Home » Fishing Report » 2001 / シイラ釣行 » 2001.08.31
本日もシイラマッチョの会の仕立船に参加。
本日の参加者はYuさん、KEY-BOさん、あくたさん、TAKAさん、知久さん、白川君、luckyさん、そして私の8名。
前日の天気予報では.....台風12号の影響で、今日は朝から雨...とのこと。
大概、こういう時の天気予報は当たるものである。
で、5時ちょい前に出船すると・・・予報通りの雨。
しかも・・・大雨!強風!うねり!
船が揺れる移動中、雨具を着込んでトモに避難。
大雨の為、写真は撮れなかったが・・・
その光景は「夏だ!暑いぞ!シイラだ~!」という雰囲気とは掛け離れている。
まるで異国の地からやってきた漂流船のようである。
船は1時間半以上、延々と走り続ける。
GPSを覗き込むと・・・どうやらパヤオに向かっているようだ。
まぁ、当然だろう。
このうねりの中、漂流物を探すのは不可能である。
そしてようやくパヤオに到着。
アキレス腱を伸ばす等の準備体操をした後、安定しない船の上でバランスを取りながらキャスト開始。
ひたすら踏ん張っているので、普段使わないような筋肉を使っているはず。
多分明日は筋肉痛だ。
とは言っても、昨年にフライング・パイレーツ状態のシイラ釣行を体験しているので、この程度のうねりは大して苦にはならないが...。
で、肝心のパヤオでの反応は?...というと、全く反応無し。
1匹だけ小さなペンペンが泳いでいるのが見えただけ。
流石にこの天気なので他船は1艘もいなかったが・・・喰いつく魚も居なかった。
で、5分も経たないうちにパヤオを諦め、船は移動。
雨も風も更に強くなっていく。
再びトモに避難していると・・・船は岸沿いに走り始めた。
あれ?・・・これは・・・帰港のコースだ・・・
「え~、今日はこの天候だし、危険なので、これで終りにしま~す。」
という船長の声が、いつ発せられるのか・・・と、皆不安を隠せない。
でもまぁ、それも仕方ないことだろう。
自然の力には勝てませんから。
などと話していると・・・船が止まった。
見ると、目の前には小規模な流れ藻が分散して浮いていた。
シイラ続行。
ワクワクしながらキャスト開始。
キャストするのは、今日の為に改造してきたトップ系の怪しいルアー。
果たしてその威力は・・・
取り敢えず、定番アクションからテストしてみると・・・これがなかなか良い感じ。
集魚効果&魚の反応が良く、ルアーの腹を目がけてガツン!ガツン!と喰いついてくる。
しかし、フッキングはしない。
何故?・・・
フックを付けてないのだから当然である。(笑)
しかし今日の結果で、魚がこのルアーの何処に喰いつくか、このルアーに施した何に反応したのかが分かったのでテストは成功・・・
という事にしておきましょう。
で、その間・・・周りではペンペンサイズがぽつぽつと揚がっている。
ルアーを交換していたら・・・「移動しまーす」と船長。
次のポイントは大きな流木。
でも全く魚が着いていなかった・・・移動。
再び流れ藻を発見し、キャスト開始。
トモではあくたさんとTAKAさんがサワラを狙っている。
そしてサワラがヒット。
Yuさんもジグに付け変えてサワラ狙いに変更すると・・・10mくらいの層でヒット。
しかし、上げてみると・・・Yuさんのジグに喰いついたのはシイラだった。
シイラがかなり深場に沈んでいる・・・ってこと?
結局、今日のサワラはあくたさんとTAKAさんが揚げた2本のみに終った。
ラインがサワラの歯に触れた瞬間に切れてしまい、なかなか揚がらないみたいである。
その後も移動を繰り返すが、たまにペンペンが釣れる程度。
魚はかなり沈んでいて、活性も低い・・・
流石にうねりが強すぎるのか?
そして、10時を過ぎた頃・・・
ようやく雨も止み、風も弱くなり、うねりも殆ど無くなってきた。
流れ藻も探しやすくなってきたが・・・前回のような巨大流れ藻帯は無い。
まぁ、前回は台風後だったので、特別ではあるが。
それでも数は少ないが、流木や小規模な流れ藻があるので、一通りキャストはしてみる。
今度はコイツの出番だ!(タマゴ浮きじゃないよ)
ちなみにこれは「guston WOOD CRAFT LURES ツナペン 11cm 50g」というもの。
昨年のバトルドルフィンの時に貰った賞品で、今まで押入れに眠っていたルアー。
卵のようにずんぐりとして、愛らしい容貌だが・・・その実力は如何に?
キャストしてみると・・・
やたら飛ぶ!とにかく飛ぶ!バースの打球みたいに飛んで行く!
しかし残念ながら今日は飛距離以外は、君のパワーを見せて貰うことが出来なかった。
ことごとく、シイラに無視されてしまった・・・
晴れた日に、君の実力を見せてもらおう!
ルアーをAMSのサバカラーにチェンジしてキャスト再開。
曇りや小雨の日は、ピンク系かサバカラーが良かったことが多い。
そして70cm程のペンペンを2匹連続ゲット。
再び移動。
その後、不発が続いたが・・・小規模な流れ藻で、ようやくメーター級を1匹発見。
すると・・・船長、なにやらザクザクと切っている。
あっ!マズい!・・・冷凍イワシだ!
パラパラパラ~・・・ポチャポチャポチャ・・・
冷凍イワシが宙を舞う。
船長・・・せっかくルアーで寄せたんだから、冷凍イワシ巻かないでよ~!
案の定、シイラはルアーには見向きもしなくなり・・・餌だけを喰っている。
「おい!誰か餌つけてやってみぃ~よぉ~!一発で喰うから!」
まったく・・・しかし、どこか憎めないオヤジである。
そして執拗な船長の口撃に負け、××さんがペンシルのフックに餌をつけて放り込む。
ルアーは正しく浮きのようにプカプカと浮いている。
そしてシイラが喰いつき・・・130cmをゲット。
「今晩はこの魚をフライにして喰わしてもらうよ。ガハハ・・・」by 船長
移動すると、少し大きな流れ藻発見。
そして・・・冷凍イワシが宙を舞う。
ガクッ...。
しかし!そんな中、知久さんのSRPマグナムにヒット!
タモに収まったのは・・・高級食材のマツダイ!
ちなみにこの魚、今頃はKEY-BOさんの胃袋の中?
その後、冷凍イワシに引き寄せられたシイラ以外に照準を合わせてキャストを繰り返す。
すると、Yuさんに良型シイラがヒット!
そして船長の構えるタモ網に入り・・・無事ゲット!
ところが船長、針を外したと思ったら・・・タモ網をひっくり返して、そのままシイラを海の中にポチャリ。
先程の魚で「船長家の食卓」は潤ったので、もう要らない・・・ということらしい。(爆)
また、いつもなら午後のバラムツ船の餌にするために必ずキープする船長だが・・・
多分、今日はバラムツ船の予約が入っていないのだろう。
恐るべし!船長!
再び移動。
流れ藻発見!
冷凍イワシが宙を舞う・・・
ガクッ...。
しかし・・・そんな状況の中、一人だけニヤついている男がいた。
そう、白川君だ。
「この状況を待っていたんですよ・・・ふふふ!」
「ようやくコイツの出番ですよ!・・・ふふふ!」
その手には「白川カスタム」と銘打たれた奇妙なルアー?が握られていた。
このルアーをどういう風に解説したら良いか迷うところだが・・・
「小学生が紙粘土で作ったバナナ」というのが一番近い表現のような気がする。
試しにその泳ぎを見せてもらうと・・・
ただ巻きなのに真っ直ぐ泳がない!
毎回アクションが変わる!
なんだこりゃ?
『白川く~ん、それで本当に釣ったら、AMSのサバカラープレゼントするよ!(笑)』
「本当ですね?マジで釣っちゃいますよ!(笑)」
そう言いながら、キャストの時合を待つ白川君。
え?・・・キャストの時合???
再び、冷凍イワシが宙を舞う。
白川君は・・・そのタイミングに合わせてキャスト!
そして、ラインフリーのまま・・放置。
すると!
謎の「白川カスタム」は・・・
冷凍イワシと同じスピードで沈んでいく!
完全に「冷凍イワシ」と同化しているのだ!
正しく、冷凍イワシルアー。(爆)
すると!!!
いきなり2匹のペンペンが白川カスタムに襲いかかり・・・
フロント&テールフックにそれぞれがヒット!
マジかぁ~!ダブルヒット!?
なんじゃそりゃぁ~!!!(笑)
恐るべし!白川カスタム!!!
しかし・・・プツン!
ラインブレイク。
さようなら・・・白川カスタム・・・
「HATTORIさん、このルアーはあまりにも威力が有るから、マッチョの会のシークレットにします。モザイク入れてください!」
おや?...どこかで聞いたことのあるセリフ...(笑)
という訳で、白川君の圧力に負け、今回はモザイク入りです。
そして船は港に向けて走りだした。
港近くのところに流れ藻があったので試しにキャストしてみると・・・
なんとペンペンがウヨウヨ!・・・こんな近くに魚が居た。(笑)
そして私にヒット~!
で、そのまま港に到着し・・・本日の釣行はおしまい。
おいおい!なんで下船した途端にいきなり晴れるんだ?
まぁ、良くあるパターンです。