Home » Fishing Report » 2003 / 芦ノ湖トラウト釣行 » 2003.02.23
~リハビリ釣行~
もうロッドを握れなくなって何ヶ月になるのだろうか。
入院中待ち焦がれていたこの日をようやく迎えた。
そう、私は昨年11月に倒れて1月半ばまで入院していたのだ。
というわけで、午前5時頃やまびこに到着。
手続きを済ませ身支度をはじめる。
6時30分荷物をボートに積み込みに行く。
夜は白み始め、桟橋は出発前の釣り人で賑っていた。
がらにもなく縁起を担いで7番のボートに乗る事とする。
せんべいをかじりつつスタートを待つ。
花火が鳴りスタート。
予定通りローボートの限界と言われている九頭龍に向かう。
しかし気になって途中のポイントでアンカーを打たずキャストしてみる。
この日のために製作しておいたBORA-X芦ノ湖用をキャスト・・・・。
”へっ???”
なんだか腕の感覚がおかしい。
BORA-Xはクルクル回り10m程先に着水。
”なんだこりゃー!”
入院生活で弱った腕のせいか、まともにキャストできない。
周りの目も気になって余計にやりづらくなってしまった。
しかし気にしないようにして、数投するうちにだんだん慣れてきた。
するとBORA-Xをチェイスするのが見えた。
”よしっ食えっ!!”
しかし、見切られたのかヒットには結びつかない。
魚っ気もなくなってきたので、予定通り九頭龍へ。
しかし、先行者で一杯で釣り座が取れない為、手前の防ヶ沢の先端のシャローに入る。
BORA-Xをキャストするが反応が無い。
時折魚が跳ね、魚っ気は十分。
しかしアタリは無い。
8時半を過ぎ、魚の跳ねも無くなってしまった。
やはりBORA-Xではダメなのだろうか。
そうだ、今日は無理を押しての釣行の為、家族の手前ボウズで帰る訳にも行かないのだ。
しかし、今日はBORA-Xの試釣の目的もあるのだ。
”うーん。”
しかし、あっさりとあきらめ、ルアーをサラナ9.5Fにチェンジ。
キャストするとなかなか良い感じで飛んでいった。
そして着水後リールを5、6回巻いたところで糸がふけるようなアタリが。
慌ててあわせると魚が跳ねヒット。
”なんてこった”
周りの視線を感じながら慎重にやりとりをする。
ヒットしたときは小さいと思ったが、なかなかの型のようだ。
近くに寄ってからも数回走られるのをかわしようやくネットイン。
AM8時51分レインボートラウト50cm。
気を良くして更にキャストするもその後アタリ無く、
九頭龍の方を見るとみんな移動したのか人気が減っていた。
そこで早速移動。
入り江の中央にアンカーを打つ。
時折魚が跳ねとても良い感じ。
今日はもう此処で粘る事とする。
のんびりキャストしつつ風を待つ。
ところがここで不測の事態が・・・。
おなかの急降下が私を襲う。
こうはしていられない。
仕方なくやまびこに戻りトイレに急行。
なんとか難は逃れた。
その後、昼近くなり再出発するが、状況は更に厳しく、サラナで一発バラした他は反応も無く、
上がり予定の1時20分を過ぎたので納竿とした。
BORA-Xがダメだったのか、それとも全体的に厳しかったのか。
朝一番のあの釣れる時間帯にサラナを使っていたら・・・。
釈然としない思いで陸に上がると、
おばちゃんにどうだったか聞かれたので、50cmが釣れた事を話すと写真を撮ってくれた。
後でやまびこのHPを見ると、マヌケ面の自分がなんとなく首を傾けて、釈然としない思いと疲れを感じさせる顔で写っていた。
まあ、たまにひょっこりやってきて、型を見られたんだから良しとしないと。
次は一体いつ釣りへ行けるのだろうか。