2001.05.16 (wed) 05:00-16:50

2001年春シーズン最後の芦ノ湖トラウト釣行

 

by HATTORI

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MIURAさんと芦ノ湖に釣行。

水温的にも、多分今春最後の芦ノ湖トラウト釣行。



2時過ぎに出発し、4時頃に芦ノ湖に到着。

一番気になる雨と風は・・・



小雨!無風!.....ガーン!



この時期に無風は辛すぎる。

おまけに頼りの雨も、シトシト小雨。

湖面をざわつかせる程の雨では無く、湖面は鏡状態・・・厳しい!



5時に出船し、湖面鏡状態の防ヶ沢、九頭龍で数投した後、胴切りへ。

ここもほとんど湖面鏡状態・・・たまに僅かな南風で揺らぐ程度。



この時期、こういう状態の日はやや沖目表層の方が良かったりするので、私は鼻先を中心にキャスト。

暫くすると、沖目に風による若干のざわつきが発生。

すると、私のLKJ-85Fにヒット。

しかし、首振り2発でバラシ。



その後も風を待ち・・・

湖面が揺らぐとキャスト・・・

この繰り返し。



しばらくすると、たまに吹く僅かな風すら無くなってしまったので、移動。

といっても、どこも湖面鏡状態なので、芦ノ湖一周してみる。



しかし、どのポイントも湖面状態は同じようなもの。

取り敢えずキャストしてみたが、全く反応無し。

こういう湖面状態の時には、私のやり方では魚を出せないのである。

だからといって、沈めて釣る方法には興味がないのでやらない。



結局、胴切りが一番湖面が揺らぐ可能性があったので、再び胴切りにアンカーを降ろす。

しかし・・・風が吹かない。



雨がやや大降りになってきたので、期待してキャストするが・・・

明らかに極小ニジマスと分かるアタリが数回のみ。



「午後になれば風が吹くだろう」

ということで、午前中はほぼ諦め状態で休憩モード。

そして、11時半に早めの昼食休憩。



13時前より、午後の部スタート。

しかし・・・状況は午前中とほとんど変わらず、午後も風が吹かない。

おまけに小雨も止んでしまい、時折晴れ間が覗く始末・・・最悪だ。

台風の影響で出船出来ないかも・・・などという数日前の心配は一体何だったのか?



結局、再び芦ノ湖一周して・・・

結局選んだポイントは、またもや胴切り。

亀も百貫も箒も黒石も立岩も小杉も平岩も、とても魚を出せる状態ではなかった。



胴切りにアンカーを打ち、風待ち休憩。

少しでも風を感じると、立ち上がってキャスト開始。

そして一瞬の風が止んでしまうと、再び休憩モード。

はたから見ると、不思議な光景に違いない。



見える範囲で、他のポイントの状況も観察しながら休んでいると、沖目にざわつきが発生。

すかさずキャストをすると・・・ヒット。

確実にアワセたものの・・・

またもや首振りでフックアウト。



フックをチェックしたあと、再びキャスト再開。

するとまたまたヒット。

極小サイズだが、玉砕するのも嫌なので今度は慎重に寄せてぶっこ抜く。



24cmのニジマス

14:25、HATTORI、なんとか24cm...。

そして、フッキングの状態を見てみると、今までのバラシも納得。

このサイズでこれでは、60UPが掛かっても捕るのは厳しいだろう。



実は今日の釣行は、某社のフックのテストを兼ねていた。

普段、私は「がまかつのTREBLE13/サイズ6番」を使用しているのだが、

今回は某社のフックを装着し、強度やフッキングの状態を調べてみることにしたのである。

で、今日一日使用してみた感想は・・・

フックの形状的にトラウトには向いていない気がする。

バス等には良いのかもしれないが、少なくともニジマスには厳しいと思う。

勿論、活性が高い時には問題ないだろうが、活性の低いときには差が出るだろう。

強度の面では、色々と試した結果「がまかつ」と大差はなかった。

結局、「がまかつ」よりも優れている点が無かったので・・・

私の結論は「がまかつよりも優れている点が無いフックをわざわざ使う理由はない=使えない」である。

ちなみに批判的な内容になってしまったので「某社のフック」と表記しましたが、「カルティバ」のフックのことではありません。



で、その後も胴切りで風待ち休憩。

風が少しでも吹いたらキャスト、止んだら休憩の繰り返し。

15時過ぎに私のLKJ-85Fにヒットしたが・・・これも予想通りバラシ。



『MIURAさん、このまま胴切りと心中しますか?それとも移動します?』

「どうしますかね・・・」

『まぁ、移動しても・・・何処も同じだとは思うけど・・・』

「そうっすね。ここで風待ちしますか。」



そして、暫く風待ちをしていたが・・・

流石に同じ景色に飽きてきた。(笑)



『MIURAさん、やっぱり移動しましょう。ここ、飽きたから。』

「でも何処に行きます?」

『こういう時に他よりも湖面が揺らぐ可能性の高い早川あたりかな?』

「そうしましょう」

『あ、MIURAさん、エンジン船操船してみる?』

「いいんすか?」



ビューティーさん

MIURAさん、エンジン船初操船の図。



16時過ぎに早川に到着すると、風も若干安定して吹き始めた。

もちろん大した風では無いが・・・

そして、岸寄りから沖目まで幅広く探ってみるが・・・全く反応無し。

そして、16時50分に納竿・撤収。



これで、今春の芦ノ湖トラウト釣行は終了。




以下、MIURAさんの手記より

ミノーで釣るニジマスはベストシーズンが過ぎ、出船するボートの数も少なかった。
台風の予想もあったが、どこかに消えてしまって、一日中風が吹かない。
ちなみに適度の風は、ニジマスがエサのワカサギを浅場で食べるときに、警戒心を与えない重要な要素なのです。
ここでは悪天候が好天候なのが常識です。
昼飯は親子丼を食べて再スタート!
しかし、風も雨も止みお手上げ状態になってしまった。
自然には勝てないことを知ってるのに、わずかな確率を信じて欲を満たそうとする人間。
背中に風を感じると、急に立ち上がってキャストする滑稽な男達。
そこが笑える。
来年は、自分で作ったルアーで釣ってみたい。





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