2003.01.17 (fri) 18:00-20:30

今日は気楽に陸っぱり。ハンマー13の引き波遊びで好感触!

 

by HATTORI

Home »  Fishing Report »  2003 /  陸っぱりシーバス釣行 »  2003.01.17

昨年の今頃は何をしていたのだろう?


あっ、そうだ・・・

釣り場でアホな怪我をして、2月まで釣りに行けない日々を送ってたんだ。


あの時は参った。

手首の上のあたりの「手根部」がパックリと割れてしまい・・・

夜中に、応急処置として瞬間接着剤でくっつけるか、サビキ用のハリスで仮縫いするか悩んで・・・

結局、開いた傷口を氷で冷やして神経を麻痺させて、自分で釣り糸で薄皮を縫合。

そして翌朝、消毒だけしてもらおうと近所の小さな診療所に行ったら、老先生に怒られた。(笑)

勿論、釣り糸は即座に引き抜かれ、くっついた傷口は再び開かれて消毒。


しっかし、あの診療所は凄かった・・・。

診察室に入った瞬間.....目に飛び込んできたのは、小津安二郎監督の映画に出てきそうな風景。

自然と自分の視覚がカラーからモノクロに変わったのを思い出す。

年季の入った染みだらけの診察台、一体何十年使ってるの?と聞きたくなるような色のくすんだ注射器、古い棚には時代を感じさせる骨董医療器具。

医療器具に関しては素人だからよく分からないけど、やっぱり新しい方が精神的に安心できる。


だ、大丈夫か此所?

一瞬、他所に行こうか...と思ったけど、受付兼看護婦の女性とかなり御高齢の先生の二人だけしか居ないこの診療所では流石に「やっぱり、いいです...」とは言い出せなかった。


そして老先生は.....歳のせいなのか、常に手が震えている。

その震える手でピンセットを持ち、脱脂綿を何とか挟んで傷口を消毒するが、その力加減が半端じゃない。

傷口にめり込むくらいゴシゴシ.....ゴシゴシ.....

しかもピンセットの先端が脱脂綿を突き抜けて直接傷口を引っ掻き回す!

さすがの私も「いっ、痛え~!」と呻くと、「あぁ...ま...まだ...傷口が乾いてない...から...痛いね...」と微笑む。

そして、受付兼看護婦の女性が「大丈夫ですよ~。」と追い打ちをかける。

「い、いや、ピンセットの先が当たって...」と言っても、「あぁ?...」と、分かったのか分かってないのか。


あの時は、この先生に縫われなくて良かった.....と本気で思った。

もし、縫うと言われたら、頑なに拒否しただろう。

「自分で縫いますから、道具貸してください。」



あれから一年かぁ・・・

そう考えると、一年というのはあっと言う間.....という気もする。




さて、本題。

本日は1/12とは別の荒川ポイントに釣行。

ちなみに昨晩は某所で腰上くらいまでウェーディングして、水面系のLKJ-SW16Fをキャストすること3時間。

しかし、アタリのアの字も無かった。

その後、2時間ほど新規開拓の為に色々と歩き回り、もうヘトヘト...。

まぁ、一年前の事を思えば、釣りに行けるだけでも幸せか。(笑)



という訳で、今日は気楽に陸っぱり。

18時頃にポイントに着くと、無風&水面鏡状態。

先ずはS-FOUR11cmをキャスト。

しかし、流石に大潮だけあって流れが速く、S-FOURがバタバタと暴れすぎてしまう。

そこで流れに強いハンマースリム13cmに変えて探っていく。



ジャバっ!



いきなり岸際の静かな水面が激しく割れた。

先日のポイントの魚よりも激しい喰い方である。

潮の速さも関係しているのかな?



水面をバシャバシャと暴れる魚を少々強引に引き寄せ、ハンドランディング。



63cmのシーバス

意外とすんなり寄ってきた63cmのシーバス。



数投した後、ポイント移動・・・しかし反応無し。

再び移動してキャスト開始・・・全く反応無し。

またまた移動してキャスト開始。

相変わらず、水面はマッタリしている。

NightRaid、komomoと変えてキャストするが、全く反応無し。



再びハンマーに変えてキャストしていると、20m程先に流れの変化を発見。

勿論、キャスト。

そして流れの変化のある場所を通過させた直後に少々早巻きして止めると・・・



バショ~ン!



うおぉ~っ!なんちゅう出方だ!



思わず声が出てしまったくらい強烈な喰い上げ。

吸い込むというよりも、下から思いっきり喰い上げたような感じである。

しかも身体半分水面から飛び出して。(笑)



そして、流れに乗って走る!走る!走る!

目の前まで寄せても、ひたすらジャボジャボと大暴れ。



最高。



71cmのシーバス

やたら背鰭が長いように感じる71cmのシーバス。



その後、暫くその周辺を色々なルアーとアクションで探ってみるが、反応無し。

そして19時になったところで、再びポイント移動。



少し休憩した後、キャスト開始。

しかし、雰囲気があまり良くない。

北寄りの風でも吹けば少しは変わるのかもしれないが、こればっかりは自然任せ・・・仕方ない。



暫く、色々と探ってみるが、気配が全く感じられない。

潮位だけはどんどんと下がっていく。



ゴゴっ!!



反射的にアワセると・・・強烈に重たい感触。



根がかり。



ハハハ・・・笑って誤魔化そう。

ルアーを回収し、20時半過ぎ、納竿・撤収。




■HATTORI
■2Hit 2Get
■Wood HAMMER SLIM 13cm