Home » Fishing Report » 2007 / 芦ノ湖トラウト釣行 » 2007.04.30
4月27日、普段通り仕事をしていると、芦ノ湖に出撃しているKONNOさんから携帯に着信あり。
仕事を終えて電話してみると、かな~り興奮した、嬉しそうな声が聞こえてくる。
それもそのはず、こんな魚を釣っていれば。(笑)
LKJ-130F金箔で、63cmの銀化ブラウン。
尾鰭も再生していて、写真でも綺麗なので、実物はもっと綺麗なんだろうなぁ。
頭部大手術をしたLKJ-130F金箔で釣ってくれたので、製作者としても、かなり嬉しい。
で、私の芦ノ湖春シーズン最終日は、GWに突入した本日4月30日。
今シーズンを象徴するかのように、「ペプシで始まり、ペプシに終わる」....と、ならなければ良いのだが。
本日は、先週とは大違いで無風・快晴・湖面鏡状態...。
勿論、定刻5時半に出船。
この湖面状態じゃぁ、定刻に出船してもしなくても一緒だなぁ・・・
などと思いつつも、取りあえずブラウンポイントへ行ってみる。
で、取りあえずキャストしてみるが・・・流石に朝一でも、これでは厳しい。
湖面が少しでもザワついている場所を探して、北部のポイントを1周してみるが、早川&キャンプ場ですらマッタリ湖面。
北部がこの状態じゃ、南部も期待できないだろう。
という訳で、いきなり朝食休憩。
暫く休憩していると、湖尻湾のど真ん中だけザワザワしていたので、そこに移動して暇潰しに、LKJ-85Fをキャストしてみる。
そういえば、かなり前に同じような状態で、湖のど真ん中でキャストして66cmのニジマスを釣ったなぁ....などと、昔を思い出しながらキャスト。
他の人がみたら、「あんな湖の真ん中で、何やってんだ?アイツ...」と、思うだろう。
結局、アタリも無く・・・胴切りへ移動。
そして、睡魔に襲われて・・・ウトウト夢の中。
寝ている間に船が流されてしまったので、九頭龍のヘラ杭に船を固定して、再び休憩。
たまに風が吹いた時だけ、座ったままキャスト。
まぁ、午後になれば少しは風が吹くでしょう。
今は気力と体力を温存して、風が吹いたら頑張ろう。
9時半過ぎになると、ようやく中央部に風が吹き始めてきた。
ただ・・・
一見、湖全体がザワついているように見えるが、風の吹き具合からすると、いざ対岸に渡ってみると岸際はマッタリしている...というパターンだろう。
あまり休んでいるとダレてくるので、黒石に移動。
そしてLKJ-130F銀箔で叩いていく。
水中にはヘラ鮒の塊と巨鯉たちが悠々と泳いでいる。
ゴンッ。
反射的にアワセると・・・ゆっくりとした、重たい引き。
この引きは・・・まさしくアレ。
鏡のような湖面の下では、スレ掛かりした巨鯉がドラグをジリジリと出しながらゆっくりと泳いでいる。
参ったなぁ...。
ラインを切られてミノーを持って行かれるとマズイので、刺激しないように寄せようとすると・・・
運良く、ミノーが外れてくれた。
どうやら鱗だけに刺さったようで、戻ってきたミノーのフックには親指の爪ほどの鱗が2枚。
ふう~、危ない危ない。
フックを交換して、再びキャストしていくと、マッタリとした湖面の中を猛スピードで良型ブラウンがチェイスしてきた。
しかし、途中で反転。
そして、あっという間に消えてしまった。
取りあえず、魚が消えていった方向の更に奥にキャストしてみたが、反応無し。
こんな湖面状態の中、何度もキャストして魚にミノーを見せても仕方ないし・・・
かといって、この湖面状態では移動したところで叩く場所は無いだろうし・・・
今日は叩きの人が多いので、他所を叩いている間に他の人に叩かれてしまったら意味ないし・・・
という訳で、結局そのポイントから少し離れたところで風待ち休憩することに。
しかし、このポイントに風が当たるのを期待しながら休憩してはみたものの・・・
待てど暮らせど一向に風が吹いてこない。
1時間近く経っても風が吹かないので、再びエレキでポイントの沖まで移動。
そして、湖流によってキャスト圏内まで流されるのを待つ。
こんな湖面鏡状態で、いきなりポイントに近づくのは得策ではないだろう。
何とか岸際まで届きそうな距離になったところで、1投目。
あらら・・・
キャストミスで、狙った場所にミノーが着水せず。
取りあえず、間をおいてからアクションしてみるが、魚は出てこない。
そして2投目、今度は良いところに着水。
そして着水後、すぐにアクションを開始すると・・・
ゴゴッ!!!
アワセた直後にジャンプ!
そして魚は勢い良く横に突っ走っていく。
ニジマスか?
ブッシュに突っ込みそうになったので、スプールを手で押さえて引き離し・・・
ラインを身体に巻かれているようなので、慎重に寄せてくると・・・
なかなか良いサイズ。
と、思ったら・・・
あれ?ニジだ...。
ちょっとガッカリ。
ところが、船の近くまで寄せてみると・・・
あれ?
茶鱒?
すると、今度は魚が船の下に突っ込み、反対側へ。
ヤバイ!フロントフックが外れた!
しかし、テールフックが刺さっていたので、ギリギリセーフ。
最終日、ペプシから救ってくれたのは・・・58cmのブラウントラウト。
ふぅ~、良かった。
ところで・・・
「ペプシって何?どういう意味?」と思っている人が多いと思うので、今更ながら補足説明しておくと・・・
仲間内で、「その日、坊主だった奴は帰りにペプシ以外飲んではいけない」という約束事がある。
勿論、魚を釣った人が御馳走することになっている。
今の季節は良いのだが、3月前半の寒い日にギンギンに冷えたペプシを飲むというのは・・・
結構、胃に優しくなかったりする。(笑)
昼頃になると、少しずつポイントに風が当たるようになってきた。
で、北部西岸の空いている場所を叩いたあと、プリンスから仏へと叩いていく。
すると、マッタリ湖面の仏で2匹のブラウンが出てきたが・・・
見切られて反転。
再び西岸へ移動。
しかし、立岩から小杉まで、要所要所に先行船。
諦めて、一気に深良に移動してみたが、こちらも要所要所に先行者。
ここからは・・・毎度お馴染み、ポイント探しの迷走開始。
そして、空いているポイントを叩き、再び迷走・・・の繰り返し。
今日は全体的に水が濁っていて、特に立岩~小杉間の水の色は茶色。
立石や亀、深良、七里などは、立岩~小杉間ほどは濁っていない。
水温は、当然場所によって違うが、10℃~12℃という感じなので、ブラウン狙いだったら例年通り5月中旬までは十分狙えそうな感じである。
ちなみにバスは、今日まわった殆どのポイントで見かけたくらい、湖全体バスだらけ!という感じで、サイズも殆どが40cm~45cmくらいだった。
結局、迷走を繰り返す中で、ブラウンのチェイスは数回あったが喰わせられず。
黒石でバラした魚は・・・多分、チビ虹だろう。
そして、定刻になったところで、今年の芦ノ湖春シーズンは終了。
今シーズンは90%近くを茶鱒狙いに費やし・・・
そして前半はかなり厳しい状態が続いたが、その原因は解っていたのであまり精神的なダメージはあまり無かった。
もどかしさはあったけど。(笑)
さてさて、次回からは中禅寺湖モード。
今年はどんなシーズンになるのかな?