Home » Fishing Report » 2001 / 芦ノ湖トラウト釣行 » 2001.04.22
今日は日曜日。
普段はなるべく芦ノ湖釣行しない日曜日。
しかし、最近忙しくて芦ノ湖に行けなかったMIURAさんと、同じく仕事で前回急きょ釣行できなくなったKANZAKIさんと芦ノ湖へ。
今日の天気予報では、午前中は雨!
ということは、人が少ない可能性がある!
しかし、今日は日曜日。
きっと強烈な晴れ男や晴れ女の方々が芦ノ湖に来ているのだろう。
天気予報も覆す晴れ人間のおかげで、出船時間には雨は上がってしまった。
残念ながら、先程まで吹いていた北東風まで止んでしまった・・・
まぁ、仕方のないこと・・・
今日はみんなの楽しい日曜日だから。
今日は私とKANZAKIさんがエンジン船、MIURAさんが手漕ぎボートに乗ることに。
そして、5時半に出船。
NHK教育「釣り専科」ベスト・・・
KANZAKIさん、相変わらず珍しいもの持ってますね。(笑)
先ずはMIURAさんを引っ張りながら防ヶ沢へ。
そして、MIURAさんはベタ凪の防ヶ沢でキャスト開始。
私とKANZAKIさんはベタ凪の胴切りでキャスト開始。
昨日から再び寒くなってしまったので、水温が下がっている。
きっと活性も下がっているんだろうなぁ・・・
しばらく風を待ちながらキャストしていると・・・
ウェーディングの方々がご到着。
しかし、ポイントを潰さずに離れて入水してくれたので、そのまま続行。
暫くすると、北風が僅かに吹き始めた。
すると、私のLKJ-85Fにヒット!
しかし・・・バラシ。
その後は反応が無いので、坊主逃れの早川口へ移動。
ドシャロー地帯が空いていたので、そこにアンカーを降ろしてキャスト開始。
すると、すぐにLKJ-85Fにヒット。
07:25、HATTORI、47cmのニジマスをランディング。
その頃、防ヶ沢のMIURAさんは・・・
今朝方、久しぶりに鶴見川でシーバスを釣ったNAKASHIBAさんからの喜びの電話報告を受けていた。(笑)
NAKASHIBAさん、おめでとう!
私達は、北東風が若干強まってきたので立石湾に移動。
しかし・・・疲れの溜まった週末に、一睡もせずに芦ノ湖釣行は流石にきつい。
体は起きていて、無意識にキャスト&リトリーブをしているが、 頭の中は眠っている。
しかし、フラついてボートから落ちそうになったので、キャストを止めて暫く爆睡。
微妙な湖面の揺らぎが、妙に心地よい眠りを与えてくれる。
その頃、防ヶ沢のMIURAさんは・・・同じく大爆睡中。(笑)
せっかく芦ノ湖に来たのに寝てたら勿体ないって?
いいんです!
今日は日曜日なんだから。
ふと目を覚ますと、KANZAKIさんが必死に大物と格闘していた!
「HATTORIさん!かなりの大物かもしれません!」
しかし、なんだかおかしい・・・
『KANZAKIさん・・・魚、全然動かないね?』
「そうなんですよ!重くて!・・・・・・あれ?」
『KANZAKIさん、それって・・・』
「すいません....根がかりってやつですね・・・」
『そりゃぁ大物だわな!(笑)』
「いや~、遂に大物!ってドキドキしちゃいました~!(笑)」
根がかりを外し・・・
気が付けば、風がほとんど無くなっていたので・・・キャンプ場前に移動。
しかし、湖面鏡状態・・・私は朝食タイムに突入。(笑)
そして、KANZAKIさんは・・・大爆睡。
その頃、防ヶ沢のMIURAさんは・・・
未だ大爆睡中・・・夢の中。
そして12時になったので・・・昼食休憩の為、一旦ボート屋に戻ることに。
ボート屋に戻ると、「やまびこ」のおばちゃんに背筋の寒くなる話を聞かされる。
「HATTORIさん、今日、元箱根の方に行った?」
『いや、行ってないけど・・・なんで?』
「あ、そう。良かった。今日は行かない方が良いわよ。」
『え?・・・どうして?』
「昨晩ね、男の人が湖に落ちちゃって・・・まだ発見されてないのよ。」
『はぁ~???』
「だから元箱根の方、今日も朝から警察や捜索隊が大勢で探してるのよ。」
『マジっすか?・・・』
「だから向こうは多分、騒がしくて釣りにならないでしょ。」
『絶対行かない!...もし、重たいものがルアーに引っ掛かったら・・・(寒)』
「大体1週間くらいは見つからないのよね。」
『水曜日までには見つかって欲しい!!!』
「この前の時は、1列にボート並べて、一斉に錨みたいなのを底引きみたいに引きずったら発見されたのよ。」
『・・・』
「でもね、その時は違う人が発見されちゃったのよ。」
『はぁ???・・・じゃぁ、他にも沈んでたって事?・・・』
「そうなのよ。で、もう1回やったら、ようやく探している人が発見されたの。でも不思議ねぇ~、両方とも同じ船の錨に引っ掛かったのよ・・・あんなに沢山の船で底引きしたのに。」
『どこの船だろう・・・それには乗りたくない・・・』
「あれ?数年前の朝方、神宮で自殺して浮いていた人を発見したのって、HATTORIさんじゃなかったっけ?」
『お、俺じゃないよ・・・』
「あ、違かったっけ?・・・あぁ、○○さんだ、そうだそうだ。」
『ねぇ・・・そんなに頻繁にあるの?・・・』
「最近はそんなに無いわよ。でもお爺ちゃんの時代は凄かったみたいよ。身投げが流行ってたから。」
『・・・』
その時、突然バイクの爆音が・・・
その正体は・・・地元箱根の暴走族?
真っ昼間の芦ノ湖湖畔を走る5台の改造バイクとスウェット姿の中学生・・・
不思議な光景に思わず頬が弛む。
平和だなぁ~・・・
あっ、そうか...今日は日曜日だった。(笑)
そして13時半過ぎから午後の部スタート!
風が南寄りに変わったので、MIURAさんを牽引しながらキャンプ場前へ。
暫くキャストしていると・・・
20m程離れた湖岸に、青いお揃いのジャージを着た中学生がやってきた。
きっと、遠足か何かで芦ノ湖に来たのだろう。
そして一斉に石ころを湖面に投げつけ、誰が一番多くスキップさせられるか競い始めた。
魚はきっと沈むだろう・・・。
でも、文句は言わない。(普段でも言わないけど...笑)
何故?・・・今日は楽しいみんなの日曜日だ・か・ら。
青ジャージ中学生が居なくなると・・・
今度は大きな犬を連れた中年が5人やってきた。
そして、5頭の大型犬は・・・楽しそうに浅瀬をジャバジャバと駆け回っている。
もちろん、文句を言ったりしない・・・
今日は楽しい日曜日。みんなの日曜日だから。
まぁ、平日でも文句なんか言ったりしないけどね。
暫くすると・・・
キャンプ場桟橋に、大騒ぎしながら10人くらいの若者達がやってきた。
良く見ると、一人の男を皆で担いでいる。
「3・2・1」.....
若者達がカウントを始めた。
まさか、湖に放り込むんじゃ・・・
と思って見ていると、放り込む真似をしただけ。
流石にそこまではやらないか・・・
ところが再びカウントの声。
そして・・・どっぼーん!!!
あらら・・・本当に放り込んじゃった!
思わず私もKANZAKIさんも大笑い。(笑)
放り込こまられた男も嬉しそうにピースサイン。
きっと、何かの罰ゲームなんだろう。
流石!今日は日曜日なだけはある!
若者達が去っていくと、一人のフライマンがやって来た。
離れた場所でウェーディングを開始。
すると、後からそのフライマンの奥さんと子供がやって来た。
子供は大岩の上に登り・・・
「早く魚釣って!!!絶対釣って!!!早く!!!」とバタバタ暴れながら絶叫し始めた。
父親のフライマンは釣りをやめ、周りに申し訳なさそうな素振りで帰っていった。
「はやく降りて来なさい!帰るわよ!」・・・母親が叫ぶ。
それでも4才位の子供は岩の上で絶叫しながら暴れている。
すると、母親は岩の上の子供を降ろし・・・
その瞬間、「パシッ!」
目にも留まらぬ早さで、子供の頬を張り倒す。
子供は急に静かになり、しょんぼりとうつむいて・・・
そして、ピーピー泣き出した。
母親は何を思ったのか、その姿をビデオに撮っている。
う~ん・・・子供の教育、そして釣りをしたいのに諦めざるをえない父親・・・
こういう日曜日ってのも有りかな。(笑)
煙草を吸いながらボケ~っとしていると・・・
今度は釣り親子がやって来た。
父親はぶっ込み釣りを始め、5才位の子供の方は桟橋にやって来た。
手に持っているのはベイトタックルにジグヘッド。
それにぶら下がっているのは、生きたミミズかな?・・・ワームじゃないよね。(笑)
そして私に見られているのを意識しながら、緊張してキャスト!
お!結構上手くキャスト出来るじゃん!
得意げな表情で私の方を見ながら、5秒ほどカウントダウン。
でも、そこ・・・水中にロープが入っているんだけどなぁ・・・
すると、その子供は・・・物凄いスピードでリールを巻き始める。
おいおい、ちょっと早巻きすぎないか?
すると・・・予想通り、ロッドがしなる・・・
もちろんロープにフッキング。
悲しそうな表情で、呆然と私の方を見ている。
まぁ、そうやって障害物の位置を覚えていけば良いんだよ。
すると、子供は桟橋を降りて、反対方向に走っていき・・・無事回収。
やるねぇ!釣りキチ三平の石鯛釣りを思い出したよ。
そして、再び桟橋にやって来て、同じ所にキャスト・・・で、再びロープ。
おいおい・・・学習しろよ。(笑)
繰り返すこと4回目でようやく気付いたようで、別方向にキャスト。
これで一つ大人になったな・・・・
いやぁ、日曜日って偉大だなぁ。
さてと、我々もそろそろ・・・
ということで、亀ヶ崎に移動。
しかし・・・アタリが1回のみ。
そして16時40、納竿・撤収。
まぁ、いいか。
今日は日曜日なんだし。
なんのこっちゃ!