Home » Fishing Report » 2004 / 芦ノ湖トラウト釣行 » 2004.12.11
本日はKANZAKIさんと芦ノ湖トラウト釣行。
東京を4時前に出発し・・・
途中、箱根宮ノ下のローソンで食料調達。
チョロチョロと水の流れる音がするので、ローソンの駐車場脇を見ると・・・
おおっ、流石箱根!
温泉の流れるコンビニかぁ。
でも・・・
コンビニの駐車場で裸になって身体を洗う人なんて・・・
居るのか?
なかなかセンスのあるユーモアに関心しながら箱根の山を登り・・・
6時前に芦ノ湖に到着。
そして6時半、濃霧の中、出船。
神宮にさしかかると、巨大な杉の木が湖の中へ倒れ込んでていた。
先週の強風で倒れたらしい。
先週の強風は東京でも過去最高の風速40mを記録したが、箱根は更に凄かったらしい。
大湧谷で風速80mを記録し、その上では100mの風速計の針が振り切れていたそうだ。
芦ノ湖ではかなりの数のボートが吹き飛ばされて沈没したそうで、湖畔には首のとれたスワンボートなどが無残に引き上げられていた。
で、今日は・・・
全く風が無く、湖面が鏡状態なので、先ずは仏ヶ崎からプリンス方面へLKJ-130F&85Fで叩いていく。
今までの経験では、秋シーズンの無風時の朝は、ドン深系ポイントのやや沖目表層などで良い思いをしているので、秋冬の朝一は大概このような条件を満たしているポイントから狙っている。
勿論、ブラウンは岸際を狙って叩いていく。
逆に朝から荒天の時は、防ヶ沢や深良などの比較的水深の無いポイントから狙っていくことが多い。
で、プリンスまで叩いてみたが・・・
ニジマスもブラウンも、反転すらない。
霧の中、西岸に移動して、立岩から小杉へと叩いていく。
三本杉のやや沖目をLKJ-130Fでグリグリと叩いていると、ようやく塩焼きサイズのニジマスがチェイスしてきた。
ルアーがボートに近くなったところで反転しようとしたので、早巻きで誘ってみると・・・
反転しようとしていたニジマスが狂ったようにルアーを追いはじめた。
うっ、間に合うか?
ジャバッ!
ギリギリ船際で喰いつかせることに成功。
リールを巻かずに・・・というよりも、巻くだけのラインが残っていなかったので「巻けずに」、そのままブッコ抜く。
塩焼きサイズのニジマスだが、秋の魚はとにかく鰭も魚体も綺麗なので、結構嬉しかったりする。
まぁ、「鰭が綺麗だから嬉しい」...というのも、他の湖から考えると可笑しな話だが、実際にそうなのだから仕方がない。
これが、産卵河川の無い湖の現実だろう。
再び、LKJ-130Fで叩いていくと、ヘビ窪で塩焼きサイズのブラウンがヒット。
しかし、これはバラシ。
陽が出てくると、若干風が吹き始めたので、立石に移動。
ここで、まあまあのサイズのブラウンがやる気無さそうに追ってきた。
その後、時間をあけて何度か叩いてみたが、このブラウンは二度と姿を現すことはなかった。
今日は、本当に12月?......と思わせるようなポカポカ陽気。
しかも、風が止んでしまい、湖面鏡状態。
日陰狙いでトリカブト周辺を叩いてみるが・・・全く反応無し。
まぁ、秋は魚が深めの層を回遊したりしていて浅場の魚影が薄いうえに、溜まる場所が絞り込めないので、ミノーイングの場合は1回でも魚の顔が拝めれば御の字だと思っている。
しかも、今春の魚影から推測して、今秋の芦ノ湖は相当難しいと思っていただけに、既に拝んだ私は、かなり気楽である。
もっとも私の場合、秋の芦ノ湖は「釣果は二の次」であり、この何とも言えない空気を味わうために来ている....といっても過言ではない。
勿論、魚は探す。
しかし・・・居ない。
どこに行っても、姿を見せてくれない。
風は相変わらず、微妙な強さで吹いたり止んだり。
とにかく、条件を満たしているポイントを探して、迷走する。
胴切りから樹木園にかけて、他よりも若干湖面がザワついていたので、キャスト開始。
ボートを湖流に委せて、LKJ-85Fでのダラ引きで狙っていく。
このポイントは360°どこでも喰ってくるので、色々と探ってみる。
「そろそろ、グンッ!って来ないかなぁ~」
などと、KANZAKIさんと話しながら85Fのダラ引きしていると・・・
グンッ!
あっ、来た。(笑)
で、これまた綺麗な魚体の塩焼きサイズ。
特にこの魚の尾鰭は無茶苦茶綺麗だった。
完璧。
その後、九頭竜、防ヶ沢、神宮・・・・と狙ってみるが、全く反応無し。
そして16時、本年納竿。
狭いはずの生け簀を悠々と泳ぐ鱒達。(笑)
また来年。