2023.06.02 (fri) ~ 2023.06.14 (wed)

北海道遠征2023・イトウ釣行【前編】

 

by HATTORI

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◆2023.06.02(金) 東京出発


あっという間に6月になり、気が付けば北海道遠征釣行の出発日。

台風2号の影響で東京都心は暴風雨。

至る所で傘がお猪口になっている。



トリップメーター

午前中で仕事を済ませ、かなり余裕をもって13時前に出発。

そういえば、昨年も6月2日に出発したので丁度一年ぶり。

横風に弱いハイエースで、約130kmの道のりを雨中ドライブ。



大洗フェリーターミナル

守屋PA辺りは小雨だったが、大洗港に着くと結構な土砂降り。

ただ、海はそこまで荒れていない様子。

乗船車両待機場所でしばらく休憩。



船内レストラン

18時過ぎに乗船開始。

乗船後、すぐに船内レストランで夕食。

さて、これから約18時間の船旅。

今日は早起きしたので、22時過ぎには爆睡モード突入。







◆2023.06.03(土) 最北の地へ


海は凪

台風の影響が心配されたが、海は凪で快適航海が続く。

雲は多いが、雨は降っていない。

青森沖で久しぶりにカマイルカの群れに遭遇。



大洗フェリーターミナル

13時過ぎ、定刻通り苫小牧港に入港。

ここから約400km、雨の中の長距離ドライブ。

動物注意、道警注意。



キタキツネ

いつも通り、途中のSAや道の駅に立ち寄りつつ、約400kmの道のりを走り続ける。

通称「キタキツネ道路」では、今年も数頭のキタキツネがお出迎え。

暗くなると鹿の飛び出しが怖いので、なるべく明るいうちに目的地に到着したい。



最北の地

19時半過ぎ、無事に目的地に到着。

流石に疲れる...。

さて、明日は天候が悪そうなので、取りあえずポイント下見のつもりで釣行予定。







◆2023.06.04(日) 釣行初日


午前3時半頃に宿を出る。

気温は8度で、結構肌寒い。

天気予報を見る限りでは、この後天候が悪化するらしい。



朝の風景

中央ポイントに到着すると、丁度ヒデさんと山梨さん夫婦が到着していたので一緒にポイントへ。

南東風の中、キャスト開始。

しかし、3アクション程ですぐにルアーが動かなくなる。

浮遊海藻。

ラインにも髪の毛状の藻が絡みつき、毎回その除去に苦労する状態。



あれ?... 鳥山?



遠くで鳥が刺していたので、運動不足の身体に鞭打って駆けつけてみる。

ところが、鳥たちは小魚ではなく「海藻」を咥えていた。

どの鳥も、水面近くの海藻目掛けて突っ込んで、海藻を咥えて飛んでいく。



マジか…。

海藻、喰うんかい?

それとも、巣作り用?

それとも、海藻に何か餌になる生物が付着してるのかな?

初めて見る光景。



浮遊海藻

移動しながら良さそうな場所を叩いていくが、相変わらずの浮遊物回収機状態。

そこで一気に別のポイントに移動。

しかし、先行者の車がズラリ。

様子を見てみると、狙っている場所が違っていた。

そこで、離れたところにで入ってみる。

数投してみたが、出そうな雰囲気が全くないので、再び移動。



南右ポイントの奥に行ってみると、こちらも荒れ模様。

既に安沢さんが叩いていたので、状況を聞きつつ井戸端モード。

やはり状況は厳しいらしい。



雨が強くなってきたので、安沢さんに最南端の熊スプレー必須ポイントを案内するために移動。

ここはヒグマ目撃情報が多いところなので、クラクションを鳴らしつつ慎重に下車。

ポイントまで下りてみたが、ここも他と同様に荒れていたので、準備はせずにポイント案内のみで終了。



海

安沢さんと別れて、激浅ポイントに行ってみたが先行者(知り合い)が入っていたので、そのまま通過。

状況を見ながら走っているとスタックポイントの雰囲気が良さそうだったので、様子見で入ってみる。

思ったよりも浮遊物が少なく、3投に1回くらい引っ掛かる程度。

北側は状況が悪かったので、南側に移動しながら叩いていくと、待望のアタリ。

しかし、フッキングせず。

多分、小型のアメマスでしょう。



その後も様子を見ていくが、安定の無反応。

最後に、先ほどより潮位が若干上がったポイントの様子を見て、納竿・撤収。

今日はメインで釣行する予定のポイントを一通り回ってみたが、まだ何とも言えない状態。

明日から更にポイントを絞り込んでいく予定。



夜は、小黒さん、安沢さん、高田さん、ヒデさん、山梨さん夫婦、大谷さんと楽しい晩餐。

さてさて、今年はどうなるのかな?

明日から数日間は条件が良さそうなので、取りあえずはそこに期待。







◆2023.06.05(月) 釣行2日目


今日も4時頃から中央ポイントに入ってみる。

この最北エリアは午前3時半でも既に明るい。

昨日の荒れ具合もだいぶ収まり、風も西寄りに変わっている。

気温は8度、相変わらず肌寒い。



朝の風景

南へ移動しながらキャスト開始。

しかし、一投ごとに浮遊ゴミが絡みついてくる。

3アクションまでに喰わせなかったら、その後はゴミで重くなる状態。

こればっかりは仕方ないけど、結構ストレス。



今日はヒットしなくても良いので、魚やベイトの存在を確認したい。

とにかく遠征釣行の前半は、魚が他よりも多くいるエリアをある程度絞り込んでいくことに重点を置いて探っていく。

勿論、現在の地形をもとに探るエリアを絞り込んでもいく。



北の空

あ、イトウだ。

ベイトを追って水面スレスレを泳ぐイトウらしき魚を発見。

少ない引き出しを無理やりこじ開けて狙ってみたが、全く反応を得られないまま気配は無くなってしまった。

でも、「収穫あり」ということでOKでしょう。



移動しながら3時間ほど探った後、一旦朝食休憩。

セコマで腹ごしらえした後、今度は北左ポイントの中央に入ってみる。

こちらはゴミもなく、思うようにミノーにアクションを入れることがでる。

雰囲気は悪くはないが、魚からの反応は無い。

移動&休憩しながら3時間ほど叩いてみたが、その後も安定の無反応。



一気に南右ポイントの奥に移動してみたが、状況は良くなさそうに見える。

丁度小黒さんと遭遇したので暫らく井戸端モードで情報交換。

その後は、ここよりは良さげだった中央ポイントに再び戻ってみる。

12時頃からキャストしていくが、ゴミが多くキツイ状況。



北の空

そこで再び北左ポイントに移動して、先程とは逆に南へと探っていく。

こちらは殆どゴミは無いが、魚の気配も全くない。

いや、居るけど喰わせられないのかな?

結局、14時半過ぎに納竿・撤収。



今シーズンはかなり厳しそうな雰囲気。

今年は雪解けが早かったらしいので、水温的に5月にピークがきていた可能性が高い。

同じように雪解けが早かった2019年と似ている感じがする。

それでも魚が居ないわけではない。

取り敢えずサイズは問わないので、なんとかイトウの顔を拝みたいものである。

精神安定剤。



夜は小黒さん、安沢さん、高田さん、ヒデさん、山梨さん夫婦、大谷さん、ハルキ君と楽しい晩餐。

さて、明日はどうなるのかな?







◆2023.06.06(火) 釣行3日目


今日も4時前にポイントに入る。

生暖かい南西風、そして昨日の雨後に北の大地を埋め尽くした黒虫の一斉羽化・・・

今日は期待できるかな?

明後日から天候が変わる予報なので、厳しいなりにも今日明日が第一の山場になりそうな雰囲気。

さて、どうなることやら。



夜明け

今日は水の状況も良く、浮遊物も全くない。

朝日の中、期待しながらキャストしていく。

朝一のポイントは、昨日イトウらしき魚を確認したエリア。



暫くすると、昨日と同じ場所でイトウらしき魚が水面を揺らしはじめた。

ベイトを追い回している...という感じではない。

はやる気持ちを抑えつつ狙っていくが・・・昨日と同様、全く反応してこない。

そして、昨日と同じように気配は無くなってしまった。



微妙なタイミングなのかな?

それとも、私の稚拙なアクションに騙される魚がいないだけ?



可能性のあるエリアを少しずつ移動しながら探っていると、ブレイクライン沿いで待望のヒット。

アメマスかな?・・・

と思ったら・・・



イトウ52cm

イトウでした。

自己最小記録更新の52cm。

小さくてもイトウはイトウ...と言える範疇を大幅に下回っているかも。



でもこの魚を見ると、イトウも鱒族として結構綺麗な魚だったんだなぁ...と思う。

今まで見てきたイトウという魚は、綺麗というよりもどちらかというと威圧感がある魚、迫力の魚体、丸太のようなデブ魚...という印象が大きく、綺麗というイメージは無かった。



今日は西寄りの風が良い感じに吹き、浮遊物も全くないので快適。

ミノーに思い通りのアクションを入れることができる。

暫くすると再びヒット。

アメマスかな?・・・



チビアメマス

今度は可愛いサイズのアメマスでした。

この辺りにベイトが溜まっているのかな。

まあ、捕食エリアのひとつであることは間違いない。



その後、再び反応が無くなってしまったところで、大きく北へ移動。

しかし、雰囲気があまり良くないので、再び南に移動。



チビアメマス

水流の変化を狙って粘っていると、再びチビアメマスがヒット。

サイズは先程と同じくらいで、40cm前後のおチビちゃん。

結構メタボ体形なので、餌は喰えている様子。



南に移動しながら良さげなところを叩いていく。

水質は朝一に比べると少し悪くなっている気がする。

そんな中、先程のエリアに来ると・・・良い感じの衝撃が伝わってきた。

アワセを入れた後の引きがサクラっぽい。



サクラマス48cm

ランディングしたのは、48cmのサクラマス。

相変わらず綺麗な魚だ。

取り敢えず、今はこの辺かな?



その後は再び沈黙の時間。

9時になったところで、朝食兼昼食休憩。

その後、爆睡。



ハイエース

後半戦は14時からスタート。

風は東寄りに変わっている。

どう影響するのかな。



移動しながら様子を見ていくが、反応が無い。

浮遊ゴミは増えてきたが、水色は悪くない。

しかし、相変わらず魚の反応は得られない。



15時を過ぎたところで、要所要所を叩きながら戻ることに。

そして15時半、納竿・撤収・・・

と思ったら、目の前で山梨さんにイトウがヒット。

そして、80UPのイトウを無事ランディング。

やはり、良型の魚は居る。

明日からの活力をもらい、そのまま撤収。



夜は、小黒さん、安沢さん、高田さん、ヒデさん、山梨さん夫婦、大谷さん、Yukoさんと楽しい晩餐。

今日の昼過ぎから吹き始めた東寄りの風が明晩まで続く予報なので、明日は大量の浮遊物に苦戦しそう...。







◆2023.06.07(水) 釣行4日目


本日も4時前からポイントに入る。

予報では、今日までは釣りになる天候。

でも、このエリアは予想しづらいらしく、かなりの率で外れる。

50%。



朝

先ずは朝方にイトウの気配があったポイントに入ってみる。

水の色も雰囲気も良い感じ。

浮遊ゴミも殆どない。



一回目のチャンスタイムに入ると、時折イトウらしき魚の波紋が出だした。

しかし、何をしても反応してくれない。

水の中は見えないけれど、多分完全に無視されている感じ。

魚が振り向いた気配を感じない。

結局、7時まで何もなく、一時撤収。



稚内

ハイエースのアドブルーを買うために、稚内のオートバックスまでのんびりドライブ。

釣具屋にも立ち寄ってから、再びオホーツク側に戻る。



14時からキャスト再開。

中央ポイントは、なんだかんだ言っても他より魚っ気があるので、今日はこのエリアを最後まで探ってみる予定。



ウェーダー

15時半過ぎになると流れの筋が良い感じになってきたので、期待が膨らみ一人で勝手にやる気モード全開。

しかし、安定の無反応。

今年は昨年同様....いや、昨年よりも更に厳しい状況かもしれない。

結局、16時過ぎまで何も反応が無く、そのまま納竿・撤収。



夜は小黒さん、安沢さん、山梨さん夫婦、大谷さん、明日帰路につく高田さんと楽しい晩餐。

寝る前に天気予報をチェックすると、明日も釣行できそうな天気に変わっていた。

さてさて、どうなるのかな。







◆2023.06.08(木) 釣行5日目


今日は普段よりも遅く、4時半頃に宿を出る。

辺りはすっかり明るくなっている。

最北の地で一番過ごしやすい季節。



朝

午前5時からキャスト開始。

風はほとんど無風で、面倒な浮遊物もかなり少ない。

中央からキャストを開始して南下していく。

南下するにつれてゴミは少なくなっていき、快適なキャスト&アクションにやる気倍増。



少し沖目では暴君が数頭の群れをなして暴れている。

まあ、この距離なら大丈夫でしょう。



あらゆるアクションで探っていくが、まったく反応なし。

速め、遅め、緩急調整、カウントダウン、瀕死のオサカナ・・・

なにをやっても返事は帰ってこない。

まあ、そんなもんでしょう。



野草

水の動きがなくなった11時に昼食休憩。

今日もセコマで惣菜と大盛野菜サラダを買って腹を満たす。



15時から後半戦スタート。

周囲はガスっていて視界が悪かったが、あっという間に良い天気。

山の天気のような最北エリア。

明日から二日間は悪天候予報なので、イトウ狙いの第一弾は取りあえず今日までかもしれない。



アスリート14SS

浮遊ゴミが若干沖目まで広がっていて、午前中よりもアクションが入れづらい。

風で水面がザワついたタイミングや、流れの筋の変わり目を狙って様子を見ていく。

しかし、定番の無反応。

メノウの原石を拾いつつ、16時半前に納竿・撤収。



楽しい晩餐

夜は小黒さん、安沢さん、ヒデさん、大谷さん、Yukoさん、Taroちゃん、ハルキ君、明日帰路につく山梨さん夫婦と楽しい晩餐。

ハルキ君が自分で作ったという「謎の怪魚のはく製」に一同大爆笑の夜でありました。



謎の怪魚の剥製

原型を留めないアートフルな作品。

Unidentified Mysterious Fish.







◆2023.06.09(金) 釣行6日目


今日は朝から東風強風。

霧が出ていて幻想的な世界。

これが去れば、草木虫魚が動き出すかな?



朝霧

午前4時、イトウポイントは大荒れなのでアメマスのメインポイントに直行。

しかし、全く魚の気配が無いので、10投もしないうちに移動。



次のアメマスポイントは東風に強いポイント。

しかし、ここも数投で見切りをつけて移動。

ただ、僅かな波紋は午後に期待を持てる要素かもしれない。



霧

ダメ元で北の絶景ポイントに行ってみたが、こちらはキャストするまでもなく直ぐに移動。

再び先程のポイントに戻って暫く休憩。

すると、Taroちゃんから刺激的な魚の写真が送られてきた。

そこに写っていたのは、暴風が吹き荒れる中、浮遊ゴミに負けずにキャストを続けて手にした貴重な101cmのイトウ。

素晴らしい!おめでとう~!



石

Taroちゃんの魚に刺激を受けて、イトウ狙いで中央、北左ポイントを叩いていくが、強烈な向い風と浮遊ゴミに為すすべなく退散。

まあ、当然の結果でしょう。

そういえば、2019年はこんな感じの大荒れの中でもイトウを狙い続けて、良型のイトウ2本と体高のある良型サクラマスを釣ったんだなぁ....などと回想。

あの時の釣行日数は5日間。

時間が有るのと無いのと、どちらが良いのだろう。

まあ、ぬるま湯万歳のワタクシ、のんびりいくことにします。



その後、久しぶりに南左ポイントに行くと、小黒さん、平間さん、近藤さん夫婦が井戸端していたので初対面のご挨拶。

そのまま南左ポイントを北上しながら探ってみるが雰囲気が無いのですぐに移動。

最後に、今日唯一可能性を感じた北左に入ってみたが、状況は先程よりも悪くなっている。

そして、潮止まりの12時過ぎになったところで納竿・撤収。



夜は、小黒さん、安沢さん、Taroちゃん、明日帰路につく大谷さんと楽しい晩餐。

Taroちゃんの転倒ダイブの話と、小黒さんが採取したホタテの化石を肴に盛り上がる。



さて、明日は朝から暴風雨の予報。

ただ、ここの天気は外れることが多々あるので、一応早起きする予定。







◆2023.06.10(土) 釣行7日目


朝3時過ぎに目が覚める。

窓越しに風の音が聞こえてくる。

これは厳しいかな?



朝

取りあえずポイントの様子だけでも見てみよう・・・

ということで、昨日一番マシだった北左ポイントに向かってみる。



ポイントに到着すると、昨日よりも強風の向い風。

ただ、思ったよりも小雨だったので、準備をしてキャスト開始。



ミノー

風のタイミングをみながら探っていくが、予想通り全く反応なし。

昨日わずかに確認したオオナゴの姿も無い。

ただ、特大が一発だけ出そうな雰囲気がある。

雰囲気だけはある。



しじみの化石?

午前6時、強くなった雨と強風に尻尾を巻いて退散。

明日からのために、今日はのんびりしましょう。



夜は、小黒さん、安沢さん、Taroちゃん、近藤さん夫婦、明日ここを発つYukoさん、そして途中から参加の山本さんと楽しい晩餐。







◆2023.06.11(日) 釣行8日目


今日から再び西寄りの風。

午前3時過ぎに宿を出て、中央ポイントに向かう。

3時半に駐車場所に到着すると、見知らぬ車が既に3台停まっている。

流石、日曜日。



朝

4時前からキャスト開始。

先ずはここ数日間狙っている南側のポイントへ。

西風強風なので軽くキャストしてもルアーがぶっ飛んでいく。

このエリアで今日も反応が無かったら、暫くはこのエリアを捨てて別のエリアを重点的に探ってみよう。



キャスト

キャストしていると近藤さんがカメラだけ持ってやってきて、写真を撮ってくれました。

綺麗な写真をありがとうございました。

とても良い記念になります。



キャスト

全く反応が無いまま、時間だけが過ぎていく。

そろそろガツンときてくれないかなぁ...。

何だか、魚の引きを忘れそう。



セコマに昼食を買いに行ってから暫く休憩。

15時から後半戦スタート。

いつイトウが出てもおかしくないような良い雰囲気、しかも水の色も水面の状態も悪くない。



キャスト

しかし、ここで反応が有るほど今年の状況は甘くない。

結局、何の反応も得られないまま、16時半前に納竿・撤収。

今日まで連日探ったこのエリア、今年は捨てよう。



夜は、小黒さん、安沢さん、Taroちゃんと楽しい晩餐。

やはり今年は昨年よりも更に厳しそうな感じ。

イトウのサイズアップ、できるかな?







◆2023.06.12(月) 釣行9日目


今日は安沢さんと一緒に釣行する日。

朝3時前に宿を出て、中央ポイントに入ってみる。

取り敢えず、安沢さんは南寄り、私は北寄りをメインに探っていく。



朝

雰囲気はとても良い感じだが、魚の気配が感じられない。

でも何かのタイミングで魚のスイッチが入ると思うので、広範囲の中のピンポイントを探っていく。



ガサガサ...

え"っ!

土手の上に動く物体。



空

一瞬ドキッとしたが、鹿の群れだったのでひと安心。

先日起きた朱鞠内湖のヒグマ事故のこともあるので、背後の物音には普段以上に反応してしまう。

本州にはない北海道特有の緊張感。



霧

6時過ぎになると、辺り一面がガスってきて幻想的な雰囲気。

その霧が晴れると同時に、気温は一気に10℃超え。

二人で移動しながら叩いていくが、安定の無反応。



安沢さんが「ヒグマポイント」に行ってみたいということで、ヒグマポイントに移動。

しかし先行者の車が停まっていたので、セイコーマートで昼食を買って暫く休憩することに。



テントウムシ

14時半からキャスト開始。

今日は無数の虫たちが飛び回っている。

テントウムシも盛んに活動していた。



結局、アメマスの反転のみで、15時半に納竿・撤収。

なかなか厳しい。

でも楽しい。



夜は、小黒さん、安沢さん、Taroちゃんと楽しい晩餐。

明日から再び東寄りの風が吹く予報。

さてさて、どうなるのかな。







◆2023.06.13(火) 釣行10日目


今日は普段よりも少し早めに宿を出る。

外は生暖かい空気が立ち込めていて、雨はまだ降っていない。

無風の中、ポイントへ。



朝

暫くすると風で水面がザワつき、雰囲気はかなり良い感じに。

しかし、相変わらずの無反応。



6時過ぎになるとオオナゴらしきベイトが数匹だけど確認できるようになった。

期待しつつキャストしていく。



ゴン!



着水点から5mほど巻いたところでイトウらしきアタリ。

しかしフッキングはしなかった。

それでも、数日ぶりに味わう魚の反応なので、やる気モードはMAX突入。

相変わらず、単純なワタクシ。



海藻

キャスト角度を変えながら探っていると、先ほど反応があったラインでイトウがベイトを追い回している。

すぐにキャストしてみたが、完全に無視されてしまう。

まあ、そんなもんでしょう。



少しすると、かなり強めに雨が降り出し、東風が水面をザワつかせ、流れの筋ができ・・・

これで出なかったら諦めよう...と思えるくらいの雰囲気になりはじめた。



タックル

しかし、全く反応無し。

周辺の誰にも反応が無い。

厳しい。



結局その後はヌマガレイのヒットのみ。

12時半になったところで昼食休憩。



14時過ぎから後半戦・・・と思ったら、かなりの大雨になってしまったので車内待機。

待てど暮らせど雨は止むことなく、逆に豪雨になっていく。

勿論、尻尾を巻いて宿に戻る軟弱者のワタクシ。

明日、ガンバリマス。



夜は、小黒さん、安沢さん、Taroちゃんと楽しい晩餐。

数は少ないかもしれないけれど、魚は居る。

ソイツに喰わせる技術が無いだけ。

引き続き、悪あがきしてみます。







◆2023.06.14(水) 釣行11日目


今日は予定よりも遅れて中央ポイントへ。

まだ雨は降ってなく、生暖かい空気の曇り空。

この空気はかなり良い感じ。



朝

ポイントに向かうと、昨日と同じく釣れそうな雰囲気。

ただ、そんな良い雰囲気でも全く釣れない今日この頃。

昨日までの7日間で、アタリ1回のみ。



先ずは、昨日反応があったエリアを重点的に探っていく。

そのエリアの中で、流れの変化やアレを探しながら叩いていくが・・・

相変わらず今日も浮遊物回収機状態。

それでも浮遊物は手前だけなのでまだマシな方。



浮遊物回収機状態


ググン。

おっ、アメマスかな?

そう思ったのも束の間、ずっしりとした重さの魚が左に泳ぎだす。



やった、これは間違いなくイトウだ。

暫くぶりの魚なので慎重にやり取りしつつ、今までの分も合わせて引きを堪能。

そして慎重にランディング。



中型イトウ84cm

サイズとしては中型の84cmだったが、多分今まで釣った中で2番目に嬉しいイトウのような気がする。

勿論、毎回嬉しいけれど。

ちなみに1番は、初めて釣った95cmのイトウであることは変わらない。



休憩した後、サイズUPを求めてキャスト再開。

水面と水の流れ、状態ともに良い感じになっている。

それでも沈黙の時間が過ぎていく。



暫くすると、先程よりも手前の第2ブレイクで良型のアメマスがヒット。

しかし、引きがイトウっぽい???



寄せてくると、やはり小型のイトウ。

やり取りに気付いたTaroちゃんがこちらに走ってくるので、一応「小型だよアピール」をしておく。



小型イトウ68cm

ランディングしたのは、68cmのイトウ。

それでも、アリガタヤ。



6時過ぎになると水面が緩くなり、流れもまったりしてきたので休憩モード。

人工物のない景色を眺めながらのんびり朝食。



8時頃になると水の感じが良くなってきたのでキャスト再開。

しかし、30分ほどで厳しい状態になってしまったので一旦撤収。



濃霧

道の駅で休憩したあと、アメマスドシャローポイントの様子を見に行ってみる。

ドシャローポイントをタイドミノー145Fでネチネチと探っていくが反応は無い。

水深のあるところで時折りアメマスがライズしているが、ドシャローエリアにベイトが入っていないので、まだ段落ちしている様子。

ドボドボ祭りはまだらしい。



さて、今日はもう十分満足なので宿に戻ってゆっくりしよう・・・

ということで、11時に納竿・撤収。



宿でのんびりしていると、地元ホタテ漁師のハルキ君から電話が入る。

「今朝、凄く良いホタテが獲れたんですが、食べませんか?」



ハルキ君

ハルキ君の家の近所の浜で待っていると・・・

バケツいっぱいの活きホタテを持ってハルキ君登場。

すぐにTaroちゃんも到着。



ホタテを海水で

地元ホタテ漁師のおすすめの食べ方は・・・

ホタテを海水ですすいでそのまま食べるのが一番美味しい!とのこと。

味付けは海水のみ。



ホタテを海水で

安沢さんも合流して、北の浜辺でホタテ三昧!

海水の塩味とホタテの甘味が絶妙で、今まで食べた中で一番美味しいホタテでした。

確かに、これなら醤油もワサビも必要ないかも。

ハルキ君、ありがとう!

ごちそうさまでした!



夜は、小黒さん、安沢さん、明日帰路につくTaroちゃんと楽しい晩餐。

さて、明日はどうなるのかな?



【北海道遠征2023・イトウ釣行 後編】へ続く