Home » Fishing Report » 2004 / 中禅寺湖トラウト釣行 » 2004.06.06
先日、中禅寺湖で何度か会ったことのある人が言っていた言葉。
「中禅のブラウンを叩きで釣るのは運が9割、宝くじに当たるようなもの、交通事故ですよね。」
果たしてそうだろうか?
私は、叩きでのブラウンは狙わなければ、そうそう簡単には釣れないと思っている。
勿論、ある程度のサイズとなると、運の占める割合も大きくなるだろう。
宝くじ... 交通事故...
私は魚を釣った時、宝くじに当たったような感覚ではなく、麻雀で勝った時の感覚でありたいと思っている。
その感覚を味わえるように、今はひたすら湖を観察し、湖上で試行錯誤し、自分で体感した情報を蓄積し、そして自作ミノーの改良を繰り返す。
え?・・・そんな御託はどうでもいい?
スイマセン。
本日はKONNOさんの車に相乗りさせて頂いて中禅寺湖へ。
東の空が薄明るくなったところで、出船。
中禅寺湖に到着した時は適度な風が吹いていたが・・・
明るくなると同時に、予想通り風は止んでしまった。
今日は午後から雨になるらしいから、午後から勝負かな?
ちなみに、朝一の山側の水温は13.5℃。
岸際には相変わらず、「元気なチビ公魚」が泳いでいる。
今年も産卵公魚は大して接岸していないようである。
少しでも条件の良さそうなポイントを探して走り回ってみたが、何処も大差なし。
こんな時はジタバタしても始まらない。
春ゼミの大合唱でも聴きながら、普段の生活で身体に蓄積された毒素を抜きましょう。
朝飯を食べながら、水面に落ちて暴れている数匹の春ゼミを観察。
しかし、いつまで経っても魚に喰われずに浮いている。
あれだけ魅惑的な波紋を出し続けている生餌にすら喰いつかない魚が、偽物の木片に喰いつくわけないか...。
中禅寺湖クルーズをしながら、時折吹く風に期待して叩いてみる。
しかし・・・ダメ。
かなり沖目も叩いてみたが・・・ダメ。
午後になると、ようやく恵みの雨。
しかし、小雨。
それでも、ピーカン湖面鏡状態よりはマシである。
また、場所によっては適度な風が吹いているので、そういう場所をメインに叩いていく。
何時出てもおかしくない状態。
しかし、ブラウンどころか、チビホンの反転すらない。
小雨は降ったり、止んだり。
魚の反応を求めて、岸釣りの方々や先行者の居ないポイントを叩いていく。
普段は叩かない国道側も、周囲にウェーディングの方々が居ない所を狙って叩いてみた。
しかし、山側で40チョイのブラウンがやる気無さそうにユラユラ出てきた以外には、全く反応無し。
結局、人の居ないポイントを全て叩いてみたが・・・
後にも先にも山側でのブラウンの1反転のみ。
そして、暗くなったところで納竿・撤収。
ノーヒットノーラン。
もしかして・・・運が無かったのかな?(爆)
冗談はさておき、
別に坊主だった言い訳をする気など全く無いが、今日の感じからすると、明らかに浅場の魚は減っている気がする。
まぁ、毎日毎日ボートで代わる代わる叩かれれば、魚もスレるし沈みもするだろう。
また、あれだけウェーディングの人々が居れば、魚も警戒して岸際から離れるだろう。
それでも昨年の今頃は、まだまだ魚の反応を得られたことを考えると、それが第一の理由とは言えないだろう。
実は、今年の叩きのシーズンは早く始まっていたのかもしれない。
叩きではまだ厳しいと言われていた水温5℃前後の時期に、かなり好反応だったことを考えると、誰も叩いていなかっただけで実際は例年よりも早く始まっていたのかもしれない。
その分、終わるのも早いのか?
いずれにしても表層系ミノーでの叩きシーズンは、そろそろ終了だろう。
平日ならともかく、人の多い休日ではかなり厳しいと思う。
今春は平日釣行が厳しいので、次に行けるとしたら6/13の日曜日。
しかし、梅雨入りしただけあって13日は雨らしい。
残念ながら、現在私の車(mini)は雨天走行が不可能なので、雨だと厳しい。
もう一度くらい釣行して状況を確かめてみたいが、こればっかりは仕方がない。
気がつけば、今のminiに乗りはじめてから既に16年。
箱根の旧道や日光のいろは坂等々、老体に鞭打ってコキ使いすぎたかな?
愛着はあるが、そろそろ引退させて荷物が積める大きめの車にしようか...。
という訳で、今年の中禅寺湖ミノーイング釣行は今日で終了。
まぁ、今年は十分すぎるほど満足なシーズンだった。
また来年。