2004.08.21 (sat) 05:00-12:30

今夏の最後はメーターオーバーがボコボコボイル!

 

by HATTORI

Home »  Fishing Report »  2004 /  シイラ釣行 »  2004.08.21

本日は仲間内の仕立船で駿河湾の勘七丸本船。

この、仲間内の仕立船も今日が最終日。

といっても、私は今シーズン2回しか参加出来なかったが...。



勘七丸本船

当初は朝一に太刀魚を狙って、その後にシイラを狙う予定だったが・・・

前日までの3日間、時化で出船できていなかったので、太刀魚の状況が分からない。



という訳で、幽霊は諦めて、朝一からシイラを狙うことに。

今日は気温が低く、北よりの風が吹いているので、Tシャツ姿ではかなり寒い。



分厚い雲

午前5時にウネリの残る駿河湾に出船。

今日も空には厚い雲。

晴れてくれれば良いのだが...。



鳥山を発見

港を出て少しすると、鳥山を発見。

そのイワシ団子の周囲に、シイラの群れが確認できる。



勿論、キャスト開始。

このイワシ団子に付いているシイラは、それほどイワシに狂っていなかったのか、イワシ団子から離れたところにキャストしてもルアーを追わせることができた。

で、MOS-PENを使用して、90cm前後のペンペンとメーターUPをゲット。



暫くの間、鳥山叩きしてから別のエリアに移動。

しかし・・・

潮目沿いに、3mくらいある根っこ付きの木や大きな流れ藻などが多数あるにも関わらず、魚の姿はゼロ。



風は相変わらず強く吹いていて、波もある。

ミヨシに立っていても海水シャワーを浴びてしまう。



散々走り回り、ついには2年ぶりにマリンロボまで行ってみたが・・・全くダメ。

とにかく、魚が居ない。



迷走を続けている間も時間だけは過ぎていき、あっと言う間に10時になってしまった。

今日はもうダメかな?

船中に、諦めムードが漂う。



ここで、「朝一のエリアに魚が居る」.....と、第八勘七丸から無線が入る。



急行

勿論、急行。

風は大分収まり、Tシャツ姿でも寒くなくなってきた。



大船長もお手上げ状態

しかし・・・

流れ藻や大きな漂流物などはあるが、魚の気配は全くない。



流石の大船長もお手上げ状態。



直射日光が海面を照らす

10時半頃になると、ようやく雲が減り、直射日光が海面を照らすようになってきた。

すると、それを待ちわびていたかのように、鳥山が立ち始める。



イワシ団子

鳥山に急行すると、そこにはイワシ団子。

そして、余裕のメーターUPクラスのシイラの群れが、狂ったようにイワシ団子に襲いかかっている。

こうなってしまうと、イワシ団子から離れた所にルアーを投げても見向きもされない。

シイラは完全にイワシしか目に入っていないようである。



で、ルアーをイワシ団子の中に落とすか、若しくは少し奥にキャストして・・・

イワシ団子の中を通過するようにすると・・・



イワシと一緒にルアーも丸飲み

イワシと一緒にルアーも丸飲み・・・というイメージで喰いついてくる。



こうなると、アクションがどうの、ルアーがどうの....など、全く関係なくなってくる。

誰が何を投げても、タイミングさえ合えばヒット...という感じである。

ただし、シイラは完全にイワシだけに狂っているので、入れ喰いになるわけではない。

とにかく、タイミング。



メーターUPのヒットの連続

そして、メーターUPのヒットの連続で、船上はお祭り状態。

魚を掛けた人はトモに移動し、掛けていない人がミヨシ側へと移動する。



船上お祭り状態

イワシが沈んだら、別の鳥山を探して・・・

再び、船上お祭り状態....の繰り返し。



Yuさんにもヒット

Yuさんにも、110cm前後のメータークラスがヒット。

ちなみにYuさんのロッドは今日初めて使う某社のニューロッド。



ところが・・・



ロッドが折れる

110cm程度の魚と普通にやり取りしただけで・・・

バットやティップ(先端は折れて紛失)、そしてガイド周辺が折れてしまうシイラロッド・・・

なんじゃ、そりゃ?



強度を無視して軽量化を図りすぎたのか?

全く、世の中には非道いロッドもあるもんだ。

メーカー名は書かないが、写真のロッド文字が頭文字だったりして?



再び、別の鳥山に移動。

しかし、今度のイワシ団子にはシイラは付いていなかった。

試しに皆でジグを落としてみると・・・一番大きいトビペンくらいの大きさのカツオ。

太刀魚じゃないが、指4本くらいのカツオ。



おや?...

イワシ団子の下に巨大な座布団...

その正体は、直径2mくらいの「マンタ」。



ジイィィィィィィ!!!



突然、私のロッドに半端じゃない重みが加わり、ラインが一気に100m程出されていく。



「げげっ!マンタが掛かっちゃった~!」



まさかマンタが掛かってしまうとは・・・

無差別級の引きに何も出来ず、ただひたすらラインを出されながら耐えているだけ。

このままではラインを全部出し切られてブレイクするだけなので、スプールを手で押さえて強引にラインを止めると、ラインブレイク。

ラインを回収してみると、リーダーの近くで切れたらしく、メインラインは殆ど残っていた。



マンタ殿、ゴメンナサイ。



予備リールに交換

予備リールに交換して、再び別の鳥山へ。

鳥山が近くなってくると、シイラの群れがボコボコとボイルしているのが見える。



再び船上はお祭り状態

で、再び船上はお祭り状態。

イワシ団子の中でゆっくりアクションをつけると一番喰うのかな?

と、思いきや.....鳥がルアー目掛けてダイブしてきたのでルアーを止めていたら、下からシイラがガボっ!



アクションなどは殆ど関係なく・・・

単純に、シイラに追われているイワシがどの方向へ移動しているのかを見て、その先にルアーをキャストするだけ。

あとはタイミング。

シイラは完全にイワシしか目に入っていないので、タイミングが合わないと何をやっても完全に無視されてしまう。



入れ食い

一時間近い鳥山叩きで、休憩や撮影をしつつキャストし・・・

Mosペンシルで、120クラスを頭に70程度のペンペンからメーターちょいまでを4本追加。



改めて、駿河湾の魚影の濃さを痛感する。

現在の相模湾では、相当良い日に当たらない限り、こんなことはないだろう。



沖アガリ

上からは鳥、下からはフィッシュイーター・・・

鰯に生まれてこなくて良かった。



分厚い雲

そして、12時半に納竿・撤収。

今日は凪が悪く、途中まではどうなるかと思ったが、最後に山場があったのでOKでしょう。

夏の釣りは船上の皆が楽しめて、盛りあがれなければ意味がない。



8名船中23GET(70cm-130cm)




■HATTORI
■6Get
■Mostrar Pencil