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◆2023.06.15(木) 釣行12日目
昨日の感じからすると、2回目の山場に突入かな?
ここ数日の状況を考えると、金曜までが2回目の山場のような気がする。
まあ、勝手に山場と考えて自分を盛り上げてるだけなんだけど。
という訳で、今日は普段よりも早く宿を出る。
まだ薄暗いうちに駐車場所に到着。
茂みの中にヒグマがいると嫌なので、エンジンをかけたままアイドリング音を響かせる。
この辺は大丈夫だとは思うけど、念には念を入れて。
準備をしているとハリーさん、そして今日の昼の飛行機で長崎に帰るTaroちゃんがやってきた。
明るくなったところでTaroちゃんとポイントに降りていく。
昨日のような雰囲気は無いが、水の状態は悪くない気がする。
流れの変化を探りつつ、要所で様子を見ていく。
しかし、全く反応が無い。
またいつもの感じに逆戻り?
それとも、明日かな?
そういえば、ミントチョコを食べてなかった。
昨日はこのミントチョコレートを食べた後にイトウを2本釣ったので、当然ながら帰りにセイコーマートで補充。
これで釣れるかな?
ゲン担ぎ。
でも、無意識化における精神の乱れを整えるには、このゲン担ぎが重要な役割を果たしてくれる…気がする。
その後も、試しに高速アクションや連続アクション、ゆっくり系、カウントダウン等々、色々と試しながら探っていく。
しかし、魚からの返事は無い。
そこで、フルキャストしてから超スロー系緩急アクションで誘ってみる。
着水後、5アクションくらい入れたとき、いきなり根掛かったような重みで巻き手が止まる。
!!!!
ロッドを寝かせて、重みを乗せながらアワセを入れると、重量級がゆっくりと泳ぎだす。
そして、かなり締めこんでいるドラグがジージー唸り、ラインが簡単に出されていく。
こりゃ、良いかも。
テンションをかけて体力を使わせた後、寄せようとするが・・・
暴力的なパワーで悠々と沖へ走っていく。
そして、オオニベ顔負けの首振りタタキを連発。
こりゃ、マジで良いかも。
しばらくやり取りをしていると、離れたところでキャストしていたTaroちゃんが気付いて駆け寄ってきてくれた。
その後も慎重にやり取りして寄せてくると、巨大な魚体が目に入る。
デカイ。
無事にランディングしたのは、104cmのイトウ。
15キロ近い、丸太のような魚体。
ようやくメーターオーバー捕獲成功。
嬉しい。
昨日の魚を抜いて、人生で二番目に嬉しいイトウである。
一番嬉しかったのは、やはり初めて釣った95cmのイトウなのは変わらないでしょう。
まるでビワコオオナマズのような巨大な頭部。
そして、大きな口に鋭く長い歯。
これだったらネズミなんて簡単に丸呑みでしょう。
そしてなんと言っても、この迫力、威圧感、威厳に満ちた風格・・・
全てが別格。
最北の地で、神威からの贈り物を手にして感慨無量。
時間をかけて蘇生したあと、悠々と水の中に消えていく巨体を見送る。
大満足。
もう、これ以上望むものもないし、完全に満たされているので、釣りを続行する意味もない。
満足できたら終了、それが一番。
という訳で、午前5時過ぎにそのまま納竿・撤収。
ちなみに、今回のイトウタックルは・・・
■ロッド:DAIWA モアザンAGS 109MML
■リール:SHIMANO 16 ヴァンキッシュ 4000HG
■ライン:Berkley スーパーファイヤーライン 1.2号 360m(カラード)
■リーダー:Seaguar グランドマックス ショックリーダー フロロ6号(28LB)
■ルアー:Jackson Athlete 14SS
■フック:Gamakatsu TREBLE RB-MH #4
着替えた後は、天気が良いのでドライブしながら観光モード。
人の多い観光地にはそれほど興味は無いので、豊かな景色を眺めながら精神と目の保養。
その後も海沿いを走り、静かな場所に車を停めて、海を眺めながらのんびり過ごす。
贅沢な時間。
夜は、小黒さん、安沢さん、ハリーさんと楽しい晩餐。
さてさて、明日まではチャンスがありそうな気がする。
気分的には十分だけど、明日も楽しく遊びましょう。
◆2023.06.16(金) 釣行13日目
さて、第二の山場の最終日。
勝手にそう思っているだけだけど。
昨日と同じくらいに宿を出て、昨日と同じように駐車場所で待機。
勿論、ミントチョコはセイコーマートで補充済。
準備万端。
午前4時前からキャスト開始。
水面は思ったよりも穏やかで、少し緩い感じがする。
しかし、3アクションくらいすると浮遊海藻が引っ掛かり、ミノーを泳がすことができない。
良さげな場所を探っていくが、昨日とは違って浮遊物回収機と化す。
ひたすら回収。
こりゃ、厳しい。
その後も移動しながら探っていくが、南側は浮遊物に加えて水質まで悪く終わっている状態。
結局、7時になったところでポイント移動。
此処がこういう状態の時に比較的良いポイントである北左ポイントに向かってみる。
ポイントを見回すと、遠くに先行者が1名いるだけなので、準備してポイントに降りていく。
8時からキャスト開始。
こちらは浮遊物が殆どないのでアクションを入れやすい。
雰囲気も良い感じだけど・・・
喰いついてくるのは、チビアメマスのみ。
それでも喰ってくれるだけ有り難い。
移動しながら1時間ほど様子を見てみたが、喰ってくるのはチビアメマスだけなので、一旦道の駅に行ってトイレ&食事休憩。
12時からアメマスの入り具合を確認するため、アメマスポイントを探っていく。
先ずは最北の絶景ポイント。
こういうヒグマのような黒い塊、本当に勘弁してください。
私は、如何に危険な状況の中で釣りをしたか...なんてサバイバル的なことには全く興味ありません。
命あっての釣り、命あっての趣味ですから。
少々緊張しつつ、暫く凝視して....動かないことを確認した後、再び先に進んでいく。
ちなみにこのポイントは過去に何度もヒグマの目撃例があるので、熊鈴と熊スプレーの携帯は必須。
しかし、このポイントは浮遊海藻だらけで釣りにならず。
次に、ドシャローポイントの横のポイントに移動。
ここは比較的釣りやすかったが、今はアメマスはお留守のよう。
ウェーダーを履いたまま、海アメのメインポイントに移動。
しかし、10投しても反応が無い。
群れが入っていれば、喰わないまでも数投で何かしらの反応が有るはず。
結局、そのまま14時に納竿・撤収。
夜は、小黒さん、ハリーさん、明日帰路につく安沢さんと楽しい晩餐。
明日までは何とか釣りが出来そうな天気予報。
◆2023.06.17(土) 釣行14日目
午前3時半前にポイントへ。
既に釣友達の車が止まっていて、車内に人影は無い。
まあ、3時過ぎには明るくなっているので不思議ではないけれど。
今日は風速5mくらいの南西風が吹いていて、水面は良い感じにザワついている。
流れの筋も良い感じで、全体的にかなり良い雰囲気なので、期待しつつ探っていく。
すると早々に2番目のブレイクでチビアメマスがヒット。
しかし、ランディング中に手前でポロっとリリース。
ベイトが寄ってるのかな?
しかし、条件が良くても出ないのが今年の状況。
底付近を探っている友人はヌマガレイ連発モード。
やはり、このエリアにベイトが寄ってるのかな?
7時過ぎまで色々と探ってみたが・・・
イトウが出そうな雰囲気ムンムンだけど・・・
目視はできないが、ベイトも寄っているはずなのに・・・
浮遊海藻も無く、確実にアクションを入れられるのに・・・
結局、誰もイトウを掛けることは出来なかった。
7時半頃になると、西寄りの風がかなり強くなってきた。
おまけに雨も降りだし、風はあっという間に暴風レベル。
急いで着替えて、宿に逃げ帰る。
その後も風は収まらないので、今日はそのまま休養日。
お土産等々を買って、のんびり過ごす。
そして夜は、小黒さんと楽しい晩餐。
明日は荒れ気味の予報。
でも、このエリアの天気予報は外れることが多いので、一応早起きする予定。
といっても、目覚まし無くても習慣で2時半過ぎには目が覚めてしまうけど。
◆2023.06.18(日) 釣行15日目
いつも通り、朝の2時半過ぎに目が覚める。
まあ、いつも21時前には爆睡モードに入っているので、当然といえば当然かも。
外に出ると、北寄りの風が結構強めに吹いている。
こりゃ厳しいかな?
取りあえず、ポイントに行ってみてから判断しよう。
3時過ぎにポイントに着くと、キャストできないこともない微妙な風。
という訳で、3時半過ぎからキャスト開始。
しかし、真横からの北風でラインが横に出されてしまう。
太陽が完全に昇るまで様子を見てみようかな。
すると、4時頃から雨が降りだし、だんだん強くなっていく。
マジか。
東の空に太陽が完全に顔を出したタイミングで風が収まってきた。
しかし、頭上には分厚い雨雲が敷き詰められている。
晴れているのは、遠い東の果て。
気温は10℃だが、北風強風なので体感温度はかなり低い。
昨日までの数日間がかなり暑かったので、薄着で来てしまったことをチョット後悔。
鼻をすすりながらキャストしていくが、安定の無反応。
5時半頃になると、再び北寄りの風が強くなってきた。
最北の地に吹き荒れる北風は、人間の体温を奪う威力も桁違い。
水も真横に向かって流れている。
こりゃ、厳しい。
午前6時、尻尾を巻いて退散。
セイコーマートで朝食を買った後、日本最北の地へ。
午前7時ということもあり、観光客は一人も居ない。
駐車場には車中泊と思われる車が数台のみ。
ここでは全てが最北端。
店の名前も最北端。
これでもか!というくらい最北端。
ホットコーヒーを飲みながら、暫くボケーっと過ごす。
そのまま車中で爆睡モード。
Zzzzzz.....
9時過ぎに目を覚ますと、明るい世界が広がっていた。
気温もかなり上がっている。
10時頃になると風が若干弱まってきたので、再び朝一入ったポイントへ。
しかし、相変わらず風も水流も真横状態なのでアクションが入れづらい。
結局、10時半から12時まで移動しながら探ってみるが、全く反応無し。
12時に納竿して、宿に戻ってのんびり休憩。
夜は、小黒さん、ハリーさん、ハルキ君、今日到着した片桐君、その友人の菊池君、そして明朝この地を発つヒデさんと楽しい晩餐。
明日も北寄りの風が強そうだけど、どうなるのかな?
◆2023.06.19(月) 釣行16日目
午前3時過ぎに宿を出る。
風は北北東という感じで、それほど強くは吹いていない。
気温は11度で若干肌寒いが、今日は防寒しているので問題ない。
午前3時半過ぎにポイントに入る。
水の状態はそれほど良い感じではないが、様子見でキャストしていく。
あらら。
3アクションくらいで直ぐに浮遊物を拾ってしまう。
移動しながら様子を見ていくが、10投中9投は3アクション以内に浮遊物を拾ってしまう状態。
こりゃ、ダメだ。
30分程でこのポイントを諦めて駐車場所に戻ると、ハリーさんが準備をしていたので状況を伝える。
そして、ハリーさんと一緒に北左ポイントへ移動。
北左ポイントの状況は、南側は浮遊物が多いが北側に行くにつれて浮遊物が少なくなっていく感じ。
ハリーさんと結構な距離を移動しながら探っていくが、アブラビレ族からの返事はない。
結局、1時間ほどでこのポイントを諦めて、私はアメマスポイントへ、ハリーさんは別のイトウポイントに移動。
そろそろ、このポイントにデカいアメマスが入っているかな?
僅かな期待を胸に、一番南側のアメマスポイントに入ってみる。
・・・。
淡い期待は脆くも消え去っていった。
デカいアメマスの群れは入っておらず、全く反応無し。
今年は入ってこないのかな?
実は5月辺りで既に終わってたりして…。
ロッドを置いて、暫く石拾い。
透明度の高いメノウの原石を探して歩き回る。
午前7時半、強烈な睡魔に襲われたので、車に戻って少し仮眠。
一瞬の爆睡後、1時間ほどで目を覚ます。
今日の感じだと、他のポイントも浮遊物だらけでストレスの溜まる釣りになりそうな気がする。
勿論、狭いエリアでキャストできるところはあるだろうけれど。
でも、今日はいいかな。
さて、夕食まで何をしよう。
取りあえず、エサヌカ線をドライブ。
最北の地に来たときに一度は走りたくなる道。
その後は浜頓別の道の駅に立ち寄って、こんがり堂のパンで軽めに腹を満たす。
暫く休憩した後、給油してから宿に戻る。
夜は、小黒さん、明日帰路に就く桐山君、菊池君と楽しい晩餐。
明日は西寄りの風になる予報。
最後の一山はあるのかな?
◆2023.06.20(火) 釣行17日目
午前3時過ぎに宿を出る。
今日はかなり寒い。
それもそのはず、気温は6度しかない。
防寒着を着込んでポイントへ。
いつものように様子を見ながら探っていく。
水は緩く、まだ流れも良くは無い。
今日は細かい浮遊海藻が漂っているので、ガイドに絡んでくる。
それでも昨日に比べれば数は圧倒的に少なく、全く問題ない範囲でしょう。
これでベイトの気配があれば良いんだけど。
これでヌマガレイの反応があれば良いんだけど。
これでイトウやアメマスの反応があれば良いんだけど。
終了かな。
まあ、ある日突然1本出たりするかもしれないけど、今年はもう十分でしょう。
午前6時、今シーズンのイトウ狙い終了。
その後、海アメのメインポイントに群れが入ってきたかどうか探りに行ってみる。
取りあえず、絶景ポイントには6月前半から群れが確実に入っている。
ドシャローポイントは、段上がりはしていないが深場には良型が入っている。
その南側にも小型中心だけど群れが入っている。
で、肝心のメインポイントは?
7時から30分ほどキャストしてみる。
あれ?
まだなのかな?
それとも潮位の問題?
ウグイの反転のみでアメマスの姿は無し。
午前7時半、一旦納竿。
取りあえず、景色の良い場所に移動して朝食タイム。
気温は18℃まで上昇しているが、適度に風が吹いているので心地良い。
そして食後は・・・
綺麗な海を見ながら、ただボーっとするだけの贅沢な時間。
11時前になったところで、今度はハリーさんと蕎麦屋で昼食。
食べてばっかり?
冷やしおろし蕎麦の大盛とホタテかき揚げ、1000円也。
食後は、ドシャローポイントに行ってみる。
シャローエリアを移動しながら叩いてみたが、ベイトもアメマスも段落ちしている様子。
ハリーさんがやってきたので、二人で絶景ポイントへ移動。
ここは6月前半からアメマスの群れが入っているポイント。
だいぶスレてるかな?
13時半からキャスト開始。
14cmミノーをキャストして探っていくと、40cm弱のアメマスがヒット。
相変わらず、魚影は濃い。
その後もアタリとヒットが続くが、ランディングしたアメマスは全て40cm前後のおチビさん。
ハリーさんも同様のサイズを上げている。
結局、最後に釣ったアメマスが一番大きかったが、それでも50cm弱という感じ。
ただ、いくつかの群れが入っている感じなので、その中からデカイ魚が出るかもしれない。
取りあえず、アメマスポイントの様子見は完了したので、15時に納竿・撤収。
夜は、小黒さん、明日帰路に就くハリーさんと楽しい晩餐。
早いもので、北海道での釣行も残すところあと3日。
さて、明日から完全アメマス狙い。
◆2023.06.21(水) 釣行18日目
今日からアメマス狙い開始。
午前3時過ぎに宿を出て、絶景ポイントに行ってみる。
気温は12℃あるので、かなり暖かい。
駐車場所に到着すると、先行者の車は停まっていない。
ここはヒグマエリアなので、念には念を入れて熊鈴と熊スプレーを携帯。
ヒグマにだけは遭遇したくない。
ポイントに向かって歩いていると、キタキツネがついてくる。
過去に釣り人から魚を貰ったことがあるのかな?
俺はあげないよ。
あまりに見事な朝焼けだったので、キャストせずに撮影モード突入。
しばらく写真を撮ったあと、キャスト開始。
今日は微風だけど僅かに水面が揺れているので、ギリギリ何とかなりそうな雰囲気。
後ろを見ると、キタキツネが座って待っている。
あげないよ。
そこに座っていても無駄だよ。
1投目からチビアメマスがヒット。
キタキツネが反応するが、近づかないように軽く威嚇してみる。
で、その後はウグイが4連発。
既に帰京したウグイマスター安沢名人位が東京から念を飛ばしているのではないかと勘繰ってしまう。
ウグイの猛攻の後は、40cmから50弱のアメマスが適度な間隔で釣れ続く。
その度に反応するキタキツネを威嚇して追い払いながらリリースしていく。
そして50cm半ばくらいの肥えたアメマスをズリ上げたとき・・・
突然、キタキツネがアメマス目掛けて猛ダッシュ。
マジか!!!
ルアーを外す暇もなく、急いで釣りあげたアメマスを再び海に戻す。
するとキタキツネは諦めて、背中を向けてトボトボと草むらのほうへと歩いていった。
そこで再び先程のアメマスを浜に上げると・・・
突然キタキツネは振り返り、そのアメマスに向かって猛ダッシュ。
急いでアメマスを水中に戻そうとするが、水中に戻る前にキタキツネに喰いつかれてしまった。
大声をあげ、足で砂を蹴り上げて威嚇するが、口にルアーの点いたアメマスの腹を咥えて離さないキタキツネ。
結構なパワーで後退りしながら抵抗してくる。
ジジジジジ・・・
まさかキタキツネにドラグを出されるとは思ってもみなかった。
そして、謎の綱引きの結果は・・・キタキツネの勝利。
肥えたアメマスを咥えて、草むらの中に走って消えていった。
そうだったのか...。
釣り人から魚を貰ったことがあるんじゃなかったのか。
釣り人から強奪してたのね。
あの手際とスピード、そして大きい魚を狙うところを見ると・・・
コイツ、初犯じゃないな。
結構な前科持ちのツワモノだったのか。
困ったもんだ。
暫くすると、今度は海獣が登場。
To do!
こりゃ、魚が散るかな?
嗚呼、自然豊かな北海道。
まぁ、アメマス狙いはユル~くやっているので全く問題ないけれど。
なんなら、団体さんでお越しくださいませ。
暫く休憩したあとキャストを再開すると、同じようなサイズのアメマスが喰いついてくる。
結局、9本釣っても殆ど50cm以下という状況で、唯一の50UPはキタキツネに強奪されてしまった。
そして、7時半になったところで、納竿・撤収。
その後は稚内を車でまわり、景色の良いところに車を停めてのんびりモード。
早寝早起き、昼間はノンビリ・・・
こんな生活していて、来週から社会復帰できるのか?
いささか不安。
夜は、小黒さんと楽しい晩餐。
一時は10人以上いた北の晩餐会も、今は初期メンバーの二人のみ。
なんだか夏の終わりに似たような、そんな感じがする。
さて、北海道遠征釣行も残すところあと2日、釣り自体はあと1日のみ。
最終釣行日の明日は、朝だけアメマス狙いの予定。
◆2023.06.22(木) 釣行19日目
今日は北海道遠征の最終釣行日。
明日は東風強風予報なので釣りにならないでしょう。
という訳で、今日が最終日。
午前3時半過ぎに宿を出る。
辺りは既に明るくなっている。
此処の夜明けは早い。
先ずは、未だに反応が無いアメマスメインポイントに行ってみる。
午前4時前からキャスト開始。
水の状況も良い感じなので期待大。
しかし、相変わらずの無反応。
30分程で諦めて、ドシャローポイント右横のサーフに入ってみる。
移動しながらキャストしてみたが、どこもかしこも浮遊海藻だらけ。
これでは厳しい…ということで、今度はスタックポイントに移動。
本来ならここで絶景ポイントに移動するところだけど、昨日のキタキツネの悪夢が蘇ってきたので、アソコには行く気がしない。
で、スタックポイントの状況はというと・・・
ここは浮遊物もなく、まともに釣りが出来そう。
先行者はかなり離れたところに2名なので問題ない。
午前5時前から、良さげなところを叩きつつ移動していく。
すると、ブレイク奥で待望のアタリ。
その周辺をネチネチと探っていると、良い感じの衝撃が伝わってきた。
良型のアメマスっぽい引きを堪能しつつ、ついつい後ろにキタキツネが居ないか確かめてしまうワタクシ。
いるわけないのは分かっているけれど。
ランディングしたのは、コンディションの良い55cmのアメマス。
ようやく50UPのアメマスを拝むことができた。
昨年だったらチビ扱いしていたサイズ。
その周辺を再び探っていると、今度はアタックの強い衝撃が伝わってきた。
そして、あの独特の引きで強烈に突っ込んでいく。
まさしく、サクラマス。
サイズの割にパワフルな魚だ。
ランディングしたのは、こちらもコンディションの良い49cmのサクラマス。
遠征前半に釣ったサクラマスとサイズはそれほど変わらないが、パンパンのメタボ体形だったのでこちらの方が一回り大きく感じた。
その後、暫く沈黙の時間が続く。
暫くといっても、だいたい15分くらい。
ん?
ゴミか?
いや、ブルブルと引いている。
沼様?
その正体は、20cmほどの極小アメマス。
こんな小さい体で14cmミノーによく喰いつこうと思ったなぁ。
将来有望。
優しくリリース。
陽の光を浴び、適度な風で心地良さMAX。
今日はもう、というか今シーズンはもう十分満足でしょう。
午前6時、納竿・撤収。
これで北海道遠征2023の釣行は全て終了。
さて、夕食までの11時間、何しよう?
取りあえず、まだ行ったことのない道の駅に行ってみよう。
枝幸町にある道の駅マリーンアイランド岡島。
揚げたての極厚ハムカツと濃厚ソフトクリーム、そしてセコマで買っておいた特大サラダを食べて暫く休憩。
帰りは山中を走る違うルートでのんびりドライブ。
緑が目に染みる。
夜は小黒さんと楽しい晩餐。
19時過ぎに明日の天気予報を見ると、東風が弱まっていて釣行できる天候に変わっていたが、予定通り明日は稚内へ防寒着等の洗濯、そして戻ってきたら荷物の片づけ等々するつもり。
釣りはもう十分満足。
◆2023.06.23(金) 洗濯&片付け日
午前2時に目が覚める。
8時くらいまで寝ようと思っていても、既に習慣になってしまっているので仕方ない。
二度寝しても3時には目が覚めてしまう。
まあ、昨夜は19時半には寝ているので、既に6時間以上寝ていることになるけれど。
頭スッキリ、外は明るい。
今日は予定通り、稚内で防寒着等の大物をコインランドリーで洗濯。
その後、稚内の蕎麦屋で鴨南そばを食べてから宿に戻る。
宿に戻ってからは、既にまとめてある荷物やタックル等を車に積み込んでいく。
そして夜は、小黒さん、ハルキ君、別の宿に泊まっているレフティー河崎さんと楽しい晩餐。
さて、明日は苫小牧港に向けて約400キロの長距離ドライブ。
◆2023.06.24(土) 苫小牧港へ
今日も早起き、自然な目覚め。
時間をつぶして、午前7時に宿を出る。
この地とも1年間のお別れ。
あっという間の3週間。
途中、道の駅などに立ち寄り、14時過ぎに苫小牧港周辺に到着。
いつものようにENEOS苫小牧埠頭SSに寄って、燃料満タン、洗車&虫落とし、下回り洗浄をしてもらう。
苫小牧周辺を探索したあと、フェリーターミナルへ。
乗船手続きを済ませ、しばらく待機。
そして、予定通り18時半過ぎに出港。
これから約19時間の船旅。
◆2023.06.25(日) 東京へ
予想通り、午前2時に目が覚める。
夜8時に寝て朝2時に起きる生活…いつまで続くのかな?
多分、数日で2時過ぎに寝て10時に起きるという逆転の生活に戻るでしょう。
船は凪の海を予定通り航行し、14時に大洗港に着岸、そして14時半に下船開始。
北関東自動車道、常磐道、首都高と乗り継いで、東京まで約130kmのドライブ。
帰りものんびり安全運転。
特に渋滞もなく順調に走行して、16時半過ぎに自宅に到着。
今回の総走行距離、2568.2キロ。
今回の遠征は、イトウの自己最小記録更新に始まり、イトウの自己最大記録更新で終わるという、厳しいなりにも楽しいシーズンになりました。
現地でお会いした皆さま、楽しい時間をありがとうございました。
また来年もお会いすることを楽しみにしています。