Home » Fishing Report » 2006 / 中禅寺湖トラウト釣行 » 2006.05.06
本日より、中禅寺湖モードスタート。
各ボート屋のHPを見てみると、現在の中禅寺湖の水温は3℃前後。
叩き(ミノーイング)にはまだ厳しそうな水温である。
しかし、叩きで釣れだしてから行くのは好きではないので、取りあえず様子を見に行くことに。
前回の釣行記にも書いたが、今日は1反転でもあればOK...という感じである。
本日の同船者はKANZAKIさん。
勿論、中禅寺湖は初めてである。
午前4時過ぎ、空が薄明るくなったところで、本年の中禅寺湖スタート。
先ずは歌ヶ浜から大尻周辺まで様子を見てみることに。
大尻周辺の水温は4.2℃。
ここ数日、かなり気温が高かったせいか、下がってはいないようだ。
ちなみに気温は既に11℃もある。
ジャバッ!
開始早々、私のLKJ-130Fにヒット。
しかし、フッキングが甘かったようで、すぐにバラシ。
ヤバイ・・・ワンチャンスが。
気を取り直してキャスト再開。
すると、目の前で突然40チョイのブラウンがチェイス。
喰え!
バシャッ!!!
よっしゃ~!!!
しかし、喰ったのは良いが、船際だったためにラインは垂らしの分しか残っていない。
しかも、そのブラウンは喰った瞬間からジャンプの連続。
これではアワセの力も大して伝わっていないだろう。
ということで、そのままブッコ抜こうと思ったら・・・
うわっ・・・マジかぁ~・・・
痛恨の空中バラシ。
喰った瞬間、下に突っ込んでくれれば・・・
他力本願。
この低水温の時期に1発逃したら・・・多分、次は無いだろう。
ガックリ。
そんな意気消沈している私をよそに・・・
突然、KANZAKIさんが船首でバタバタし始めた。
???
あっ、ヒットしてる!
今度はKANZAKIさんのLKJ-130Fにヒット。
KANZAKIさんの中禅初魚なので、私はネットを持ってランディング態勢に。
慎重にやり取りし、魚を寄せてくると・・・
銀ピカの魚体が目に入る。
ホンマスか?
しかし、ランディングしてみると・・・
あれ、ニジマスだ。(笑)
で、KANZAKIさんの中禅初魚は、46cmの銀色ニジマス。
約3年ぶりに手にするトラウトだけに、大喜びのKANZAKIさん。
ここまで喜んでもらえれば、本命でなくてもOKでしょう。
少しすると、今度は私にヒット。
少しだけドラグが鳴ったので期待したが、寄せてみると銀色の魚体。
ホンマスであってくれ...と願ったが、やはりニジマスのようである。
で、私の中禅本年初魚は45cmのニジマス。
ちなみに芦ノ湖ではドラグの初期設定を、思いっきり引っ張ってもラインが出ないくらいガチガチに締め込んだ状態にして、やり取りの最中に掛かった魚に合わせてドラグの調整をしているが、中禅寺湖では初めからある程度のドラグの設定をしておいて、その後、フッキング状態等々にあわせて微調整している。
何故かというと、中禅寺湖の魚は、掛かってすぐにパワー全開で突っ込んだり、突っ走ったりするからであり、また、そのパワーも芦ノ湖の魚と比べると数倍強烈だからである。
まぁ、芦ノ湖にも極希にそういう魚は居るが。
勿論、今釣ったニジマスは違うけど。
あれ?・・・桟橋が無い。
聞いた話によると、解禁前の暴風で壊れたらしい。
木造とかではなく、かなり頑丈そうな桟橋だったが・・・
やはり自然の力は恐ろしい。
暫くすると、再びKANZAKIさんが船首でバタバタし始めた。
流石に本日2匹目だけあって、先程よりは落ち着いている。
で、今回は42cmのニジマス。
しかし、先程の魚のような銀色ではなく、鰭も微妙な・・・成魚系ニジマス。
暫くすると、スワンボートが溢れてきた。
そこで、今度は山側の様子を見ることに。
先ずは大日先端。
今年は少し減水しているため、岩が露出している。
先端の水温は3.1℃。
風が全く吹いていないので、水中観察をしながら大日和田へ。
大日和田の水温は3.3℃。
そのまま松ヶ崎手前まで水中障害物の再確認をした後・・・
再び大尻に移動して、今度は国道側の様子を見ていくことに。
国道側は相変わらずウェーディングの方々が犇めいているので、風任せで沖目を叩きながら13番まで。
国道側の水温は、大体何処も3.5℃。
で、国道側の反応は・・・
ホンマスかニジマスかは判断できなかった魚の1反転のみ。
13番まで来たところで、上野島へ移動。
しかし、上野から勇助までウェーディングの方々が居たので、阿世潟方面へ移動。
此処も無風湖面鏡状態だったので、水中障害物の再確認をしながら回っていくことに。
ちなみに水温は、阿世潟の浜が4℃、三角3.7℃、八丁先端3.3℃....という感じ。
11時を過ぎたところで、休憩。
今日は寝ないで来たので、気温20℃というポカポカ陽気の中でウトウト。
13時過ぎに後半戦再開!と思ったら、寝不足と日頃の不摂生が祟ったのか、腹の調子が悪い。
無理をしても仕方ない・・・というよりも、こんな状態では無理できない。
という訳で、再び睡眠休憩。
15時になったところで、後半戦スタート。
天気予報通り、午後はくもり空。
気温は12℃まで下がっている。
先程、様子を見ることが出来なかった上野島へ行ってみる。
減水の為、通常は水中にある岩がかなり露出している。
流石に上野島が陸続きにはなっていなかったが。
上野島の水温は3.5℃。
風が若干当たっていたので、勇助方面へと叩いていく。
しかし、全く反応無し。
16時半過ぎになると、風は完全に止んでしまった。
この湖面状態での表層ミノーイングは厳しいので、再び水中障害物チェック開始。
その後、今日まだ一度も行っていない本ツガへ。
しかし、ウェーディングの方々が多数。
結局本ツガ周辺は最後まで入れなかった。
17時半頃になると、大尻周辺の水面が若干揺らぎはじめたので大尻へ。
すると、またまた成魚系ニジマス43cm...。
高い遊漁料の一部がこのために使われていると思うと、悲しくなってくる。
中禅寺湖に来る釣り人が、果たしてこういう魚を望んでいると思っているのだろうか?
こういう魚は他湖に行けばいくらでも居る。
中禅寺湖には例えボウズだったとしても、また来たくなる魅力があると思うのだが...。
大尻の湖面も鏡状態になってしまったところで、砥沢周辺に移動して様子を見てみる。
そして、薄暗くなってきたところで、歌ヶ浜まで戻り、撤収がてら民宿おかじん方面へと叩いていく。
で、再び同サイズの成魚系ニジマス...。
そして、18時50分に納竿・撤収。
今日一日様子を見た感じとして、やはりミノーイングにはまだ少し早い感じである。
現在、浅場には水温云々には関係ない成魚系ニジマスが居て、此奴らは比較的あっさりと釣れてしまう。
ブラウンの反応は朝一のヒットが最初で最後、あとは反転すら無かったが、でも1ヒットあっただけでも収穫だろう。
シーズン中でも1ヒットすら無い日があるのだから。
ミノーイングシーズンの開幕はもう目の前という感じだ。
明日、明後日にも突然バタバタと反応が出だす雰囲気がムンムンしている。
釣果は別として、次回の釣行が楽しみである。
本日のイケスショット。
叩きのイケスとしては一瞬豪華に見えるけど、本命ブラウンやレイクの姿もホンマスの姿も無し。(笑)
でも、ここまでサイズが似通っていると、銀色ニジマスも同じく成魚系かな?
場所も場所だし、水温も水温だし。
さてさて、次回はどうなる?