Home » Fishing Report » 2003 / シイラ釣行 » 2003.07.09
遂に阪神にマジックが点灯した!(M49だけど。)
しかもセ・リーグ史上最速!
前回の優勝に歓喜したのは学生の頃・・・なんと18年前。
今年こそは!・・・と言い続けた、それからの長い年月。
気がつけば、阪神ファンの野球のシーズンは、シイラシーズンの開幕と共に終了している今日この頃。
いつしか、「死ぬまでに、もう一度阪神の優勝を見たい」とまで、思うようになっていた。
しかし、この我慢と怒りの17年間が、もしかすると今年報われるかもしれない。
え?・・・「もしかすると」?
もしこれが巨人だったら、99パーセント優勝だろう。
しかし、魔の8連敗...悪夢の10連敗...などという言葉にも全く驚かなくなってしまった私は・・・
悲しいかな、2位に15ゲーム差をつけても、まだ安心できないのである。
日頃、「一匹の価値、一匹の喜び」と言っている釣り師には、是非阪神ファンになることをお勧めする。
これほど「一勝の価値、一勝の喜び」を味合わせてくれる球団はそうそう無いだろう。
という訳で、好調阪神にあやかって・・・
ロッドを虎カラーに塗ってみました。(笑)
なんだか工事現場のロープのような・・・
遮断機のような・・・
しかも、このロッド・・・まだ一度も使ってない新品ロッド。
もし、折れたりしても、免責・・・いや、修理すらしてくれないだろうなぁ。
で、ついでなので・・・
Mos-ペンシルも虎カラーに塗ってみました。
しかし、このウミヘビみたいなルアーに食いつくのだろうか?
逆に魚が警戒するのではないだろうか?
ただ、鳥には襲われにくくなるかもしれない。
昨年みたいに強烈な鳥の攻撃を避けられれば、ラッキーである。
という訳で、このルアーは「高活性の鳥山」に遭遇したときの代打にしよう。
代打・・・
代打といえば、神様!八木様!・・・ということで、このルアーを「八木様」と名付け、「3」の刻印を。
とまぁ、アホ話を長々と書いてみたものの、ここまで読んで腹ワタ煮えくりかえっている巨人ファンも多いと思うので、この辺で止めときましょ。(笑)
で、本日は早川港の亀蔵丸を仕立てての出撃。
雨は降っていないが、重たく低い雲が空を覆い、北風も予想以上に吹いている。
ハッキリ言って、寒い!
今日のメンバーは、KOBAちゃん、私、元ちゃん、Yuさん、白川君の5名。
午前6時、出船。
北風の中、船は沖へと走り出す。
白川君とミヨシに立って、魚を探すが・・・無茶苦茶寒い!
震えで歯はカチカチと鳴り、冷風で涙が頬を伝って、耳の中に溜まる。
ふと、冬にノーヘルでバイクに乗ってた時の感覚を思い出す。
遠くの浮遊物や鳥山は船長や他の人に任せ、私は水面近くを泳いでいる魚を探す。
すると、90前後の魚を発見。
船長に伝え、キャスト開始・・・しかし、見失う。
暫く走っていると、沖目にかなり良い潮目があったので、キャスト開始。
流れ藻やゴミも、小規模ながらある。
しかし・・・生命反応ゼロ。
徐々に北風が強くなり、水面はかなりうねってきている。
風は勘弁・・・「六甲おろし」だけはパスしたいところである。
空が何となく明るくなってきた。
その後も、潮目、流れ藻、小規模な鳥山などを叩いていく。
しかし、生命反応はゼロ行進。
マズイ・・・完封試合か?
しかし、そんな沈黙をKOBAちゃんが破る。
やばい雰囲気を吹っ飛ばす、ペンペンヒット!
しかし・・・無念のバラシ・・・残念。
再び、西へ東へと走り回る。
そして、再びKOBAちゃんにヒット。
そして、70cm位のペンペンをランディング。
しかし・・・後続なく、ここで姿を見せたのは、この一匹のみ。
時間だけが過ぎていく。
11時過ぎになると、風も一段落。
しかし、単発のペンペンを数匹見ただけで、バイトすらない。
こういう低活性の時は、着水後のワンアクションで食わすか、それでダメならスロー&ポーズからのテンポアップが効果的なことが多い。
まぁ、勝手にそう思っているだけ。
その後も「素振りの時間」が続く。
魚が居ない。
もちろん、深~いところには居るのかもしれないが、其奴をトップで引き出す技術はまだ無い。
12時近くになると、薄っすらと陽が差し始めてきた。
相変わらず、「素振りの時間」が続く。
鳥達も活性が低く、代打「八木様」の出番は無い。
おや?
海面が風で波立っているので良く見えなかったが、一瞬Mペンシルの後ろに青い影が見えた気がする。
僅かなポーズで焦らした後、テンポアップしていくと、確かに後ろに魚が着いている。
頃合いを見計らって、ド派手なアクションを一発入れると・・・
ガツン!
おっしゃぁ~!(笑)
虎ロッドが綺麗に曲がる。
虎カラーなので、ロッドの曲がり具合がやたら良く分かる。
バッシャ~ン!
あれ?
華麗なドルフィンジャンプを披露してくれた魚は・・・思ったよりも小さく、90cm前後のペンペン。
しかし、贅沢は言ってられない。
今回は、試しに「ライトタックル」に太軸フックを使っているので、更に強烈なアワセを入れてみる。
再び、魚がジャンプ。
スカっ・・・
痛恨のエラー。
やはり、ちゃんとフッキングしてなかった。(泣)
船長に「すいませーん」と謝りのジェスチャーを送り、再び移動。
風の収まりと、雲の切れ間からの日差しのおかげで、ようやくシイラ釣りっぽい雰囲気に。
そして、小型の鰹やソーダのナブラも頻繁に見えるようになってきた。
しかし、残り時間は僅か・・・「九回裏」という感じ。
移動中にもペンペンの姿が確認できるようになり、ラストチャンスに賭けることに。
ところが・・・太陽は再び、雲の中へ。
しかし、ここで元ちゃんに待望のヒット!
そして、92cmのペンペンを無事ランディング。
三塁打といったところか?
その後も、西へ東へ南へ北へ。
しかし、ドラマは無かった。
そして、14時過ぎに沖あがり。
「黄昏ショットを撮ってくれ」と言うので、撮ってあげました。
「撮らんでええわ~」と言うので、撮ってみました。
でも、この亀蔵丸の船長は本当に熱心に魚を探し、走り回ってくれるので気持ちが良い。
しかも、ポイントの見切りも良く、我々のテンポに合っている気がする。
シイラシーズンは、まだ始まったばかり。
さてさて、次回はどうなるのかな?
~本日の釣果=船中ペンペン2本~