Home » Fishing Report » 2002 / 芦ノ湖トラウト釣行 » 2002.05.01
本日は芦ノ湖トラウト初挑戦の隼虎さんと釣行。
ちなみにこの隼虎さん・・・
シーバス釣りにハマり、遂にはサラリーマンを辞めて自らシーバスガイド船を始めてしまった・・・
という、かなりのクレイジーな御方。(笑)
で、本日の芦ノ湖。
前日は暴風の為、午前中で出船中止になったらしい。
その暴風ぶりは、来る途中に散乱していた木の枝や、倒れた看板などで容易に想像できる。
午前4時・・・芦ノ湖に到着すると、前日からの暴風がまだ残っている。
駐車場には見慣れない車が1台。
しかし・・・その車から降りてきたのは・・・ikki君。(笑)
自分の車が廃車になってしまったので、友人に車を借りてきたそうだ・・・凄い気合いである。
午前5時前・・・まだ出船できるか分からないので、準備だけ済ませて、漁協のOK待ち。
夜中には暴風は止んでいると思っていただけに、少々予定が狂ってしまった。
夜中に暴風が止み、朝方は適度な風が吹いている・・・というような時は、朝一に結構期待ができる。
もちろん、それは狙い場所がかなり絞れるからである。
何故、狙い場所が絞れるのか?・・・それは書くまでもないでしょう。
しかし今日のように、たった今まで暴風だった場合は少し話が違ってくる。
今までの経験だと、風表の浅場などは砂が舞い上がってしまい、魚は少々深場に沈んでいることが多い.....気がする。
うーむ・・・今日は昼前くらいが勝負かな?・・・
などと思っていると、漁協のOKが出たので定刻出船。
昨晩からの風は西寄り、現在も南西・・・ということで、東岸へ。
ワンド等の浅場はかなり濁っているので、岬系のポイントに直行。
そしてアンカーを打ち、キャスト開始。
グゥン!・・・
数投目に私のLKJ85Fに明確なバイト。
でも、フッキングせず。
再びキャスト開始。
しかし、強風でアンカーが効かず、流されてしまい・・・どんどんポイントから離れていってしまう。
おまけに風が回っているから始末に終えない。
ここは後で来よう・・・ということで、移動。
風がかなり南寄りになってきたので、北部西岸の岬系へ。
このポイントはかなり荒れていても狙えるところである。
私も隼虎さんも自分が「帆」にならないように、しゃがんだままキャストを繰り返す。
しかし・・・全く反応無し。
再び移動・・・今度は思いっきり風表の場所。
普段なら岸際のドシャロー地帯を狙うのだが、今日はかなり沖目にアンカーを打ち、キャストを開始する。
ここは遠浅なので、沖目でも十分狙える。
どうせ風で流されてしまうのだから、シーアンカー気分で岸寄りに流されるまでが勝負!
しかし・・・結局、岸際まで流される間に反応は無し。
塩焼サイズのブラウンのライズを1回目撃しただけ。
やはり、ここまで風が強い時は風裏かな?
方針変更。(笑)
しかし、完全な風裏の緩い湖面ではミノーイングだと厳しい。
方角的に風裏で、適度な風が回り込んで来る場所・・・という訳で深良へ。
予想通り、良い風が回り込んでいて湖面状態は良い感じ。
しかし・・・暫く粘ってみたものの・・・
アタリの「ア」の字も無し。
いつしか厚い雲の隙間から陽が差し込みはじめ、強風もだいぶ落ち着いてきた。
そこで、再び東岸に移動。
途中、ikki君を発見。
様子を聞くと・・・「全然ダメです」とのこと。
東岸に戻って、試しに防ヶ沢から樹木園まで叩いてみる。
湖面状態は最高だったが・・・樹木園あたりに着いたころには完全無風状態に。
あちゃ~・・・いきなり無風はないだろ~・・・
仕方なく、仏から山のホテルまで流しながら叩いていく。
山の神で私のLKJ85Fに40位の塩焼サイズが出てきたが、そのまま反転。
まぁ、その一部始終が目視できるような湖面状態の時は滅多に喰いつかないだろう。
庭石では隼虎さんのルアーに塩焼サイズが出てきたが・・・これも反転。
山のホテルまで来たところでキャストを止め、湖面の揺らぎを求めて芦ノ湖クルーズ。
元箱根湾内、弁天~コベリ、関ヶ浦~馬の背、そして箱根湾内・・・全滅状態。
マッタリとした三ツ石やトリカブト、鏡のような湖面の白浜や平岩を眺めながら・・・結局、箒まで来てしまった。
水流に期待して、箒でキャストしてみたが・・・勿論、反応無し。
再び北部へ戻りつつ、立岩から小杉まで流しながら叩いていくが、マッタリ湖面を泳ぐミノーは毎回毎回無事生還。
で、立石まで行ったところで降参し・・・風待ちキャンプ場に移動して休憩&昼食タイム。
小鳥のさえずりを聞きながら、穏やかな湖上でのんびり。
日頃の毒素を抜くには丁度良い。
気が付くと・・・既に15時。
マズイ・・・今日はこのまま無風かも。
アンカーを上げ、湖面の揺らぎを求めて、再び芦ノ湖一周クルージング。
途中、ikki君に電話してみるが・・・「全くダメです。このまま深良と心中します。」とのこと。
残り時間はあと僅か・・・
少しでも揺らいでいるところがあったら、今日はそこで勝負しよう。
何処かしら・・・一箇所くらいはあるだろう。
しかし・・・願い虚しく、何処も彼処も見事に湖面鏡状態。
結局、一度もキャストすることなく、芦ノ湖を隅から隅まで完全に一周してしまった。
ここまで湖全体が鏡状態なのも珍しい。
既に16時10分・・・残り時間40分。
自然が相手・・・こればっかりは仕方ない。
あとは夕マズメの喰いに期待するだけ。
活性が上がって、魚が表層に浮いてくることを・・・浅場に出てくることを願うだけ。
お願い!深場で餌を捕食しないで、浅場で捕食して~!
色々と考えた末に選んだ、本日最後のポイントは亀ヶ崎。
そして16時20分よりキャスト開始。
遠くには・・・深良からやまびこに戻るため、必死に芦ノ湖縦断をしているikki君の姿が見える。
諦めたのかな?・・・それとも、釣ったのかな?
我々はマッタリ湖面の亀ヶ崎でキャストを繰り返す。
狙うラインを変えながら、色々と探ってみる。
ググッ!
やっと来た!!!
嬉しい・・・というよりも、何だかホッとした感じである。
サイズは中型だが、貴重な1匹。
慎重にやり取りし・・・無事、ネットイン。
16時半、何とか泣きの1匹である55cmをゲット。
残り時間15分・・・再びキャストを繰り返す。
しかし、二匹目のドジョウは居なかった。
そして、16時50分・・・納竿、撤収。
ちなみにikki君が粘っていた深良は、今日はダメだったらしい。