2002.03.06 (wed) 10:00-16:30

「午前中は春一番が吹き、午後は風が止む」とのこと。本当?

 

by HATTORI

Home »  Fishing Report »  2002 /  芦ノ湖トラウト釣行 »  2002.03.06

3月1日の芦ノ湖解禁祭りも終わり、いよいよ芦ノ湖モードスタート。

しかし、芦ノ湖漁協の天気予報を見ると・・・

午前中は、6段階風力指数の「6」・・・

要するに「波が大きくなりしぶきが飛びはじめる。釣りは困難。」という最悪の予報。



マズイ・・・



TVの天気予報をチェックすると・・・

「低気圧の通過により、明日の午前中に春一番が吹きそうです。いよいよ春ですね!」

などと、ノー天気キャスターはニコニコと、杉花粉よりも強烈な笑顔を振りまいている。



マズイ・・・



ただし、「昼前くらいには風は止む」・・・らしい。

芦ノ湖漁協の天気予報でも、午後は風力指数「3」になっている。

取り敢えず、行くだけ行ってみよう。

ダメならダメで仕方ない、諦めよう。



午前2時半過ぎ・・・MIURAさんをピックアップし、今回のゲストのハツミ君の家へ。

午前3時10分・・・近くまで行ったところで、ハツミ君の携帯に電話。



「こちらはNTT DoCoMoです・・・」



おや?・・・出ないぞ・・・留守電だ。

再び電話・・・出ない・・・懲りずに電話・・・留守電・・・



ハツミ君寝坊

完全に寝てい・や・が・る!



その後も繰り返し電話をするが・・・出ない。

どうやらマナーモードになっているようだ。

ここを3時50分に出れば出船予定時間に間に合うので、3時50分まで待ちましょう。

でも・・・起きるかな?

半ば諦め状態で、モーニングバイブ連発。(笑)



そして、3時49分・・・制限時間1分前。

ようやく電話が繋がる。



ハツミ君登場

午前4時、ハツミ君を無事ピックアップ完了。(笑)



そして、芦ノ湖に向けて出発。

厚木を過ぎたあたりから雨は次第に強くなってきた。

箱根の山を登るにつれて、雨も風も一段と強くなり・・・

湖尻のやまびこに到着した時には・・・思いっきり暴風雨圏内。

予想通り、6時出船は無理そうだ。



そして、やまびこでビューティーさんと合流。

ビューティーさんは今日から三日間連チャンで釣りをするため、前日から箱根に泊まっている。

凄い気合いの入りようだ。(笑)



天気回復待ち

コーヒーを飲みながら、のんびりと天気回復待ち。

まぁ、昼前くらいに出船できれば良いだろう。

予め分かっていたことなので、天気回復待ちも苦にならない。



ちなみに、今日のような早朝に強い風が吹き荒れて午後に風がおさまるような日は、夕方に爆釣することがある。

もちろん、魚が溜まっている場所を見つけられれば・・・の話ではあるが。

だから、今日は午後まででも天気回復待ちをする覚悟。

おまけにハツミ君はこれからツアー突入の為、当分釣りができないらしい。

だから短時間でも良いから出船したいものだ。



午前7時・・・風は更に強くなり・・・どこかの看板が吹っ飛んでいる。

午前8時・・・雨も風もだいぶ弱まってきたが、まだ低気圧は通過していないらしい。

午前9時・・・雨はほとんど止み、風も時折突風が吹く程度だが、霧が視界を遮っている。

午前9時45分・・・思ったよりも早く、漁協から出船OKの知らせ。



真っ白・・・濃霧!

しかし・・・一面真っ白・・・霧!霧!霧!


いくら出船OKになっても・・・これでは操船も大変だ。

どうせ今日はハナから午後勝負の予定なので、10時まで待ってみることにする。

しかし、霧は一向に良くなる気配がない。



という訳で、午前10時・・・コンパス片手に、白い闇の中へ出撃。

操船しながら前を見ていても・・・ひたすら真っ白い闇・・・幻覚が見えそうだ。



そして、コンパスを見ながら低速で走り続け・・・西岸の本命ポイントに到着。

しかし・・・先行者あり。(笑)



そこで、再びコンパスを見ながら低速でタラタラとキャンプ場方面に大移動。

ポイントに到着後、一旦ボートで岸まで行き・・・再び沖に出る。

視界ゼロの時はこうして距離を計っておかないと・・・

ひたすら岸にキャストしてしまったり、とんでもない沖でキャストを続けてしまいそうなので...。(笑)



右巻き

そして、キャスト開始。

キャストすると・・・ルアーは真っ白い闇の中に吸い込まれるように消えていく。

もちろん、ルアーが何処に着水しているのか判らない・・・何だか味気ない。(笑)



そして、3投目・・・私のLKJ-85Fに塩焼サイズがヒット。

しかし・・・魚の姿を見る前にバラす。



ビューティーさん

その頃、MIURA&ビューティー組は深良水門で悪戦苦闘中。

暫くすると、再び風が強く吹き始め・・・アンカーも効かず、岸まで流されてしまう。

これでは釣りにならないので・・・仕方なく濃霧の中、立石湾内に移動。

そして、そこから黒石、立石、亀ヶ崎・・・とキャストしていく。

しかし、全く反応無し。

まぁ、今日は午後からが勝負・・・湖が落ち着いてからが勝負?



昼近くになると・・・ようやく霧が晴れて、いきなり快晴。

そして、天気予報通りに風も・・・



風も???



天気予報通り???



どこが?・・・



そう、天気予報では風が止む予定だったが・・・



春一番

実際は、強くなる一方!(笑)

芦ノ湖を知ってる方なら、この写真でどのくらいの風なのか想像つくでしょう。

こうなってしまうと、アンカーなど全く意味がない。

アンカーを打っても、あっと言う間に流されて・・・すぐに岸際に打ち寄せられてしまう。

ルアーの泳ぐスピードよりも、船が風で流されるスピードの方が速い・・・(笑)

最早、釣りどころではない。



勿論、完全な風裏に行けばキャストはできるのだが・・・

マッタリとした湖面にキャストしていても楽しくない。



で、そのギリギリの境目でキャストしてみるが・・・

風が巻いている為、すぐに風の中に放り出されてしまう。



撤収

結局、今日は北部を中心に西へ東へ奔走したが・・・

結果は、この風に翻弄されただけ。

まぁ、こういう日もあるでしょう。




以下、MIURA氏の手記より

午前三時、芦ノ湖へ向けて出発。 釣りチームの三人と、ゲストにハツミ君を連行した。
自由な風に乗って箱根を登ると、完全な暴風雨域に達してしまう。
エンジンボートの出船時間は四時間も遅れて、午前十時に視界10メートルの霧の中、
やっと釣り本番がスタート。
しかし、誰一人、魚を手にすることは出来ない。
最悪の条件で魚を見つけるのは至難の業だった。
相手は自然なので大笑いするしかない。
春一番に夢も舞う。





■HATTORI
■1Hit 0Get
■LKJ MINNOW 85F

■MIURA
■0Hit

■B-YOKOYAMA
■0Hit

■ハツミ君
■0Hit