Home » Fishing Report » 2001 / 芦ノ湖トラウト釣行 » 2001.04.30
ふと、芦ノ湖天気予報を見てみると・・・
30日(月)は一日中雨、しかも北東風が強く吹く...らしい。
しかし、前日17時発表の芦ノ湖天気予報を見るまでは、結論は出さないでおく。
突然、晴&無風に変わっていることも良くあることだからだ。
そして、29日17時発表の芦ノ湖天気予報は・・・「一日中雨、北東強風」
私の今春の芦ノ湖釣行も・・・残すところあと2回くらいか?
そして、ここまで好条件が揃う日は、もう無いかもしれない・・・
これが今春最後のチャンスかな?
そんな気がする。
これは行かないわけにはいかない。
ということで、ビューティーさんを誘って芦ノ湖へ。
4時半過ぎに湖尻の「やまびこ」に到着すると、予報通りの風雨。
頭の中で各ポイントの風の当たり具合を想像しながら・・・
どのポイントをどういう順番で叩いていくか?
どこを本命ポイントにするか?
等々、色々なことをひたすら考えながら、黙々とタックルをセットする。
すると、釣り客の中に知っている顔を発見。
先日同船したikki君だ。(4/11参照)
『あれ?・・・ikki君!今日、来てたんだ!』
「来ちゃいましたよ~!東名でずーっとHATTORIさんの車の後ろを走ってたんですよ。気付きませんでした?」
『全然、気付かなかった。』
「後ろで合図出したり、前に回ってハザード出したりしてたんですよ~」
『良く俺らの車って分かったね。』
「こんな雨の夜中に東名高速を爆走しているminiなんて、HATTORIさんくらいしか居ないでしょ!(笑)」
『ええっ?・・・俺、今日はビューティーさんの車だから、miniじゃないよ。』
「うそぉぉぉ・・・じゃぁ、全然知らない人に必死に合図出してたんだぁ・・・」
『くくく・・・その車、大迷惑だね。(笑)』
そんな会話をビューティーさんの絶叫がさえぎる。
「HATTORIさん・・・タックル忘れちゃいました・・・」
『えっ!・・・マジで???・・・え・・・リールも?』
「いえ、リールは持ってきましたけど、ルアーと上着を忘れちゃいました。」
『雨具は持ってきたよね?』
「ええ、雨具は大丈夫です・・・」
『なら大丈夫でしょ。ルアーは預ってるLKJ-85Fがあるから。』
「いやぁ~...LKJ-85F、預けておいて良かったぁ~!」
実は前回の釣行の時、ビューティーさんに譲った「LKJ-85F」をぶつけてしまったらしく、背中にひびが入ってしまったので、一旦私が修理のために預っていたのだ。
まさに、不幸中の幸いである。(笑)
そして、5時半に出船。
防ヶ沢は先行船が入ってしまったため、胴切りに直行。
付け根から鼻先まで狙える位置にアンカーを打ち、キャスト開始。
すると、ビューティーさんにいきなりヒット!
私はまだ1投しかしていないのに・・・
05:35、ビューティーさん、28cmのニジマスをゲット。
「いやぁ~、2投目ですよ!今日はいけますね!(笑)」
げげっ!いきなりビューティーさんにプレッシャーをかけられてしまった。(笑)
ビューティーさんに捲られちゃったら大変だ・・・
なんせ、ビューティーさんにプレゼントしたLKJ-85Fは、70UPを頭に60UPを数本叩き出してきた強者「LKJ-85F 007」だからだ。
波立つ湖面に最高の雰囲気を感じながら、再びキャスト開始。
すると、今度は私の「2001ver. LKJ-85F」にヒット。
05:45、HATTORI 46cmのニジマスをゲット。
取り敢えず坊主は逃れたので、あとは60UPを狙うのみ。
ところが・・・
再び私の「LKJ-85F」にヒットしたのは・・・
お馴染みの塩焼サイズ。(笑)
05:55、HATTORI 28cmのニジマスをゲット。
その後20分間、反応が無かったので移動。
次のポイントは南部である。
移動の途中、箱根園が良い感じだったので様子見でキャスト。
しかし、当たりが1回あったのみ・・・15分程で移動。
そして今日の第二本命ポイントである、箒に到着。
予想通り、良い感じで風が当たっており、雰囲気は最高である。
しかし、あまりにも風が強すぎてアンカーが効かない。
殆どシーアンカー状態。
そんな中、ビューティーさんに塩焼サイズがヒット。
しかし・・・バラシ。
すると今度は私にヒット。
なかなか元気が良い。
でも重みは無い。
07:05、HATTORI、48cmのニジマスをゲット。
今日の魚はヒレが整っていて、しかも良く肥えている。
20分程、反応が無いので・・・平岩に移動。
というよりも、強風で流されてしまった・・・という方が正しいかも。
しかし反応が無いので・・・すぐに白浜へ移動。
ところが・・・ここには大勢のウェーディングの人々。
そこでムジナに移動。
しかし、ムジナには先行船&ウェーディング数名・・・諦めて百貫へ。
百貫でキャストを開始。
しかし強風と波で、立っているのも辛い状態。
落水しないように気をつけながら、キャストしていく。
ここも、大物がいつ出てもおかしくないくらい最高の雰囲気。
はっきり言って、背筋がゾワゾワする。
そして、ここでも私のLKJ-85Fにヒット。
これまた無茶苦茶元気がある。
でも・・・あの重量感は無い。
08:25、HATTORI、47cmのニジマスをゲット。
その後、30分間反応が無いので・・・
満を持して、今日の第一本命ポイントへ移動。
ところが・・・すでに先行船。
しかもポイントの真上に・・・
午後に来よう・・・ということで、急きょ深良水門に変更。
昨夜からの北東強風・・・七里の魚が回ってきている可能性は大である。
だが、現実はそうそう簡単にはいかないものである。
全く、なんにも、ピクリとも反応無し。
雰囲気も良くない。
南部は強風だが、北部は大した風が吹いていない。
波も小さい。
「南部の方が北部よりも魚っけがありましたね・・・」
ということで、再び水しぶきを頭からかぶりながら、平岩に移動。
ほとんど嵐のような状態の中、なんとか平岩に到着し、キャスト開始。
すると、沈み岩の脇で私にアタリ・・・でも乗らない。
ビューティーさんにもヒット・・・しかし、バラシ。
そのまま強風で流されながら白浜まで叩いていったが、私にアタリが1回のみ。
あまりに湖が荒れてきたので、避難がてら百貫に移動してキャスト開始。
キャストしながら、ふとビューティーさんをみると・・・
バックラッシュしている。
すると、突然・・・バシャ!!!
あれ?・・・あれれ?・・・まさか・・・
そう、ビューティーさんがバックラッシュを直している間、湖面にプカプカ放置されていたLKJ-85Fにニジマスがヒットしたのだ!
こ、これは、まさしく!・・・「KANZAKIメソッド」
まぁ俗に「放っとけメソッド」とも言う?...笑 (2000.02.26 参照)
バックラッシュしない私には真似することのできない、高度なテクニックである。
もちろん、真似したくはないのだが・・・
11:30、ビューティーさん、40cmのニジマスをゲット!
このニジマスは・・・相当腹が減っていたのだろう。
そして、水面でほとんど動かずに同じ場所でピクピクと妖しく蠢く「LKJ-85F」が、死にかけたワカサギに見えてしまった・・・のかな?(笑)
そして12時になったところで一旦船宿に戻り、昼食休憩。
すでに昼食休憩していたikki君に状況を聞くと・・・「1バラシのみ」とのこと。
「午後も九頭龍方面に行く」というikki君。
しかしローボートでこの強風は危険すぎる・・・やめた方が無難だ。
そして、ikki君は比較的湖面の安定しているキャンプ場へと旅立って行った。
私達は13時半に再び出船。
取り敢えず椿の鼻の様子を見に行ってみる。
しかし、反応無し、雰囲気も無い。
すぐに諦め、九頭龍へ移動。
ここには必ず魚は居るのだろうが、何となく南部に比べるとゾワゾワする感じがしない。
そこで、箒に移動。
しかし、風は更に強くなっており、立っているのも厳しい。
当然、アンカーは役に立たず・・・ひたすら流されていく。
そして、流されながらも岸際を狙ってキャストしていくと、私にヒット。
14:20、HATTORI、35cmのニジマスをゲット。
その後も流されながらキャストしていると、再び私にヒット。
しかし、船の揺れでアワセが効かず・・・すぐにバラシ。
流されきったところで、百貫に移動。
ここも雰囲気最高!全身ゾワゾワモード!
しかし、ここも強風でアンカーが効かず、あっと言う間に流されてしまった。
もちろん、ここでは流されながらキャストすることが出来ない。
何故なら・・・その先は禁漁区だ・か・ら。(笑)
禁漁区のブイに近づきそうになったので、今度は三本杉に移動。
そして、強風に流されながら立岩まで叩いていくが、反応無し。
今度こそ!・・・と意気込んで、今日の第一本命ポイントに移動してみたが・・・
ダメだ、まだ立ち込みが居る。
残念だけど今日は諦めましょう。
と言う訳で、九頭龍&胴切りでキャスト開始。
いつ出てもおかしくない状況に、気合いのキャストを繰り返すが・・・反応無し。
残り時間30分・・・このまま粘るか?
それとも・・・
結局、最後の30分を亀ヶ崎で勝負することに。
ところが・・・
そこにはすでにウェーディングの人が・・・残念。
そこで亀裏に移動し、キャスト開始。
「HATTORIさん!今、デカい魚が3匹、泳いでました!」
『えっ・・・3匹?・・・ニジマスだった?どのくらいのサイズ?』
「結構デカかったです。ルアー投げたら逃げちゃいました。」
しばらく水中の様子を伺っていると・・・
悠然と泳ぐ大きな魚を発見。
『ビューティーさん・・・あれは・・・鯉だよ。』
「あ・・・鯉ですか・・・」
その後、反応無く・・・
16時50分に納竿・撤収。
今日は雨と強風のおかげで、1日中楽しく集中してキャストすることが出来た。
いかにも大物が出そうな最高の状況・・・
ひたすら期待に全身ゾワゾワさせながらのキャスト・・・
快晴・無風の日には無い、この緊張感の連続・・・
結果は大して良くなかったが、心底楽しめた釣行であった。
そして、大渋滞覚悟の帰り道・・・
渋滞予想に反して、ほとんどノンストップで帰ってこられた。
ラッキー!
芦ノ湖釣行も残すところ、あと2回。
今年の釣果は十分過ぎるほど良かったが、人間の欲に終りはない。(私だけ?)
あと2回・・・頼むから、雨降って~!風吹いて~!(笑)