2002.03.01 (fri) 06:30-10:30 & 15:40-16:20

芦ノ湖2002解禁釣り大会に参加。70UPで同寸3位。

 

by HATTORI

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今日から2002年の芦ノ湖解禁。

今年は特別解禁に行かなかったので、本日の芦ノ湖解禁釣り大会から芦ノ湖モード開始。

まぁ、解禁日は人が大勢来るので、お祭り気分でのんびりと釣りをするだけ。

実際に芦ノ湖の釣りを楽しむのは、3月2週目以降になって人が減ってから...という感じ?



で、本日は芦ノ湖トラウト初挑戦の山本君とエンジン船に乗船。

そういえば・・・特別解禁&解禁日にエンジン船に乗るのは初めてだ。

毎年、「お祭りの日」はローボートにエレキで出船し、年に1回だけエンジン船の便利さを実感する日になっていた。

ちなみに今回は、山本君がエンジン船を押さえてくれていた。



4時半頃に芦ノ湖に到着すると・・・何となく北西寄りの風だが、ほとんど無風状態。

天候は霧雨で、かなりガスっている・・・要するに、下から見ると「雲の中」。

気温の方は、例年に比べるとかなり暖かい。



「今日は厳しいだろうなぁ~...」などと思いながら、湖尻やまびこで30分程ボケ~っと休憩。

さて、今日はどのポイントをメインにしよう?・・・



普段の日なら、色々なポイントを移動することが出来るが・・・

今日は解禁日なので、ほとんどのポイントは満員御礼状態だろう。

ポイントさえ決まってしまえば、あとはのんびり釣りをすればいい。

そうなると、朝一のポイント選択がとても重要になってくる。



出船場所は湖尻なので、湖尻から近いポイント・・・

昨晩からの風向き、そして今後予想される風向きを考えると、東岸?

岸釣りの人やウェーディングの人が居ても狙える場所(岸から狙えない場所)・・・



ちなみに2月下旬に開催された特別解禁では、キャンプ場~早川口が好調だったらしい。

まぁ、他のポイントよりも水温が若干高いうえに水流も関係するので、当然といえば当然の事。

でも今日は岸からの餌釣りの方々も含め、大混雑になるのは間違いない。

私にはそんな高プレッシャーの中で釣る技術など無いので、あの辺はパス。



結局、朝一直行ポイントの第一候補は「胴切り~樹木園」。

ここなら岸からでは届かない沖目でも十分狙うことが出来る。

もし、岸際が大勢の人で埋め尽くされていたら「樹木園~仏ヶ崎」の岸際。

そこも他船に先に入られそうだったら西岸に変更して「女郎杉」。

でも、ここは今日の風だと少々辛いかな?・・・

まぁ、何だかんだ言っても、何処かしら人の居ない場所はあるだろうから、あとは実際に様子を見て決めよう。



午前6時25分、エンジン船のスタート位置に待機。

今日みたいな「お祭りの日」は、エンジン船は桟橋からスタートせずに沖のスタート位置からスタートすることになっている。

桟橋から一斉にスタートすると、その引き波をローボートがモロに受けてしい、危険だからである。



『山本君、先ずは何処に行く?何処に行きたい?』

「俺、芦ノ湖のトラウトは初めてだから全て任せます!」

『責任重大・・・』

「俺にも釣らせてくださいね!(笑)」

『取り敢えず、最初の1匹は小さくてもネット使っちゃうよ。(笑)』



午前6時半、花火の音と共に「芦ノ湖解禁釣り大会」スタート。

何十艘もの船が一斉にスタートする光景・・・何だか笑える。

勿論、私は第一候補ポイントの「胴切り~樹木園」を目指してエンジン全開。



しばらく走っていると・・・胴切りが何となく見えてきた。

『あれ?・・・山本君、胴切り近辺に陸っぱり・・・居る?』

「いや・・・居ないっすね。」

『居ないよな・・・1人も居ないよな!・・・すげえラッキー!!!』



ラッキーなことに、普段ウェーディングの方々に人気のあるポイントに誰も居ない。

しかも、九頭龍側から樹木園の桟橋までの間に誰も居ない!

珍しい・・・こんなこともあるんだなぁ。



誰も居ないのなら一番良いところに入ろう・・・

ということで、慎重にボートポジションをとり、静かにアンカーを降ろす。



しかし・・・湖面は鏡状態。



まぁ、こればっかりは仕方が無いので・・・本年初キャスト。

約1年ぶりの芦ノ湖・・・なかなか心地が良い。



山本君

芦ノ湖トラウト初挑戦の山本君。巻き手は...(笑)



『この湖面状態だと厳しいね。まぁ、朝一なら喰うかもしれないけど・・・』

「マッタリしてますねぇ~」

『風が吹いて、ちょっとでも湖面がざわついた時がチャンスだね。』



しばらくすると風で若干湖面が揺らぎ始めてきた。



「あっ!」

突然、山本君の声。



「アタったけど、乗らなかった・・・」

どうやら山本君のWOODBAIT 8MDに反応があったようだ。

多分、午前中はこの程度の僅かな湖面の揺らぎを逃したら終わりだろう。

僅かなチャンスに望みをかけて、キャスト開始。



すると・・・



ジジッ・・・ジジジィ~



ドラグの音がしたので山本君を見ると・・・

ロッドがかなり曲がっている!



『おっ、やった!結構デカそうじゃん!』



すぐにネットを持ってスタンバイ。

そして寄ってきた魚体を確認すると・・・



デカい!



しかし、かなり元気が良く・・・船縁まで寄せても、何度も突っ込んで行く。

ネットを持ってスタンバイしている私の方が緊張する。

なんたって、山本君の芦ノ湖トラウトの初物・・・しかもデカい。

これをランディングでミスったらヤバイ!(笑)



そして、何とかランディング可能な状態になり・・・

無事ネットイン!

ホっ。



山本君、芦ノ湖トラウト初物は・・・



66cm、3.18kgのニジマス

66.0cm、3.18kgのニジマス!



おめでとう!



さてと・・・俺も本年の初物を釣りたい!(笑)



再びキャスト開始。

すると・・・数投目に小さいアタリ。

すぐにアタリのあった場所よりも左側にLKJ-85Fをキャストすると・・・



モグぅ・・・



グイっとアワセると・・・



ジジジジッ・・・好感触。(笑)



ドラグは結構キツく設定してあるが、ラインがジリジリと出ていく。

おっ!すげえ突っ込む!......お~おっ、走る走る!(笑)

あっ!フロントフックが外れた?......おっ、今度は船下に潜った!

湖上にアホが1名出没!・・・あっ、俺か。



久しぶりのニジマスの引きを堪能しつつ、船縁まで寄せてみると・・・結構、良いサイズ。

その後も数回突っ込まれたが、無事ネットイン。



私の本年の芦ノ湖初物は・・・



71cm、4.27kgのニジマス

71cm、4.27kgのニジマス!



取り敢えず今日はこれで大満足・・・OKでしょう。

早い段階で二人とも良型を釣ることができたので、一気に楽になった。



という訳で、ロッドを置いて休憩モード。

私は一服しながらボケ~。

山本君は電話で各船の様子を聞いている。

『山本君、NINOさんのとこはどうだって?』

「大庭さんが東で50UPのブラウン捕ったみたいです。」

『特別解禁の感じからすると上位に入るね。で、NINOさんは?』

「大庭さんの口からは言えないそうです・・・(爆)」

『自作ミノー縛り....やめても良いよ!って電話してあげた方がいいかな?(笑)』

「あと、海和君が西で70位のニジマス捕ったみたいです。垣内さんもブラウン捕ったみたいです。」



のんびり一服していると、本日は撮影モードの山際さんが登場。



ビューティーさんのニューグッズ

で、撮影に協力。

そして、再び休憩モード。



「こういうマッタリした水面の時って、ミノーじゃ喰わないんですかね?」

『いや、喰わないことはないよ。でも大体は塩焼サイズだけどね・・・俺の場合。(笑)』



試しに二人でキャスト開始。

すると・・・私のLKJ-85Fに・・・正しく塩焼サイズがヒット。

そのまま素早く船縁まで寄せてリリース。



『ほらね・・・(笑)』



風が吹くまでポイントを休ませる為、再び一服しながら雑談モード開始。

しかし・・・一向に風が吹く気配がない。

流石に同じ景色に飽きてきたので、南へ移動。



移動はしてみたものの・・・

予想通り、状態の良さそうなポイントには先行者多数。

結局、水面穏やかな平岩横で数投した後、誰も居ない百貫へ。

しかし、ここでは全く反応無し。



そこで一気に北に戻り、深良水門へ。

水門近くにはウェーディングの方々が大勢居たので、かなり離れた場所でキャスト開始。

すると山本君に塩焼サイズがヒット。

これも素早く船縁まで寄せてリリース。

ここもすぐに移動。



移動中に早川~キャンプ場を見てみると・・・予想通り大混雑状態。

あの広いエリア一面に船!船!船!人!人!人!



水面が鏡状態

結局、樹木園桟橋付近にアンカーを降ろし、のんびりとキャスト。

水面が鏡状態なので、塩焼サイズがルアーの後ろからついてくるのが良く見える。

そして・・・私は、再び休憩モード。



「さっきから小さいのがルアーを追ってきますね。」

『そのサイズが群れてるみたいだね・・・俺もさっきそうだった。』

「細身の7cm以下のミノーとか投げたら喰いそうですね。(笑)」

『一発で喰うんじゃない。(笑)』



山本君、ミノーをX-70に交換してキャスト。

すると、1投目でヒット。



「マジで喰ってきましたよ!...しかも、1投目!(笑)」



そのまま船縁まで寄せてリリース。

そして2投目、3投目・・・と反応無し。



「色を変えたら喰ったりして・・・(笑)」



カラーを変えて、再びキャスト。

すると、またまた塩焼サイズがヒット。



「これはこれで楽しいなぁ!(笑)」



その光景を見ながら、私はのんびりと朝飯を食っている。(笑)

でも、ここまで呑気に釣りをしているのは、二人とも既に良型を釣っているからである。

もし、どちらか一方でも満足できる魚を捕っていなかったら・・・

今頃は、少しでも条件の良いポイントを探して走り回っているだろう。

また、パニクった魚をその場でポイントに戻すようなリリースなども絶対にしない。

どんなにサイズが小さくても、取り敢えずイケスに入れて泳がせておき、別の場所でリリースする。

要するに、満足できる魚を捕るまでは、少しでもマイナス要因と思われるような事は絶対にしない.....という事。



「HATTORIさん.....一向に風が吹きそうにないですね。今日はずっとこうですかね?」

『いや、多分午後になれば今よりも風が吹くと思うよ。』

「じゃあ、今のうちに検量を済ませて昼飯食って、午後に備えましょうか。」

『そうだね。午後は人も減るだろうし。それに...もう一山欲しくなってきた。(笑)』



という訳で・・・午前10時半、一旦船宿に戻ることに。

そして今日の状況を知るために、湖尻の検量所に様子を見に行ってみる。



現時点での1位=69cm、2位=63cm・・・



『微妙だね・・・まぁ、これからどんどんデカいのが入ってくるしね。』

「どうします?検量しておきます?」

『まぁ、一応検量しておこうか。』



思ったよりも大きい魚が入っていなかったので、魚を持って再び検量所へ。

実はこの時点では、まだ自分達の釣った魚の正確なサイズは知らないのである。

最後にやまびこで「正式計測」をするつもりだったので。



先ずは私の魚・・・「71.0cm 4.27kg」・・・現時点で1位。

そして、山本君の魚・・・「66.0cm 3.18kg」・・・現時点で3位。



やまびこに戻ってマッタリしていると・・・NINOさん組が帰ってきた。

どうやらNINOさんは自作ミノーで2匹釣ったようだ・・・ホっ。

そして大庭さんは50UPのブラウンを持って検量所へ。

検量結果は・・・「54.0cm 2.17kg」・・・現時点で2位。

ちなみに現時点でのブラウン部門の1位は、既にやまびこに戻ってきていた千葉さんの「58.0cm 2.83kg」だった。



『でも、上位に入っちゃったら・・・表彰式に行かなきゃいけないんだろ?』

「そうみたいですね。」

『そうしたら、午後は釣りが出来ないってこと?』

「ほとんど無理じゃないですか?」

『せっかく良い風が吹き始めたのに・・・まぁ、仕方ないかぁ...』



検量締め切り10分前に垣内さん組が戻ってきたので検量所に。

先ずは海和君・・・「71.0cm 4.36kg」・・・あっ、90g差で抜かれた。(笑)

そして垣内さんのブラウン・・・「56.0cm 1.98kg」・・・現時点で2位。



「最終結果は12時半に出ますので、もう一度検量所に来てください。」とのこと。

そして、12時半・・・検量所に行くと・・・最終結果が出ていた。



最終結果

最終結果を見てビックリ。

1位と同サイズ、重量差で第3位に入っていた。

自分の中では大体7位くらいだと思っていた。



そして同じくニジマスの部の第2位には海和君。

山本君の66cmは11位に入っていた。



ブラウン部門では、1位が千葉さん、2位が垣内さん、3位が大庭さん。

トラウト各部門の上位3位・・・ニジマス部門の1位以外は全てやまびこ出船。

こりゃぁ、やまびこのおばちゃん、大喜びするなぁ。



そして、5人で表彰式の会場へ。

すると車内で「これ被って」と、垣内さんにMarinの帽子を渡される。

私は持っていないので普段被っていないのだが、丁度Marinが新装オープンしたところなので新装祝いで被ることに。



表彰式

そして、色々な賞品授与やら・・・写真撮影やらで・・・

結局、やまびこに戻ってきたのは15時半過ぎ。

取り敢えず、NINOさんと一緒に午後も出船している山本君に電話をしてみると・・・

NINOさんが余裕の60UPをバラしたらしい・・・残念!



残り時間は1時間も無いが、大庭さんと再び出船。

時間が無いので近場・・・ということで、九頭龍へ。

しかし湖面状態は最悪・・・マッタリ鏡状態。

そこで流石に空いてきた早川口沖へ行ってみることに。

すると、LKJ-85Fに50cm位のニジマスがヒット・・・しかし、バラシ。

これは船際リリースでは無く、思いっきりバ・ラ・シ。(笑)



そして、16時25分・・・納竿、撤収。

今回の「お祭り日」は、なかなか楽しめた。

まぁ、運8割・実力2割...という感じでしょう。

これだけ大勢の釣り人(1,350人)が居たら、誰が釣ってもおかしくないから。



芦ノ湖解禁釣り大会のその他の詳細はこちら




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