Home » Fishing Report » 2002 / 中禅寺湖トラウト釣行 » 2002.05.29
本日は龍野さんと中禅寺湖へ釣行。
午前0時に龍野さんの車で東京を出発し・・・
鹿を轢かないように気をつけながら、いろは坂を登り・・・
午前2時半に中禅寺湖に到着。
ちなみに中禅寺湖に釣行するのは3年ぶりくらいになる。
何となく「いろは坂=急勾配」というイメージがあり、私の「mini」では辛いかな?と勝手に思って諦めていた。
でも今日の感じからすると、「これだったら箱根の旧道の方がキツイ」という印象。
これなら「mini」でも余裕だなぁ。
来年は「mini」でチャレンジしてみようか?
そして午前3時・・・月明かりの中、出船。
気温8℃、水温11℃、風は無し...。
湖上にはすでにトローリング船が何艘か出船しているのが見える。
芦ノ湖では見られない光景だ。
取り敢えず、我々もトローリングタックルをセットし・・・
薄明るくなるまでトローリングでお土産調達。
今回、トローリングで狙う魚は「本鱒」と「姫鱒」。
ちなみに私はトローリングをするのは今回が初めてだ。
何故、普段トローリングをやらないのかというと・・・
キャスティングの時のように、ヒットした瞬間の「グンッ!」「ググッ!」という感触が直接に伝わるのが好きだからである。
勿論、金銭的なものもある。
もし、私がトローリングにハマってしまったら・・・
今までトラウト・ミノーイングのシーズンオフであった6月~11月中旬までの間も頻繁に通ってしまうだろう。
そうなってしまうと、ちょっとツライ。
だからトローリングは、一日中ロッドを振ることが辛くなるであろう「老後の楽しみ」に残しておこう・・・ということにしている。
午前3時半を過ぎると、魚の反応が出始め・・・表層を狙っていたロッドにヒット。
追いアワセを入れて、ランディングに取りかかるが・・・
『HATTORIさん、魚、付いてます?』
「付いてるのかなぁ・・・(グングン)・・・あっ、付いてます。(笑)」
トローリングタックルでのランディングは初めてなので、全く感覚が分からない。
ロッドの長さも重さも違うし、ラインも鉛入りのレッドコアラインなので。
で、35cmくらいのお土産用の本鱒をゲット。
2バラシの後、再び本鱒をランディングしたが、30cm未満だったので即リリース。
午前4時半、空が大分明るくなってきた。
これくらいの視界なら、岸際のミノーイングも可能だろう。
ということで、トローリングタックルを片づけて・・・
山側のキャスティングポイントへ移動。
しかし・・・無風・・・湖面マッタリ・・・鏡状態。
厳しい。
それでも5/1以来の久しぶりの釣りなので、やる気満々で岸際を叩いていく。
たまに沖目でチビ姫鱒の群れが湖面をザワつかせている。
そのチビ姫鱒を狙ってレイクやブラウンの大物が下に居るかもしれないのでキャストしてみるが・・・
全く反応無し。
でも今日はキャストしているだけで気分が良い。
勿論、アタリがあれば更に気分良くなり、ヒットすれば更に更に気分良くなるけど。
結局、山側では、喰う気の無さそうなブラウンの1チェイスのみ。
そこで、国道側に移動。
しかし、こちらも湖面鏡状態・・・非常に厳しい。
各ポイントをグリグリで叩いていくが・・・
たまにチビ本鱒が追ってくるだけ。
湖面はマッタリ。
陽が昇ってしまい・・・しかも無風。
これではミノーイングでは厳しいだろう。
という訳で、午前6時半・・・ミノーイングを諦め、風待ちトローリング開始。
龍野さんの操船で流していくと・・・魚探に大物レイクトラウトの反応あり。
『HATTORIさん、深場にデカいレイクの反応がありますね。』
「龍野さんはトローリングでレイクは狙わないんですか?」
『レイクは美味くないんですよ。」
「なるほど。(笑)」
禁漁区の手前まで流したところで、今度は私が操船。
魚探で水深を見ながら流していくと・・・表層狙いのロッドにヒット。
船首で爆睡中の龍野さんを起こして、姫鱒をランディング。
その後も姫鱒を追加。
午前9時半過ぎ・・・待望の風が吹き始めた。
すぐにキャスティングモードに変更し、キャスティング開始。
しかし・・・すぐに風は止んでしまった。
既にお土産も確保できているので・・・無風の中、諦めずに国道側を叩きながら移動していく。
勿論、全く反応無し。
10時半過ぎになると、弱い風が吹き始め・・・再びやる気モード全開。
風の当たっている側を叩いていく。
そして、遂に龍野さんのキクチミノー13cmのグリグリにヒット!
11時45分・・・龍野さん、46cmの本鱒をランディング。
ランディング時にネットで鱗が落ちてしまった為、写真映りは良くないが、とても綺麗な魚だった。
まぁ、当然といえば当然・・・中禅寺湖で綺麗じゃない魚を釣る方が難しい。(笑)
その後も叩きながら移動していくが・・・風が止んでしまい、魚が出てこない。
湖底が完全に見えるが、魚の影も形もない。
13時過ぎ・・・一旦ボート屋に戻り、トローリングタックルを船から降ろして再び出船。
お土産も十分確保できたので、午後は完全ミノーイングオンリー。
ところが・・・
ピカッ!・・・
バキバキバキ~!!!
突然の雷雨。
しかし・・・まだ、光と音の間隔が長いので続行。
再び、山側を隅から隅まで叩いていく。
相変わらず、ワカサギの群れは確認できない。
たまに確認できたワカサギも・・・1、2匹の単発のみ。
それでも湖面状態は午前中に比べると雲泥の差。
雨と若干の風によってザワついているので、人間の活性は最高潮。(笑)
しかし、肝心のお魚の活性は・・・×▲□。
ジャバジャバジャバ・・・
おや?・・・岸際で何かが大量に群れている。
そっと近づいていくと、凄い数のウグイが産卵していた。
一応撮影してみたが、流石にPLフィルター無しでは写っていなかった。(笑)
結局、全く反応のない山側を諦めて、国道側に移動。
流石に午前中かなり居たウェーディングの方々も半分くらいに減っている。
しかし・・・雨も小降りになり、風も弱まってしまい・・・再び底見え状態。
叩けど叩けど・・・チビ本鱒のチェイス以外は全く反応無し。
時間だけが、淡々と過ぎていく。
雨も17時半過ぎには上がってしまった。
依然、水面が割れることはない。
夕マズメに最後の期待を託して・・・
18時半からの残り1時間を山側で勝負することに。
湖面状態は良くはないが、夕マズメの喰いに期待して叩いていく。
隅から隅まで叩いていく。
岬から沈み根まで、ひたすら叩いていく。
しかし・・・
最後まで、魚からの反応は無かった。
そして、19時半・・・
陽も完全に沈んでしまったところで、納竿・撤収。
こうして、16時間半に及ぶ中禅寺湖釣行は終了。
また来年、遊びに来よう。
翌日、筋肉痛になったのは言うまでもない。