Home » Fishing Report » 2002 / シイラ釣行 » 2002.08.24
本日は勘七丸仕立船で駿河湾に釣行。
午前1時半、Yuさんの家に向かう途中に雨が振りだし・・・
午前2時に元ちゃんの家に着く頃には土砂降り・・・
果たして・・・沼津は大丈夫だろうか?
しかし、東名厚木を過ぎた辺りで雨は止み・・・
沼津港に到着すると曇で・・・ホっと一安心。
そして午前5時・・・出船。
秋風が冷たく、かなり寒い・・・すっかり秋である。
今年の夏も終わり・・・そろそろシイラモードも終了かな。
出船直後には厚い雲の切れ間から太陽が顔を出し、少々期待。
しかも海上はベタ凪!
ここまでベタ凪の海上に出船するのは、今年初めてである。
既に釣り人の活性は最高潮。(笑)
と思ったら・・・
やはり分厚い雲には勝てず・・・
今日は一日中、ほとんど曇り空。
30分程走ったところに流木を発見。
皆、一斉にキャスト開始。
今日は急遽参加させて頂いたので、私は邪魔にならないようにトモの方でキャスト。
するとミヨシの方から「シイラ居る!」・・・の声。
気合いで水面を掻き回していると、Yuさんにペンペンがヒット。
続いて私のMosPencilにもヒット。
揚がった魚は103cmの雌。
そして元ちゃんは・・・
110cmの雄をランディング。
今日は冷凍鰯を撒かれなかったので魚は沈まず、ミヨシの方でも105cmが揚がった様子。
群れは小規模だけど、この感じだったらもう少し遊べそう.....と思っていると・・・
遂に白川君にも・・・
待望のメーターオーバーがヒット!
しかし・・・船際まで寄せたところで・・・
痛恨のバラシ・・・残念。
伊藤さんは、80位のペンペンを無事ランディング。
その後、船中でペンペンを数匹追加したところで移動。
今日は良いかもね・・・
などと、Yuさんと楽観的な気分で話していたが・・・
その後、色々と走り回ってみたものの、なかなか漂流物が見つからない。
潮目沿いにたまに浮いている流木を叩いても、5mくらい下の方で30~40cm程のミニラが100匹くらい泳いでいるだけ。
今日は流れ藻等は一切なく、たまに浮いているのは全部流木だった。
小規模な鳥山の下には・・・100匹くらいのミニラの群れのみ。
結局、その後は良型の姿を見ることが出来ず・・・
沖アガリの時間を迎える。
帰港途中にカジキを発見したのでキャストしてみたが・・・ヒットせず。(笑)
再び、港を目指して船は走りだす。
すると、サメ付きの鳥山を発見。
しかし・・・ナブラはすぐに消えてしまい、鳥も何処かへ飛んで行ってしまった。
暫く、その場で待機していると・・・
ボコボコボコボコッ!!!
突然!
目の前で8~10キロ級のキメジが大ボイル!!!
勿論、すぐにキャスト。
MosPenを大ボイルの中にキャストして、2アクションぐらいした瞬間・・・
ビイィィィィィィィィィ!!!
一気にラインを70m近く引き出されてしまう!
流石、マグロ!・・・メジでもパワーは半端じゃない。
もちろん船中のほとんどの人にヒット!
はっきり言って、何を投げても喰う状態!
しかし、ほとんどが口切れやラインブレイクなどでバラしてしまい・・・
結局、残ったのは元ちゃん、Yuさん、そして私の3人。
下手に引っ張りっこをしても口切れしてしまうだけなので、とにかく今は走らせて弱らせるしかない。
しかし、ラインが足りない・・・スプールの底が見えてきてしまっている。
そこで、スプールを押えて、魚を止めに入る。
突然、隣でYuさんの嗚咽・・・
ラインブレイク・・・リーダーを切られてしまったようだ。
残念。
残ったのは元ちゃんと私だけ。
船長や中乗りが固唾を飲んで見守る中、慎重に寄せに入る。
しかし、なんとかラインを50mくらいまで巻いたところで、再び走られる。
少し走らせた後、フックが刺さった穴が広がってないことを祈りつつ、再び寄せに入る。
すると・・・逆舷から元ちゃんの嗚咽が!
どうやら口切れしてしまったようだ。
残念。
残っているのは私の魚だけ。
船長や中乗り、そして皆の注目が集まる。
ようやく、魚の姿が見えてきた。
あと少し・・・
しかし、魚も命がけ・・・最後の力を振り絞って抵抗する。
あと5メートル・・・
中乗りはネットを持って、横で待機している。
そして、魚体が完全に目の前に姿を現した。
丸々と太った魚体をみて、船長も「10キロはあるぞ!」...と、少々興奮気味。
しかし、フッキング状態が良くない。
口切れしない事を祈りつつ、慎重に浮かせる。
遂に、残り1メートル・・・
中乗りがネットを構えてランディング体勢に入る。
ポロっ。
あ"ぁぁあああああああ!!!
フックアウト。
まじかぁ~・・・
呻いてみたところで、後の祭り。
情けない・・・
船長、ゴメン。
「・・・」
そして、そのまま納竿、撤収。