Home » Fishing Report » 2003 / 中禅寺湖トラウト釣行 » 2003.06.11
本日は前回のリベンジに燃えるMIURAさんと中禅寺湖へ。
午前2時半頃に民宿おかじんに到着し、駐車場で少々休憩。
普段から、到着してすぐにバタバタするのが嫌いなので、大概余裕を持って到着するようにしている。
3時前から船の準備を始めると、桟橋でTroutStreamの山尾さんと遭遇。
話をするのは初めてなので、支度しながら少し井戸端。
まぁ、初めてといっても、お互いHPを公開しているし、芦ノ湖上でも何度もすれ違っているので、お互いに相手のことを結構知っていたりする。
船の準備が終わったところで、車に戻って着替えていると、山尾さんがやって来て・・・
「良かったら、暇な時にでもこれ振ってみてください」と、グリグリ用のロッドを貸してくれた。
丁度、グリグリ用のロッドに興味があったので、遠慮なくお借りすることに。
山尾さん、ありがとう。
3時半になったところで、出船。
そして、いつも通り大尻で数投したあと、暗闇の中を松ヶ崎に向けて船を走らせる。
今のところ、雨は降っていない。
流石にミノーイングシーズン終盤だけあって、叩きの先行者は無し。
まぁ、元々トローリングメインの湖なので、芦ノ湖などに比べれば普段から少ない。
ただし、ウェーディングしているフライマンは多いけど。
岸際が見える位の明るさになったところで、キャスト開始。
湖水は、先週までの濁りが嘘のように澄んでいる。
しかも、ここは風裏に近いので、かなり厳しい。
松ヶ崎から丹念に叩いて行く。
普段、先行者の多い松ヶ崎の先端を叩くのは、久しぶりである。
しかし・・・魚は出てこない。
そして前回、微妙なミノーしか持ってなくて惨敗してしまったMIURAさんは・・・
今回の為に新しいミノーを買って来ていた。
WOOD BAIT 13LD(20th)生ワカ
これは手強い。
しかし、逆をいえば、玉砕した時の言い訳が無くなってしまった・・・ということにもなるが。(笑)
全く反応の無いまま、大日方面へと叩いて行く。
グンっ!
バシャバシャバシャ・・・
おや?チビ本鱒か?
しかし、水面を転がすように難なく寄せた魚は・・・
塩焼サイズのチビブラウンでした。(笑)
しかし、それでも精神的にかな~り、ホッとする。
取りあえずチビでも、中禅では貴重な一匹である。
ここ数回の釣行では沈黙していた山側だが、今日は出るのかな?
しかし・・・そんな期待も虚しく、その後は全く反応無し。
そして、大日~勇助~上野島~阿世潟~小寺~八丁・・・と、叩いていくが、その間に出て来たのは40チョイのニジマスだけ。
う~ん・・・厳しい。
ムジナ辺りに来ると、ようやく岸際にまとまった数のワカサギを確認。
本ツガ方面まで、丹念に叩いていくと・・・
時折、ルアーよりもかなり下の方にやる気なさそうなブラウンが出てくる。
水が澄みすぎかな?
風でも吹いてくれれば、少しは違うんだけど。
結局、警戒している魚に喰わせることができないまま、本ツガに到着。
周辺ではウグイの産卵行動が始まっていた。
気分新たに、先週、反応の良かった立木観音~大尻までを叩いて行く。
しかし・・・全く反応なく、玉砕。
おまけに、エレキのぺラを固定するネジが外れて紛失。
これでエレキも使用不能になってしまった。
まぁ、動かなくなってしまったものは仕方ない。
それよりも、ぺラが外れて紛失しなかっただけ良しとしよう。
一気に金谷ワンドへ移動。
そこからダルマ石までは船頭に専念して、MIURAさんのキャスト&アクションを眺めていた。
勿論、口出しは一切しない。
普段から同船者には聞かれない限り、技術的なことは絶対に口出ししないことにしている。
余計な助言は、「それを自分で発見した時の喜び」を奪ってしまうことになるからだ。
釣りの楽しみは試行錯誤の中にあると思っている。
勿論、質問されれば、知っている限りのことは答えるけど。
ダルマ石まで来たところで、私もキャスト再開。
しかし・・・大尻まで何事も無く終わってしまった。
残り時間はあと2時間。
MIURAさんの顔にも焦りの色が見え始めている。
再び、山側へ移動。
そして、大日、勇助、上野、八丁・・・と、要所要所を叩いていく。
しかし、全くダメ。
最後のチャンスである夕マズメ勝負は・・・今日、一番魚が見えたムジナ~本ツガ。
ムジナでは時折ワカサギが水面を跳ねている。
しかし・・・
立木観音まで叩いてみたが・・・魚は出てこない。
フランス前に立ち込みが居なかったので、フランス前に移動。
この時間帯に、このポイントが空いているとは・・・珍しい。
あっ・・・来ました!
突然、MIURAさんの声が沈黙を破る。
すぐにネットを構え、MIURAさんのやり取りを見守る。
バシャバシャ!
おっ!ホンマスか?
そして、魚は船際へと寄ってきた。
あっ・・・違う・・・
その魚は・・・ニジマスでした。
しかし、MIURAさんにとって貴重な一匹であることには違いない。
全く何もなく終わってしまうのと、一匹でも魚を手にするのとでは、帰りの気分も来年へのやる気も違ってくるだろう。
来年こそはブラウンを!レイクを!ホンマスを!
その後、大尻まで叩いていくが反応なし。
そして19時20分、納竿・撤収。
狭いイケスを広々と泳ぐ魚達。(笑)
今日は一日中、山尾さんが貸してくれたグリグリ用ロッドを使ってみた。
ロッドの硬さ、キャストしたときの振り抜いた感じ、そしてアクションを入れたときのティップの入り具合等々、かなり良い感じだった。
また、太いバットの割には軽量で、長時間使用してもそれ程疲れなかった。
魚を掛けたときの感触は、チビブラウンのみだったので分からないけれど。
唯一気になったのは、リコイルガイドの抵抗感と感触。
さてさて、中禅寺湖のミノーイングシーズンも終了間際。
次回6/19(木)はどうなるのかな?