Home » Fishing Report » 2001 / シイラ釣行 » 2001.09.15
7月19日から突入した今夏のシイラモード。
あっと言う間の夏、あっと言う間の2ヶ月間。
そして、本日の釣行で今年のシイラモードは終了。
本当は・・・私の中でのシイラモードは既に終了していたのだが・・・
6月下旬に骨折をした為に今夏のシイラシーズンを棒に振ってしまったKANZAKI氏に誘われて、今日も行くことに。
で、どこかの乗合船でも乗ろうかと思っていたら・・・
同じく「夏を終われない」白川君から連絡があり、駿河湾勘七丸の僚船「拓洋丸」を仕立てることに。
『白川君、あと3人...どうする?』
「声かければ居ますよ、まだ夏を終われない人が...きっと、沢山。(笑)」
予想通り、まだ「夏を終われない」沢山の方々からの参加表明。(笑)
結局、Yuさん、luckyさん、NOMさん、白川君、伊藤さん、KANZAKIさん、そして私の7名で出船することに。
午前2時前にNOMさんに迎えに来ていただき、KANZAKIさんを拾って、待ち合わせ場所の港北PAへ。
ところが!!!...なんと首都高事故渋滞!
そして首都高が通行止めになってしまい・・・有無を言わさず次の出口で下道へ。
いくら夜中とはいえ、首都高通行止め・・・と来れば、当然下道も大渋滞。
結局、霞ヶ関から港北PAまで1時間半もかかってしまい・・・
1時間近く遅れて待ち合わせ場所に到着。
ご迷惑お掛けしました。
そして、いざ沼津港へ。
そして午前5時半に乗船。
船長に挨拶をして、今日の目的を伝える。
『船長、今日はカツオは追わずにシイラ狙いでお願いします。』
ところが、絶望的な船長の言葉・・・
「シイラ?...やだよ!みんなメタル着けな!今日はカツオしか狙わねぇよ!」
『いや、釣れなくても良いので、シイラ狙いでお願いします。』
「やだよ!シイラなんか狙わねぇよ!俺がやる気ねぇもん!」
ガ~ン!
ま、マジっすかぁ~?・・・私の夏が・・・私のシイラが~・・・
流石に動揺を隠せないKANZAKIさん。
『本当に釣れなくても良いので、狙うだけでも・・・』
「やらないよ。今日はカツオ! カ・ツ・オ!」
『じゃぁ、途中に浮遊物とかあった時だけでも船を止めてください!キャストだけでも・・・』
「う~ん・・・しょうがねぇなぁ・・・分かった。」
なんとか船長を説得して、いざ出船!
心配された天気の方は大丈夫そう。
乗船場所に到着後、すぐに出船したので船上でタックルセット。
しかし...果たして、シイラを狙ってくれるのか?...少々不安。
まぁ、ウダウダ言っても仕方がないので、取り敢えず腹ごしらえ。
船は沖に向かってひたすら走り続ける。
そして、船の向かっている先には・・・カツオ狙いの船団。
やっぱりカツオ狙いかぁ・・・。
しかし、我々の船は・・・そのまま通過。
皆、ホッと胸を撫で下ろす。
そしてそのまま沖へ沖へと走り続けると・・・浮遊物を発見。
もちろん船は止まり・・・一斉にキャスト開始。
しかし、ペンペンの姿すら見えず・・・全く反応無し。
素人の私が見ても分かるくらいに潮が濁っている。
すぐに諦めて移動。
しばらく走っていると、流木を発見。
再び船は止まる。
しかし、ここも潮が悪い・・・ミニラの姿すら見えず、全く反応無し。
まぁ、潮が悪いことも、魚が居ないことも最初から判っていたこと。
だからと言って、最初から諦めてカツオでお茶を濁すのはつまらない。
乗合船だったら仕方ないが、今日は仕立船。
結果として、総ホゲリになったとしても、満足できるし、納得もする。
再び大海原を走っていると、漂流物を発見。
船は止まり、キャスト開始・・・しかし、魚の姿は全く無し。
でも・・・出船前は、あれ程までにシイラ狙いを拒んでいた船長だが・・・
いざシイラ狙い決行となると徹底的に漂流物に着けてくれる・・・
流石、プロフェッショナル!気持ちの良い人だ。
良さそうな潮や漂流物を探して、船は走り続ける。
当然、我々もミヨシで漂流物を探す。
沖へ沖へと走り続けていると・・・潮目に浮かぶ流れ藻帯を発見。
しかも、先程までの場所とは比べ物にならないほど、潮が澄んでいる。
これは、いけるかも!・・・やる気満々でキャスト開始。
すると、伊藤さんがトップでペンペンをゲット。
しかし、単発?・・・その1匹以外に魚の姿は無い。
そのまま潮目沿いに移動。
すると次の流れ藻帯でも、またまた伊藤さんがトップでペンペンをゲット。
私のトップにもミニラの反応がある。
逆にトップ以外のルアーには全く反応しない。
次の流れ藻で待っていたのは・・・50cm前後のミニラ。
私もSRPで50cm程のミニラをゲット。
他のメンバーも大体そのくらいのサイズのようだ。
その後も潮目沿いに少しづつ移動しながら探っていく。
魚自体が少ないようで、たまに居てもペンペン数匹の小規模な群れのみ。
そして相変わらずトップにのみ反応する・・・しかも低速アクションに。
だが、こうもトップにしか反応しないと、逆にミノーで釣りたくなってしまう。(笑)
で、色々試して・・・何とか80cmのペンペンをゲット。(嬉しい!...笑)
そして同じアクションで75cmのペンペンをゲット。
しかし相変わらず、トップの方が断然反応が良いみたいだ。
この流れ藻に着いていたのは・・・80cm前後の小規模な群れ。
そのまま、その潮目沿いの浮遊物を中心にキャストしていくが・・・魚の姿は無い。
そこで、今度は別の潮目を探して移動。
相変わらず駿河湾の船長は決断と移動が早い。
しばらく走っていると、再び潮目に沿って点在する流れ藻を発見。
潮は先程に比べると、若干濁っている感じだ。
その流れ藻には・・・50~60cm位が数匹。
その後も・・・移動、キャスト、移動、キャスト、を繰り返す。
魚は反応するものの、未だヒットに持ち込めないKANZAKIさん・・・
果たして、夏は終われるのか?
「やりました!嬉しいっす!いやぁ~、これで夏が終われます!」
Yuさんに借りたSRPで、記念すべき本年初シイラをゲット!
どうやら無事に夏を終えることが出来たようである。
そして午前11時、今年の私のシイラモードは終了。
まぁ、この2ヶ月間の夏を終わらせるには、丁度良い釣果かもしれない。
もし、今日もメーターオーバーがウヨウヨ居て、船中メーターオーバー4本!5本!・・・
なんて事になっていたら、また来週も来たくなってしまうだろうし。
そして船は港に向かって延々と走り続ける。
と思ったら・・・
移動した先には、カツオの船団・・・しかも凄い数!
35隻ほどの船が1箇所に犇めいている。
そしてお土産用のカツオ釣りスタート。
お土産が揃ったところで、本日の釣行は終了。
また来年、遊びましょう!