことに。
でも、個人的に雪は嫌いではない。
今までにも大雪の中で、結構良いサイズを何本も釣っている。
しかも、雨と違ってほとんど濡れない分だけ、身体も楽である。
しかし、そんなやる気モードも完全に空回り・・・
全く反応無し。
暫くすると、雪も小降りになり、視界も良くなってきたので、早川へ移動。
湖面状態は悪くないが・・・反応無し。
まだ、時合が早いのかな?
再び、九頭龍へ移動。
空は薄らと明るくなり始め、雪もかなり小粒になってきた。
湖面はマッタリしているが、取り敢えずキャストしてみる。
突然、携帯電話が鳴り響く。
「あ"い~っ! HATTORIさん、どうです?」
今日は下界で仕事中の龍野さんからだ。
「下界はポカポカ陽気でして、こりゃ芦ノ湖も凄いことになってるかなぁ?...なんて思いましてね!」
『いや、さっきまで大雪でしたよ...今は小雪ですけど。ちなみに今の気温、0.8℃です。(笑)』
残り時間、あと2時間。
ちなみに芦ノ湖の夕方の2時間はあっと言う間に過ぎてしまう。
下界の感覚で言えば、30分くらい・・・という感じだろうか。
さて、どうしよう。
『MIURAさん、早川行く?もう一度、亀ヶ崎行く?それとも一気に南部に行く?』
「うーん.....難しいっすね...。」
結局、南部へ行って、再度ブラウンを狙ってみることに。
ところが・・・再び大雪。
流石に指先が痺れる...。(泣)
雪だるまになる前に、何とか南部に到着。
先ずはブラウンポイントへ・・・しかし、ダメ。
三ツ石からトリカブト・・・ダメ。
白浜はウェーディングの方々が多かったので、平岩へ。
雪はだいぶ小降りになってきた。
しかし、ダメ。
湖面のザワつきを期待して、箒へ・・・しかし、先行者あり。
そこで、一気に百貫へ・・・しかし、陸っぱりが居たので通過。
えっ?・・・この雪の中、百貫に陸っぱり?
凄い!
仕方ない、立岩へ行こう。
立岩を目指して走っていると・・・
雪は止み、あっと言う間に空が明るくなってきた。
おいおい、いきなり快晴かい?
流石、山の天気である。
綺麗な青空を眺めながら、立岩に到着。
そして、立岩からスタートして、小杉まで叩いていくが・・・ダメ、ダメ、ダメ。
女郎と湾内をパスして、黒石から亀方面へ・・・しかし、ダメ。
そして、亀まで来たところで・・・タイムアップ。
16時55分、納竿・撤収。
やまびこの桟橋に船を着けると・・・
既に先程の漁船は帰港していた。
なんてことは、有るわけない。
でも、久々に昔の写真を見たら、また知床に行きたくなってきた。
結局、今日も外しまくってしまった。
何かが噛み合っていない。
でも、楽しかったからOKでしょう。
また来週、遊びましょう。