Home » Fishing Report » 2003 / 中禅寺湖トラウト釣行 » 2003.06.19
そろそろ、叩き(ミノーイング)のシーズンも終わりかな?
まぁ、何事も自分で確かめなければ始まらない。
と言うわけで、今週も中禅寺湖へ単独釣行。
午前4時、出船。
今日は大尻には寄り道せずに、ゆっくりと松ヶ崎へ向かう。
ここ一週間で、水温はかなり上昇している。
そんなシーズン終了の時期は、大尻のような水深が浅く、変化の緩やかな場所よりも、ドン深を控えている山側のような場所のほうが良いような気がする。
で、暗いうちに松ヶ崎に到着。
そして、薄明るくなる前に水温(水面下1m)を測ってみる。
水温16℃。
朝4時過ぎの時点で、既に16℃もあるのか。
ちなみに私がミノーイングシーズン終了の目安としている水温は朝方15℃である。
もちろん、15℃を過ぎても釣れるだろう。
しかし、その日や前日の天気、風、そして気温などがかなり影響してくる。
残念ながら、天候に合わせて釣行するだけの余裕は、私にはない。
薄明るくなったところで、キャスト開始。
風は無く、湖面は鏡のようにマッタリしている。
それでも、勇助まで叩いていく間に、一度だけ40前後のブラウンが出てきた。
出てきた・・・といっても、ルアーのかなり下の方をユラユラと食う気なさそうに着いて来ただけだが。
水面が風でザワつけば食うかな?
風が吹いたら、また狙ってみよう。
左回りで隅から隅まで叩きながら本ツガまで。
しかし、全く反応なし。
立木観音でようやく30cmくらいのチビブラウンが出てきたが、食うまでには至らず。
先週同様、水がかなり澄んでいるので、深場をウグイやチビ本鱒等々、色々な魚が泳いでいるのが良く見える。
たまに40前後の群れが、カケアガリ沿いを通り過ぎたりもする。
暫くの間、水族館気分で水中を眺めていたが、なんとも爽快な気分だ。
大尻まで行ったところで、再び山側へ・・・
そして、国道側へ・・・
奔走、迷走。
中禅寺湖に着くまでは、台風6号の影響が気になっていたが・・・
実際は、いつも通りの穏やかな天気だった。
穏やかというよりも、あまりに暑くてボーっとしてしまうくらいだ。
午前10時過ぎの時点で、気温は24℃まで上昇し、水温は17.5℃・・・しかも、無風。
まぁ、シーズンを終えるには丁度良いのかもしれない。
フラっ。
危ねぇ~!
暑さのせいか、急激な睡魔に襲われ、危うく落水しそうに。(汗)
このまま続行しても魚が出そうな気がしないので、上野島に移動し、船を固定して・・・爆睡。
Zzzzzzz・・・
心地よい風で目を覚ます。
時計を見ると・・・12時半。
体力と集中力が回復したところで、再びキャスト開始。
水面が風で揺れているところを中心に叩いていく。
体が軽い。
2時間寝るだけで、こうも違うものか・・・などと、妙に関心。
しかし、反応は無い。
現時点での水温は・・・18.5℃。
それでも、ひたすら条件の良さそうな場所を探して叩いていく。
日陰・・・湖面にせり出した木の下・・・カケアガリ・・・風表・・・水流・・・
何の反応の無いまま、湖上を彷徨う。
流石に腕と肩が張ってきた。
私はトローリングはやらないが、疲れた時の腕休めにやってみようか?....などと思ったりもする。
はっきり言って、トローリングは叩きに比べると、「体力的」にはかなり楽である。
でも、トローリングで実際に魚を釣るとなると、それはそれでかなり奥が深く、難しいのだろう。
ボート屋などの情報で、「確実に釣る人」と「そうでない人」に分かれていることからしても、そのことが容易に想像できる。
トローリングは叩きが辛くなるであろう老後の楽しみ...などと言ってはいるものの、果たして老いた頭で核心に近づくことが出来るのだろうか?
まぁ、それは老いてみなけりゃ分からないか。
それも含めて、老後のお楽しみ。
小寺から阿世潟へと叩いていくが・・・反応はない。
やはり、もう厳しいのかな?
ぐんっ!
本日初の心地よい衝撃が体に伝わったのは、既に16時を回った時だった。
一瞬見えた魚体は・・・茶色っぽかった気がする。
ちびブラウンかな?
バシャバシャバシャ・・・
おや?・・・あれ?・・・もしや・・・
あがってきたのは、ウグイでした。(笑)
しかも、13cmミノーのテールフックにしっかりと食いついている。
産卵行動で腹が減ったのかな?
その後、上野島から松ヶ崎方面へと叩いていく。
ここで良いサイズの本鱒が出たんだよなぁ.....などと、今シーズンを振り返りながら叩いていると・・・
グンッ!
突然の衝撃と共に、元気良く走り出す魚。
おっ、本鱒か?
しかし・・・寄せてみると・・・背中が緑っぽい。
揚がってきたのは、40前後のニジマス。
鰭は全部綺麗だったが、ちょっと顔に精悍さがない。
王?...中?...微妙である。(笑)
まぁ、喰ってくれただけ、良しとしましょう。
あっという間に、残り1時間。
もちろん、最後に狙うのは、朝方40前後のブラウンが出た場所。
湖面は鏡状態だが、夕マズメの食いに期待して、周辺を叩いていく。
沈黙。
19時になったところで、フランス前に移動。
そして、アガリ3投をしたところで、納竿・撤収。
これで、今年の中禅寺湖ミノーイングは終了。
今年は、本気狙いの中禅寺湖釣行の一年目だったが、ブラウンの50UPに出会え、レイクも釣ることができ、45cmの美味しい本鱒も叩きで出すことができた。
自分的には十分満足である。
また来年。